エンタメ
2026-03-17 11:00
俳優の志田未来が主演する、TBS系火曜ドラマ『未来のムスコ』(毎週火曜 後10:00)。本作で描かれる“劇中劇”のリアリティを支えているのが、劇団監修として参加している「劇団 南極」。普段から舞台作品を手がける彼らが、稽古の進め方や脚本づくりのプロセスまで丁寧に共有し、演劇シーンに本物の空気を吹き込んでいる。
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今回は、劇中劇の脚本などを担当したこんにち博士さんにインタビューを実施。ドラマならではのスピード感に驚いた撮影現場の裏側や、「演劇をカッコよく」見せるために重ねた試行錯誤、そして作品に込めた思いを語ってもらった。
■「解像度がすごい」リアルすぎる稽古場に驚き
――実際に放送をご覧になって、どのような感想を持っていますか?
未来の家や稽古場の雰囲気がとてもリアルだと感じました。未来が関わってきたであろう演劇のフライヤーやチラシが壁に貼られている様子や、住んでいる家の空気感が、どこか自分の家にも似ていて印象的でした。
私自身も未来と同世代なのですが、その解像度の高さに驚かされました。稽古場特有の緊張と緩和が同居する空気。あの生々しさが丁寧に描かれていて、とても魅力的だと思いました。
――具体的に本作の監修として、どのようなことをしているのでしょうか?
監督さんと助監督さんが、私たち劇団 南極の稽古場に足を運んでくださって、まずは稽古から本番までの制作のプロセスを実際に見ていただきました。さらに、作業場でもある事務所にも来ていただき、普段どんなふうに劇作をしているのかも知っていただくところから始まりました。
その後、ドラマ内では主に、第1話冒頭に登場した「泥沼惑星」と、第5話の「オーマイゴーマイウェイ」という2作品の脚本を執筆しました。あわせて、演者の皆さんと稽古を行い、衣装や美術のプランについても各スタッフさんとやりとりを重ねながら形にしていきました。
■放送されない部分まで書き切った、こだわりの劇中劇の脚本
――劇中劇の脚本執筆で意識されたことを教えてください。
実際に放送される場面は短い時間ですが、最初に監督さんから「演劇をカッコよく見せたいです」と伺っていました。そのため、放送部分だけを切り取って書くのではなく、普段演劇を作る時と同じようなプロセスで物語全体を構築しました。
放送されない部分も含めて脚本を書き、その中から使用する場面を選んでいただく形です。まずは一つの作品として成立させることを大切にしました。
――第5話の「オーマイゴーマイウェイ」では、撮影前にセリフ変更があったそうですね。
第5話では、未来の母親・直美(神野三鈴)が観劇に訪れるという設定があり、親子関係や世代間の分かり合えなさと、それでも分かり合おうとすることをテーマにしたいと伺っていました。それを踏まえて自由に執筆しましたが、監督さんが全体の完成図を見据えた上で、劇中劇の間に入ってくる直美の回想シーンがより効果的になるよう、いくつかセリフを調整する形になりました。物語全体との整合性を優先した変更だったと感じています。
――普段の演劇ではあまりない変更かと思いますが、いかがでしたか?
とても楽しかったです。事前に、助監督チームの方々から「ドラマの内容に合わせて脚本を変えることもあります」と伺っていました。ただ、執筆の段階ではあえてそこを強く意識し過ぎないようにしていました。できるだけ普段の創作に近い感覚で書く。劇中劇ではありますが、まずは一つの作品として集中して作ることを大切にしていました。
■圧巻のチームワークが生んだ、美術の現場力
――衣装や美術のプランについてもお話されたということですが、具体的にどんな話をされましたか?
衣装に関しては、「このようなイメージです」と共有し、具体的なスタイリングは衣装担当の方にお任せしました。
美術については、美術デザイナーの渡邉(由利)さんをはじめとするチームの皆さんと密に打ち合わせを重ねました。最初に「こういうイメージです」と全体をお伝えし、そこからプランを上げていただき、細部を詰めていきました。第5話では時間の経過を示す文字が表示されますが、そのフォント選びに至るまで意見を交わしました。普段の劇作に近いプロセスで進められ、とても楽しかったです。
終了後に美術チームの方から「楽しかったです」と声をかけていただいたことも印象に残っています。普段は現実を再現する美術が多い中で、演劇的な表現に挑戦できたことが楽しかったようで、私自身もうれしく感じました。
――完成したセットをご覧になった時はいかがでしたか?
