エンタメ
2026-03-09 19:15
ジェットコースターのように予測不能な展開が繰り広げられ、毎話放送後にSNS上で話題を呼んでいる松下奈緒主演のカンテレ・フジテレビ系ドラマ『夫に間違いありません』(毎週月曜 よる10:00~)。物語も終盤に差し掛かり、さらに目が離せない展開を迎えている同ドラマにおいて、主人公の息子・朝比栄大の同級生でライバルである藤木快斗を演じているのが、15歳の新人俳優・二井景彪だ。同じ難関校の推薦を狙う成績優秀な栄大に対し、陰湿な嫌がらせをして追い込もうと画策するという難しい役柄を演じている二井に、演じる上で意識したことや撮影現場でのエピソード、さらには俳優業の魅力や尊敬する俳優についてたっぷりと語ってもらった。
【写真】15歳の等身大の笑顔を見せる二井景彪
【二井景彪(にい・かげとら)インタビュー】
――ドラマも終盤に差し掛かり佳境を迎えておりますが、これまでの放送を見て、どんな感想を抱いていますか?
【二井景彪】「ドロドロとした展開が続いていて、台本を読んでいてもドラマを見ていても本当に面白い作品だなという印象です。ただ、やっぱり自分が出演しているシーンに関しては、“もっとこうすれば良かったな”とか、“次はこうしたいな”という反省点が多くて、“できることならば撮り直したい”という気分になってしまって、素直にドラマを楽しめない感覚はあります。でも、先輩方のお芝居を観ていて本当に勉強になりますし、“こういう感じで演じたらいいんだ”と、学ぶ部分もたくさんありますし、このドロドロとした展開から、最後はどんな物語が待っているのか、視聴者の皆さんには楽しんでもらえたらいいなと思っています」
――ジェットコースターのように、ハラハラドキドキする展開が繰り広げられる作品ですが、最初に台本を読んだとき、どのような印象を受けましたか?
【二井景彪】「亡くなったと思っていた夫が一年後に現れて、“実は生きていた”ということを隠し通さなければいけないと決意するのが第1話だったのですが、台本を最初に読んだときに“そんなの絶対、隠し通せるわけないじゃん“と思って(笑)。物語が進むにつれて、記者に怪しまれたり、ハラハラドキドキする展開が続いて、台本を読んでいるだけでも物語に入り込みました。僕が演じる藤木快斗に対しても“なんかすごく嫌なやつだな”って思いながら台本を読んでいたのですが、読み進めていくにつれて、きっと彼なりにいろんなものを抱えていて、やりたくてやっているわけじゃないんだろうなっていうのも理解できましたし、全体を通してすごく感情移入させられるドラマだなと感じました」
――実際の放送を見て改めて気づいたこの作品の魅力などはありましたか?
【二井景彪】「主演の松下奈緒さんをはじめとする、朝比家の家族の空気感が、すごく温かいので、より事件を隠さなければと焦る聖子のドキドキが感じ取れました。家族間での会話であったり、夫のことを隠し通そうとする気持ちだったり、息子や娘たちを愛しているという気持ちが痛いほど伝わってきて…僕もいつかこんな俳優になりたいとすごく思いました。映像で見ると台本だけでは伝わらない迫力やドキドキする展開がたくさんあって、作品に対する印象はある意味すごく変わりました」
■「監督からは『栄大に対して圧をかけていってほしい』と言われていた」
――ご自身が演じている藤木快斗に対しては、どんなキャラクターだと感じましたか?