圧倒されました。普段の演劇でも信頼している美術スタッフと一緒に作っていますが、まず、そのスピード感に驚きました。
設営もそうですが、特にチームでの動きが本当に速くて。演劇では設営や撤収にどうしても時間がかかるのですが、ドラマの現場では連携がとてもスムーズで、あっという間に次の工程へ進んでいく。その段取り力とチームワークの高さに、純粋に感動しました。
■演劇の高揚感が、ドラマ撮影現場に広がった瞬間
――劇団「アルバトロス」に所属する役柄を演じる志田さん、塩野瑛久さん、兵頭功海さんの印象を教えてください。
志田さんとは主に本番前の撮影現場でご一緒しました。第5話ではやりとりも多く、「ここはこう見せたい」という僕や監督さんからのオーダーに対して、豊富な引き出しから多彩な表現で応えてくださる姿が印象的でした。その経験値の高さに圧倒されました。
塩野さんは、第一印象として「顔の小ささ」に驚きましたが(笑)、劇中劇の稽古で「こうしたほうがいいのでは?」と積極的に意見をくださる場面があり、とてもうれしく感じました。涼やかな雰囲気の内側に熱を秘めている方で、そのギャップが魅力的でした。
兵頭さんは、第5話で未来から時計を持って現れる役を演じてくださいました。脚本段階から“未来から来た主人公”のような存在感を感じていて、そのイメージを重ねた役柄です。実際に撮影現場で拝見すると想像以上にしっくりきて、「主人公のようなたたずまいがぴったりです」とお伝えすると、少し照れくさそうに笑っていました。柔らかく自然体なたたずまいが、とても印象に残っています。
――演出面で印象に残っている出来事はありますか?
「オーマイゴーマイウェイ」の稽古が特に印象的です。撮影を重ねてきた劇団チームの皆さんには、すでに一体感がありました。私自身も撮影現場に慣れ、より具体的に要望を伝えられるようになっていきました。
クライマックスでは、未来が“エターナルクロック”という時計を持ち、それを他の登場人物が取り合う場面があります。そこでは「もっと熱量を上げましょう」と話し合いながら動きを調整し、約2~3時間かけて稽古を重ねました。動きづらい箇所をその場で修正するなど、普段の演劇制作に近い感覚でした。
助監督チームから「ここまで稽古を重ねることは珍しいです」と伺い、演者の皆さんが楽しそうだったことも印象的でした。演劇が持つ独特の高揚感や楽しさを、ドラマの撮影現場でも共有できたことが、とても心に残っています。
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今回は、劇中劇の脚本などを担当したこんにち博士さんにインタビューを実施。ドラマならではのスピード感に驚いた撮影現場の裏側や、「演劇をカッコよく」見せるために重ねた試行錯誤、そして作品に込めた思いを語ってもらった。
■「解像度がすごい」リアルすぎる稽古場に驚き
――実際に放送をご覧になって、どのような感想を持っていますか?
未来の家や稽古場の雰囲気がとてもリアルだと感じました。未来が関わってきたであろう演劇のフライヤーやチラシが壁に貼られている様子や、住んでいる家の空気感が、どこか自分の家にも似ていて印象的でした。
私自身も未来と同世代なのですが、その解像度の高さに驚かされました。稽古場特有の緊張と緩和が同居する空気。あの生々しさが丁寧に描かれていて、とても魅力的だと思いました。
――具体的に本作の監修として、どのようなことをしているのでしょうか?
監督さんと助監督さんが、私たち劇団 南極の稽古場に足を運んでくださって、まずは稽古から本番までの制作のプロセスを実際に見ていただきました。さらに、作業場でもある事務所にも来ていただき、普段どんなふうに劇作をしているのかも知っていただくところから始まりました。
その後、ドラマ内では主に、第1話冒頭に登場した「泥沼惑星」と、第5話の「オーマイゴーマイウェイ」という2作品の脚本を執筆しました。あわせて、演者の皆さんと稽古を行い、衣装や美術のプランについても各スタッフさんとやりとりを重ねながら形にしていきました。
■放送されない部分まで書き切った、こだわりの劇中劇の脚本
――劇中劇の脚本執筆で意識されたことを教えてください。
実際に放送される場面は短い時間ですが、最初に監督さんから「演劇をカッコよく見せたいです」と伺っていました。そのため、放送部分だけを切り取って書くのではなく、普段演劇を作る時と同じようなプロセスで物語全体を構築しました。
放送されない部分も含めて脚本を書き、その中から使用する場面を選んでいただく形です。まずは一つの作品として成立させることを大切にしました。
――第5話の「オーマイゴーマイウェイ」では、撮影前にセリフ変更があったそうですね。
第5話では、未来の母親・直美(神野三鈴)が観劇に訪れるという設定があり、親子関係や世代間の分かり合えなさと、それでも分かり合おうとすることをテーマにしたいと伺っていました。それを踏まえて自由に執筆しましたが、監督さんが全体の完成図を見据えた上で、劇中劇の間に入ってくる直美の回想シーンがより効果的になるよう、いくつかセリフを調整する形になりました。物語全体との整合性を優先した変更だったと感じています。
――普段の演劇ではあまりない変更かと思いますが、いかがでしたか?