【二井景彪】「最初に台本を読んだときは、すごく嫌なやつだなって思ったのですが、本当はそんなに悪いやつではなくて、成績優秀な(朝比)栄大という存在が羨ましくもあり、でも“コイツさえいなければ…”っていう嫉妬心で栄大に対して陰湿な嫌がらせをしてしまうという、藤木の行動に対しては理解できる部分もありました。家族や周りからのプレッシャーを背負っていたり、いろんな感情がある中での行動だったんだなと理解してからは、ちょっと可哀そうなやつだなっていう印象になりました」
――藤木の言動に対して理解できる部分もあったと。
【二井景彪】「そうですね。栄大がいなければ難関校の推薦を自分がもらえるかもしれないっていう嫉妬心というかライバル心みたいなものは、僕自身も幼い頃からテニスを本気でやってきたので、すごくわかるなと。たとえば大きな大会があったとして、予選であと一勝すればその大会への出場が決まるっていうときに、負けてしまった場合、僕も悔しいという想いや相手への嫉妬心とうか、藤木と似たような感情になるだろうなと思って、その記憶を呼び起こして役作りをしていきました」
――演じる上で特にこだわった部分とはどんなところですか?
【二井景彪】「栄大からしたら、藤木は自分の弱みも握っているし、嫌がらせをしてくる相手でもあるので、監督さんからは『栄大に対して圧をかけていってほしい』と言われていて。栄大が学校を辞めたくなるような陰湿な嫌がらせをして、“藤木は嫌なやつだ”と思わせなきゃいけない部分もあったので、“圧をかける”というのは意識して演じていましたが、そこがすごく難しかったです」
――二井さんは、栄大役の山崎真斗(※崎=たつさき)さんとのシーンが多かったと思いますが、現場はどのような感じだったのでしょうか?
【二井景彪】「休憩時間や撮影合間は、山崎くんとは話す機会があまりなくて…。というのも、僕は俳優としての活動歴は浅いですが、山崎くんは芸歴も長いし、お芝居の邪魔しないようにしないとなと思いましたし、栄大と藤木はけっこうバチバチな関係性でもあるので、あまり仲良くなりすぎてしまうとお芝居に影響が出てしまうかなと思って、現場ではあまり話さないようにしていました。ただ、立ち位置とかどう動くかというような、二人のシーンの芝居について話したり、二人のシーンの掛け合いの読み合わせをしたりというのはたまにしていました」
――山崎さんの印象は?
【二井景彪】「実際の年齢では僕が一つ年上なのですが、山崎くんは笑顔で話してくれるし、優しいですし、現場でちょこんって座っている感じがあってすごく可愛らしいなって思います。そんな一面もありつつ、お芝居では役に対しての向き合い方がすごいなって感じました。藤木が栄大に対して嫌がらせをしたときに、本当に嫌そうな表情をしたり、松下さん演じる母親に対しても“お母さんは隠し事なんてしていないと思う”って本気で信じつつ、でも一方でお母さんのことをすごく心配している表情を見せたりっていう、表現力が本当にすごくて。どんなふうに役作りしているのか聞いたことがあったのですが、『松下さんのことを普通にお母さんだと思って接している』って言っていて。演じているというよりも、役としてちゃんと生きているという感じがすごく伝わってきたので、僕もそんな風なお芝居ができるようになりたいなと、刺激を受けました」
■「この仕事を始めるまでの将来の夢は、プロのテニスプレイヤーでした」
――二井さんご自身は現在中学3年生ですが、普段はどんな学生ですか?
【二井景彪】「普段の僕は藤木とは真逆のタイプだと思います。自分で言うのもあれですけど、友達は多いですし、明るくてうるさいくらいの学生だと思います(笑)。性格的には藤木とは真逆なのですが、芝居としてはわりとやりやすかったというか、逆に『明るく演じて』と言われるほうが、僕はむずかしかったりもするので、今回の藤木の役はやっていて楽しかったです」
――学生生活で熱中していることはどんなことですか?