とても楽しかったです。事前に、助監督チームの方々から「ドラマの内容に合わせて脚本を変えることもあります」と伺っていました。ただ、執筆の段階ではあえてそこを強く意識し過ぎないようにしていました。できるだけ普段の創作に近い感覚で書く。劇中劇ではありますが、まずは一つの作品として集中して作ることを大切にしていました。
■圧巻のチームワークが生んだ、美術の現場力
――衣装や美術のプランについてもお話されたということですが、具体的にどんな話をされましたか?
衣装に関しては、「このようなイメージです」と共有し、具体的なスタイリングは衣装担当の方にお任せしました。
美術については、美術デザイナーの渡邉(由利)さんをはじめとするチームの皆さんと密に打ち合わせを重ねました。最初に「こういうイメージです」と全体をお伝えし、そこからプランを上げていただき、細部を詰めていきました。第5話では時間の経過を示す文字が表示されますが、そのフォント選びに至るまで意見を交わしました。普段の劇作に近いプロセスで進められ、とても楽しかったです。
終了後に美術チームの方から「楽しかったです」と声をかけていただいたことも印象に残っています。普段は現実を再現する美術が多い中で、演劇的な表現に挑戦できたことが楽しかったようで、私自身もうれしく感じました。
――完成したセットをご覧になった時はいかがでしたか?
圧倒されました。普段の演劇でも信頼している美術スタッフと一緒に作っていますが、まず、そのスピード感に驚きました。
設営もそうですが、特にチームでの動きが本当に速くて。演劇では設営や撤収にどうしても時間がかかるのですが、ドラマの現場では連携がとてもスムーズで、あっという間に次の工程へ進んでいく。その段取り力とチームワークの高さに、純粋に感動しました。
■演劇の高揚感が、ドラマ撮影現場に広がった瞬間
――劇団「アルバトロス」に所属する役柄を演じる志田さん、塩野瑛久さん、兵頭功海さんの印象を教えてください。
志田さんとは主に本番前の撮影現場でご一緒しました。第5話ではやりとりも多く、「ここはこう見せたい」という僕や監督さんからのオーダーに対して、豊富な引き出しから多彩な表現で応えてくださる姿が印象的でした。その経験値の高さに圧倒されました。
塩野さんは、第一印象として「顔の小ささ」に驚きましたが(笑)、劇中劇の稽古で「こうしたほうがいいのでは?」と積極的に意見をくださる場面があり、とてもうれしく感じました。涼やかな雰囲気の内側に熱を秘めている方で、そのギャップが魅力的でした。
兵頭さんは、第5話で未来から時計を持って現れる役を演じてくださいました。脚本段階から“未来から来た主人公”のような存在感を感じていて、そのイメージを重ねた役柄です。実際に撮影現場で拝見すると想像以上にしっくりきて、「主人公のようなたたずまいがぴったりです」とお伝えすると、少し照れくさそうに笑っていました。柔らかく自然体なたたずまいが、とても印象に残っています。
――演出面で印象に残っている出来事はありますか?
「オーマイゴーマイウェイ」の稽古が特に印象的です。撮影を重ねてきた劇団チームの皆さんには、すでに一体感がありました。私自身も撮影現場に慣れ、より具体的に要望を伝えられるようになっていきました。
クライマックスでは、未来が“エターナルクロック”という時計を持ち、それを他の登場人物が取り合う場面があります。そこでは「もっと熱量を上げましょう」と話し合いながら動きを調整し、約2~3時間かけて稽古を重ねました。動きづらい箇所をその場で修正するなど、普段の演劇制作に近い感覚でした。
助監督チームから「ここまで稽古を重ねることは珍しいです」と伺い、演者の皆さんが楽しそうだったことも印象的でした。演劇が持つ独特の高揚感や楽しさを、ドラマの撮影現場でも共有できたことが、とても心に残っています。
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