【二井景彪】「芸能の仕事を始めてからはこの仕事が一番になりましたが、それまではテニスをずっと真剣に取り組んでいて、将来の夢はプロのテニスプレイヤーでした。取り柄がテニスしかないんじゃないかっていうくらい、テニスばっかりやっていましたし、高校に進学してもテニスは続けたいと思っています」
――プロのテニスプレイヤーを目指していた中で、俳優というまったく別の道に進み始めたわけですが、芸能界デビューのきっかけについても教えてください。
【二井景彪】「僕自身、昔からドラマや映画はすごく好きで観ていたのですが、俳優という仕事にはぜんぜん興味はなくて。でも、母と姉がミーハーで、『芸能界、挑戦してみない?』とたまに言われたりすることはあったんです。そんな中で、『アミューズのボーイズオーディション(2023年開催の「NO MORE FILTER」)を受けてほしい』って説得されて、受けることになりました。僕としてはこのオーディション受けてダメだったら、二人が諦めてくれるだろうって思って受けたのですが、ご縁があって、アミューズに所属させていただくことになって、今に至ります」
――最初は乗り気ではなかった芸能の世界。そんな中で、“この世界で頑張ってみよう!”と思い始めたのは、どのタイミングだったんですか?
【二井景彪】「オーディションの合宿審査に参加したことがきっかけです。その合宿でダンスと歌とお芝居のレッスンがあったんですけど、すべてが初挑戦で、すごく新鮮でしたし、なかでも一番楽しかったがお芝居のレッスンでした。初めてお芝居をしたときに、もしこの世界に入れるなら、お芝居やってみたいなって思ったのが最初だと思います」
――審査の過程で一番印象に残っているのも合宿審査?
【二井景彪】「そうですね、合宿での経験が一番印象に残っています。最初は僕だけ浮いていたんです。親に言われてオーディションに応募して、 “これで諦めてもらえるかな”っていうような半端な気持ちで参加したような自分がここに居ていいんだろうかって思ったりもしましたし、ダンスも初めてで緊張して全然踊れなかったし、歌もぜんぜん歌えなくて…。でも、お芝居だけは楽しくて、いつもの自分に戻れた感覚がありました」
――審査の結果、惜しくも最終審査前に落選。しかし、審査過程で事務所スタッフの目に留まり、ご縁があって所属が決まったそうですが、所属のお話があった際はどのような想いでしたか?
【二井景彪】「最終審査前に落ちたときは特に悔しさもなく、“そうだろうな…”っていう感じでした。でも、そのあとに『東京に来てください』と言われて、“落ちたのになんでだろう”“何かやっちゃったのかな、説教されるのかな?”って思って、緊張しながら行ったのを覚えています(笑)。実際はぜんぜんそんなことはなくて、台本を渡されてお芝居をしたり、スタッフさんと1時間くらいいろいろな話をしたのですが、特に合否については何も言われずに帰ったので、“何だったんだろうな”と。“ここから受かる可能性なんてあるのか?”と思っていたのですが、ある日、学校から友達と一緒に帰っていたら、家の前で母が待ち構えていて『受かったよ!』って大興奮していて(笑)。最初は、何を言っているんだろうって、意味が解らなくて驚きのほうが大きかったです」
――実感が湧いたのはいつ頃でしたか?
【二井景彪】「正式に所属することが決まって、初めてレッスンを受けたときに、本当に受かったんだなって実感が湧きました。最初は人前でお芝居することに対して、照れが出てしまったこともありましたが、今は緊張も徐々になくなってきましたし、お芝居を始めて良かったなって思うことも増えて、あのときにオーディションに挑戦したからこそ、自分の人生が変わったなって嬉しく思っています」
■「尊敬している俳優は事務所の先輩でもある細田佳央太さん」
――3月には中学を卒業し、4月からは高校生活がスタートする二井さん。この春に“卒業したいこと”と、新しく“デビューしたいこと”をそれぞれ教えてください。
【二井景彪】「卒業したいことは、つい夜更かしをしてしまうことです。寝るのが大好きなのですが、スマホでついついYouTubeとかを見ちゃったりして、翌朝学校があるときは起きるのがすごくつらくて…。もっとたくさん寝たいので、夜更かししてしまう癖を卒業したいです。デビューしたいことは、バンジージャンプに挑戦してみたいです。バラエティ番組とかでバンジージャンプやスカイダイビングをやっているのを見て、楽しそうだなと。高いところは怖いですけど、いつか一度は挑戦してみたいです」
――目標としている方や尊敬している俳優はいますか?
【二井景彪】「尊敬している俳優は事務所の先輩でもある細田佳央太さんです。俳優としてもそうですが、人としてもすごく憧れる存在で。僕は“当たり前のことを当たり前にやる”というのが目標なのですが、細田さんはそれを体現されている方なんです。何度かお会いしたことがあるのですが、僕の悩みを聞いてくださったり、アドバイスをしてくださったり、気さくに話しかけてくださったり、細田さんとお会いしてお話させていただいた中でその目標が決まったり、考え方が変わりましたし、僕にいろんな影響を与えてくださった人でもあります。お芝居に関しても、特に『ドラゴン桜』が好きなのですが、細田さんが知的障害の生徒の役を演じるにあたって、映像や文献などいろんな資料を読み漁ったり、専門家の方に実際にお会いして話を聞かれたりしたというのを聞いて、役に対しての向き合い方もすごいなと思いましたし、ドラマを見ていても本当にリアルにそこに存在している人として演じられていて、すごく引き込まれる演技で、自分もそういうお芝居ができるようになりたいなと思いました」
――今後、どんな作品に出演したいという目標も教えてください。
【二井景彪】「『ドラゴン桜』や『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』のような学園モノに出演してみたいです。同世代の皆さんと一緒にお芝居するのは楽しそうだなと思いますし、刺激を受けたり、自分の成長にもつながると思うので、一度はやってみたいなと思っています」
【プロフィール】
二井景彪(にい・かげとら)●2010年10月29日生まれ、15歳。山口県出身。
特技:テニス(2024年度山口県中学校選手権大会ダブルス 優勝)
2024年 アミューズ所属。
▼主な出演作
・カンテレ・フジテレビ系『夫に間違いありません』藤木快斗役
・ABC・テレビ朝日 ドラマL『君としたキスはいつまでも』第9話・神谷陽司(青年期)役
・テレビ東京 ドラマプレミア23『シナントロープ』第5話・木場幹太(青年期)役
オリジナル映画 キャストオーディション『THE OPEN CALL-MAIN PARTNER 山田孝之-』
グランプリはNetflix『イクサガミ』を手掛けた藤井道人がプロデュースする新作映画に出演【bijoux新人発掘オーディション2026】
第39回 ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト
“みんなで選ぶ、日本一イケメンな男子中学生を決める”コンテスト『男子中学生ミスターコン2026』
山崎育三郎プロデュース 日本初のミュージカル×ボーイズグループオーディション「OK ! Diamonds」
【写真】15歳の等身大の笑顔を見せる二井景彪
【二井景彪(にい・かげとら)インタビュー】
――ドラマも終盤に差し掛かり佳境を迎えておりますが、これまでの放送を見て、どんな感想を抱いていますか?
【二井景彪】「ドロドロとした展開が続いていて、台本を読んでいてもドラマを見ていても本当に面白い作品だなという印象です。ただ、やっぱり自分が出演しているシーンに関しては、“もっとこうすれば良かったな”とか、“次はこうしたいな”という反省点が多くて、“できることならば撮り直したい”という気分になってしまって、素直にドラマを楽しめない感覚はあります。でも、先輩方のお芝居を観ていて本当に勉強になりますし、“こういう感じで演じたらいいんだ”と、学ぶ部分もたくさんありますし、このドロドロとした展開から、最後はどんな物語が待っているのか、視聴者の皆さんには楽しんでもらえたらいいなと思っています」
――ジェットコースターのように、ハラハラドキドキする展開が繰り広げられる作品ですが、最初に台本を読んだとき、どのような印象を受けましたか?
【二井景彪】「亡くなったと思っていた夫が一年後に現れて、“実は生きていた”ということを隠し通さなければいけないと決意するのが第1話だったのですが、台本を最初に読んだときに“そんなの絶対、隠し通せるわけないじゃん“と思って(笑)。物語が進むにつれて、記者に怪しまれたり、ハラハラドキドキする展開が続いて、台本を読んでいるだけでも物語に入り込みました。僕が演じる藤木快斗に対しても“なんかすごく嫌なやつだな”って思いながら台本を読んでいたのですが、読み進めていくにつれて、きっと彼なりにいろんなものを抱えていて、やりたくてやっているわけじゃないんだろうなっていうのも理解できましたし、全体を通してすごく感情移入させられるドラマだなと感じました」
――実際の放送を見て改めて気づいたこの作品の魅力などはありましたか?
【二井景彪】「主演の松下奈緒さんをはじめとする、朝比家の家族の空気感が、すごく温かいので、より事件を隠さなければと焦る聖子のドキドキが感じ取れました。家族間での会話であったり、夫のことを隠し通そうとする気持ちだったり、息子や娘たちを愛しているという気持ちが痛いほど伝わってきて…僕もいつかこんな俳優になりたいとすごく思いました。映像で見ると台本だけでは伝わらない迫力やドキドキする展開がたくさんあって、作品に対する印象はある意味すごく変わりました」
■「監督からは『栄大に対して圧をかけていってほしい』と言われていた」
――ご自身が演じている藤木快斗に対しては、どんなキャラクターだと感じましたか?
【二井景彪】「最初に台本を読んだときは、すごく嫌なやつだなって思ったのですが、本当はそんなに悪いやつではなくて、成績優秀な(朝比)栄大という存在が羨ましくもあり、でも“コイツさえいなければ…”っていう嫉妬心で栄大に対して陰湿な嫌がらせをしてしまうという、藤木の行動に対しては理解できる部分もありました。家族や周りからのプレッシャーを背負っていたり、いろんな感情がある中での行動だったんだなと理解してからは、ちょっと可哀そうなやつだなっていう印象になりました」
――藤木の言動に対して理解できる部分もあったと。
【二井景彪】「そうですね。栄大がいなければ難関校の推薦を自分がもらえるかもしれないっていう嫉妬心というかライバル心みたいなものは、僕自身も幼い頃からテニスを本気でやってきたので、すごくわかるなと。たとえば大きな大会があったとして、予選であと一勝すればその大会への出場が決まるっていうときに、負けてしまった場合、僕も悔しいという想いや相手への嫉妬心とうか、藤木と似たような感情になるだろうなと思って、その記憶を呼び起こして役作りをしていきました」
――演じる上で特にこだわった部分とはどんなところですか?
【二井景彪】「栄大からしたら、藤木は自分の弱みも握っているし、嫌がらせをしてくる相手でもあるので、監督さんからは『栄大に対して圧をかけていってほしい』と言われていて。栄大が学校を辞めたくなるような陰湿な嫌がらせをして、“藤木は嫌なやつだ”と思わせなきゃいけない部分もあったので、“圧をかける”というのは意識して演じていましたが、そこがすごく難しかったです」
――二井さんは、栄大役の山崎真斗(※崎=たつさき)さんとのシーンが多かったと思いますが、現場はどのような感じだったのでしょうか?
【二井景彪】「休憩時間や撮影合間は、山崎くんとは話す機会があまりなくて…。というのも、僕は俳優としての活動歴は浅いですが、山崎くんは芸歴も長いし、お芝居の邪魔しないようにしないとなと思いましたし、栄大と藤木はけっこうバチバチな関係性でもあるので、あまり仲良くなりすぎてしまうとお芝居に影響が出てしまうかなと思って、現場ではあまり話さないようにしていました。ただ、立ち位置とかどう動くかというような、二人のシーンの芝居について話したり、二人のシーンの掛け合いの読み合わせをしたりというのはたまにしていました」
――山崎さんの印象は?
【二井景彪】「実際の年齢では僕が一つ年上なのですが、山崎くんは笑顔で話してくれるし、優しいですし、現場でちょこんって座っている感じがあってすごく可愛らしいなって思います。そんな一面もありつつ、お芝居では役に対しての向き合い方がすごいなって感じました。藤木が栄大に対して嫌がらせをしたときに、本当に嫌そうな表情をしたり、松下さん演じる母親に対しても“お母さんは隠し事なんてしていないと思う”って本気で信じつつ、でも一方でお母さんのことをすごく心配している表情を見せたりっていう、表現力が本当にすごくて。どんなふうに役作りしているのか聞いたことがあったのですが、『松下さんのことを普通にお母さんだと思って接している』って言っていて。演じているというよりも、役としてちゃんと生きているという感じがすごく伝わってきたので、僕もそんな風なお芝居ができるようになりたいなと、刺激を受けました」
■「この仕事を始めるまでの将来の夢は、プロのテニスプレイヤーでした」
――二井さんご自身は現在中学3年生ですが、普段はどんな学生ですか?
【二井景彪】「普段の僕は藤木とは真逆のタイプだと思います。自分で言うのもあれですけど、友達は多いですし、明るくてうるさいくらいの学生だと思います(笑)。性格的には藤木とは真逆なのですが、芝居としてはわりとやりやすかったというか、逆に『明るく演じて』と言われるほうが、僕はむずかしかったりもするので、今回の藤木の役はやっていて楽しかったです」
――学生生活で熱中していることはどんなことですか?
【二井景彪】「芸能の仕事を始めてからはこの仕事が一番になりましたが、それまではテニスをずっと真剣に取り組んでいて、将来の夢はプロのテニスプレイヤーでした。取り柄がテニスしかないんじゃないかっていうくらい、テニスばっかりやっていましたし、高校に進学してもテニスは続けたいと思っています」
――プロのテニスプレイヤーを目指していた中で、俳優というまったく別の道に進み始めたわけですが、芸能界デビューのきっかけについても教えてください。
【二井景彪】「僕自身、昔からドラマや映画はすごく好きで観ていたのですが、俳優という仕事にはぜんぜん興味はなくて。でも、母と姉がミーハーで、『芸能界、挑戦してみない?』とたまに言われたりすることはあったんです。そんな中で、『アミューズのボーイズオーディション(2023年開催の「NO MORE FILTER」)を受けてほしい』って説得されて、受けることになりました。僕としてはこのオーディション受けてダメだったら、二人が諦めてくれるだろうって思って受けたのですが、ご縁があって、アミューズに所属させていただくことになって、今に至ります」
――最初は乗り気ではなかった芸能の世界。そんな中で、“この世界で頑張ってみよう!”と思い始めたのは、どのタイミングだったんですか?
【二井景彪】「オーディションの合宿審査に参加したことがきっかけです。その合宿でダンスと歌とお芝居のレッスンがあったんですけど、すべてが初挑戦で、すごく新鮮でしたし、なかでも一番楽しかったがお芝居のレッスンでした。初めてお芝居をしたときに、もしこの世界に入れるなら、お芝居やってみたいなって思ったのが最初だと思います」
――審査の過程で一番印象に残っているのも合宿審査?
【二井景彪】「そうですね、合宿での経験が一番印象に残っています。最初は僕だけ浮いていたんです。親に言われてオーディションに応募して、 “これで諦めてもらえるかな”っていうような半端な気持ちで参加したような自分がここに居ていいんだろうかって思ったりもしましたし、ダンスも初めてで緊張して全然踊れなかったし、歌もぜんぜん歌えなくて…。でも、お芝居だけは楽しくて、いつもの自分に戻れた感覚がありました」
――審査の結果、惜しくも最終審査前に落選。しかし、審査過程で事務所スタッフの目に留まり、ご縁があって所属が決まったそうですが、所属のお話があった際はどのような想いでしたか?
【二井景彪】「最終審査前に落ちたときは特に悔しさもなく、“そうだろうな…”っていう感じでした。でも、そのあとに『東京に来てください』と言われて、“落ちたのになんでだろう”“何かやっちゃったのかな、説教されるのかな?”って思って、緊張しながら行ったのを覚えています(笑)。実際はぜんぜんそんなことはなくて、台本を渡されてお芝居をしたり、スタッフさんと1時間くらいいろいろな話をしたのですが、特に合否については何も言われずに帰ったので、“何だったんだろうな”と。“ここから受かる可能性なんてあるのか?”と思っていたのですが、ある日、学校から友達と一緒に帰っていたら、家の前で母が待ち構えていて『受かったよ!』って大興奮していて(笑)。最初は、何を言っているんだろうって、意味が解らなくて驚きのほうが大きかったです」
――実感が湧いたのはいつ頃でしたか?
【二井景彪】「正式に所属することが決まって、初めてレッスンを受けたときに、本当に受かったんだなって実感が湧きました。最初は人前でお芝居することに対して、照れが出てしまったこともありましたが、今は緊張も徐々になくなってきましたし、お芝居を始めて良かったなって思うことも増えて、あのときにオーディションに挑戦したからこそ、自分の人生が変わったなって嬉しく思っています」
■「尊敬している俳優は事務所の先輩でもある細田佳央太さん」
――3月には中学を卒業し、4月からは高校生活がスタートする二井さん。この春に“卒業したいこと”と、新しく“デビューしたいこと”をそれぞれ教えてください。
【二井景彪】「卒業したいことは、つい夜更かしをしてしまうことです。寝るのが大好きなのですが、スマホでついついYouTubeとかを見ちゃったりして、翌朝学校があるときは起きるのがすごくつらくて…。もっとたくさん寝たいので、夜更かししてしまう癖を卒業したいです。デビューしたいことは、バンジージャンプに挑戦してみたいです。バラエティ番組とかでバンジージャンプやスカイダイビングをやっているのを見て、楽しそうだなと。高いところは怖いですけど、いつか一度は挑戦してみたいです」
――目標としている方や尊敬している俳優はいますか?
【二井景彪】「尊敬している俳優は事務所の先輩でもある細田佳央太さんです。俳優としてもそうですが、人としてもすごく憧れる存在で。僕は“当たり前のことを当たり前にやる”というのが目標なのですが、細田さんはそれを体現されている方なんです。何度かお会いしたことがあるのですが、僕の悩みを聞いてくださったり、アドバイスをしてくださったり、気さくに話しかけてくださったり、細田さんとお会いしてお話させていただいた中でその目標が決まったり、考え方が変わりましたし、僕にいろんな影響を与えてくださった人でもあります。お芝居に関しても、特に『ドラゴン桜』が好きなのですが、細田さんが知的障害の生徒の役を演じるにあたって、映像や文献などいろんな資料を読み漁ったり、専門家の方に実際にお会いして話を聞かれたりしたというのを聞いて、役に対しての向き合い方もすごいなと思いましたし、ドラマを見ていても本当にリアルにそこに存在している人として演じられていて、すごく引き込まれる演技で、自分もそういうお芝居ができるようになりたいなと思いました」
――今後、どんな作品に出演したいという目標も教えてください。
【二井景彪】「『ドラゴン桜』や『3年A組 ―今から皆さんは、人質です―』のような学園モノに出演してみたいです。同世代の皆さんと一緒にお芝居するのは楽しそうだなと思いますし、刺激を受けたり、自分の成長にもつながると思うので、一度はやってみたいなと思っています」
【プロフィール】
二井景彪(にい・かげとら)●2010年10月29日生まれ、15歳。山口県出身。
特技:テニス(2024年度山口県中学校選手権大会ダブルス 優勝)
2024年 アミューズ所属。
▼主な出演作
・カンテレ・フジテレビ系『夫に間違いありません』藤木快斗役
・ABC・テレビ朝日 ドラマL『君としたキスはいつまでも』第9話・神谷陽司(青年期)役
・テレビ東京 ドラマプレミア23『シナントロープ』第5話・木場幹太(青年期)役
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