エンタメ
2026-03-27 00:00
Da-iCEの工藤大輝が初めてトータルプロデュースを手がけた“ガールズコレクティブ”Re:inc.。ダンス&ボーカルを中心に活動するメンバー5人、映像・デザインなどのクリエイティブワークに特化したメンバー2人からなる、7人組グループだ。
【写真】笑顔もキュート!Re:inc.パフォーマンスメンバー
昨年から楽曲の配信が行われてきたが、27日にリリースされた初EP『Pre:inc.』のタイミングで、そのプロデュースを工藤が担っていることが明らかになった。今回、工藤とパフォーマンスメンバーのLIKO (20)、SAKI(20)、NENE(20)、VALE(20)、RANA(23)が集まり、グループ誕生の経緯やそれぞれの思いを語った。
■自分たちで“自給自足”できるクルーに
工藤がグループのプロデュースを考え始めたきっかけは、プレイヤーとして活動を続ける中で、「自分の知識が自分の中だけで完結するのはもったいない」と感じ始めたことだった。自分より若い世代に経験や知識を渡していきたいと感じたことが、プロデュースへの意識を強めた。
近年はオーディション番組から誕生するグループも多いが、Re:inc.はそうした形式とは異なる。工藤は「オーディション番組のようにブーストをかけるタイプではなく、0から作っていくタイプ」と説明する。苦労はあるものの、その過程の楽しさも含めてグループを育てていく形だ。メンバーもそのコンセプトに新鮮さを感じたといい、「前例がない感じで、ワクワクする気持ちのほうが大きかった」と振り返る。
Re:inc.の特徴のひとつは、ダンス&ボーカルグループの枠にとどまらない発想だ。パフォーマンスを担う5人に加え、映像やデザインなどの制作を担当するクリエイティブメンバー2人を含む体制で活動している。
工藤は、バンドや映像チームのようにクリエイティブをチームで作る文化に比べ、ダンス&ボーカルグループは外部に依頼する要素が多いと指摘する。「曲も振り付けもディレクションも外に発注する形が多い」としたうえで、「自分たちでできることを増やして、自給自足できるクルーにしたい」と語った。映像やデザインを手がけることができる仲間を含め、チームとして創作ができる形を理想に掲げている。
■“年齢の壁”に苦しんできたメンバーたち
メンバーたちがこのプロジェクトのオーディションに参加した理由には、ある共通点があった。それは“年齢の壁”だ。近年のオーディションは若年層中心のものが多く、「自分の年齢に合うオーディションがもうなくなっていた」とLIKOは話す。SAKIも同様に、練習生として活動する中で進路に悩んでいた時期にこのオーディションを知り、「これを逃したらもうチャンスがないかもしれない」と覚悟を決めて応募したという。
NENEは、このオーディションの直前に別のプロジェクトに落ちていた。「メンタル的にもかなりやられていた」と振り返るが、「次で最後にしよう」と決めて挑戦した。VALEも「落ちたら地元で安定した生活をしようと思っていた」と話すなど、メンバーの多くが人生を賭けた挑戦だった。
最年長のRANAは、今回の募集を見つけた際「正直、ちょっとチープなサイトで怪しいと思った(笑)」と振り返り、この一言に工藤も思わず笑顔を見せた。それでも書かれていた内容に可能性を感じ、「ここで決めてやる」という思いで応募したと語った。
そんな彼女たちを選んだ理由について、工藤は「スキルが高いことは大前提」と語る。そのうえで重視したのは、同じメンタリティを持つことと、キャラクターの違いだった。「向いている方向がバラバラなんだけど、集まったら面白いグループがいい」と考え、個性の違うメンバーが集まる形を意図したという。
■シティポップやヒップホップ、R&BをJ-POPとして表現する
メンバーそれぞれの魅力も具体的に挙げる。LIKOについては「歌もダンスも最初から上手くて、表現力が抜けていた」と評価し、スタジオで働いていた経験から「仕事が早くて任せられる部分が多い」と語る。SAKIは大阪在住の大学生で、「大学生活の経験がグループにとっても面白い要素になる」と期待を寄せた。NENEは廊下ですれ違った瞬間にオーラを感じたといい、「カリスマ性を感じた」と振り返る。VALEについては、ビジュアル面の完成度と歌唱力の高さを評価し、洋楽を中心に聴いてきた音楽背景がグループの個性になると感じたという。RANAはスキルに加え、ファッションなどのセンスも備えている点が好印象だったと語った。
音楽面では、工藤が通ってきたシティポップやヒップホップ、R&Bといった要素をJ-POPとして表現することをテーマとしている。K-POP的なアプローチはあえて前面に出さず、「J-POPの中でどれだけ振り幅を作れるか実験したい」と語る。
そのコンセプトを象徴する要素のひとつが、EPにも収録されるカバー楽曲だ。「Plastic Love」(竹内まりや)、「FLY-DAY CHINATOWN」(泰葉)など、シティポップの名曲をRe:inc.のスタイルで再解釈した楽曲が並ぶ。
工藤はカバーについて「原曲にファンがたくさんいるからこそ、アプローチを大事にしたい」と語る。BPMや楽曲構造を大きく変えることはせず、原曲の魅力を生かしながら“少しだけ今っぽい質感を足す”。Re:inc.はダンス&ボーカルグループであることから、振り付けと組み合わさることで楽曲の新たな魅力を引き出すことも意識しているという。
■「やっとスタートラインに立てた」独自路線の“ガールズコレクティブ”に注目
グループとしての目標について工藤は、「のんびり広めていきたい気持ちはあるけれど、結果は右肩上がりにしてあげたい」と語る。コンセプトを崩さずにどこまで広げられるか、そのバランスを探りながら活動していく考えだという。
一方、メンバーたちもそれぞれの目標を口にする。まずは札幌ドームで4月18日に開催されるイベント『JAL SAPPORO MUSIC EXPERIENCE 2026』のオープニングアクトなど、目の前のステージを一歩ずつ積み重ねていくこと。ライブやレコーディング、撮影などひとつひとつの経験を大切にしながら、いつか全国ツアーを回れるグループになることを目標に掲げた。
「やっとスタートラインに立てた」
そう語ったメンバーの言葉どおり、Re:inc.はまだ始まったばかりのグループだ。工藤は「新曲を歌ってもらったとき、振り付けが入ったとき、衣装を着たとき、写真を撮ったとき、全部がフレッシュ」と語り、「自分も若返っている」と笑う。
これから経験を重ねる中で、Re:inc.がどんなグループへ成長していくのか。独自の“ガールズコレクティブ”として歩んでいくRe:inc.の今後に期待が高まる。
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昨年から楽曲の配信が行われてきたが、27日にリリースされた初EP『Pre:inc.』のタイミングで、そのプロデュースを工藤が担っていることが明らかになった。今回、工藤とパフォーマンスメンバーのLIKO (20)、SAKI(20)、NENE(20)、VALE(20)、RANA(23)が集まり、グループ誕生の経緯やそれぞれの思いを語った。
■自分たちで“自給自足”できるクルーに
工藤がグループのプロデュースを考え始めたきっかけは、プレイヤーとして活動を続ける中で、「自分の知識が自分の中だけで完結するのはもったいない」と感じ始めたことだった。自分より若い世代に経験や知識を渡していきたいと感じたことが、プロデュースへの意識を強めた。
近年はオーディション番組から誕生するグループも多いが、Re:inc.はそうした形式とは異なる。工藤は「オーディション番組のようにブーストをかけるタイプではなく、0から作っていくタイプ」と説明する。苦労はあるものの、その過程の楽しさも含めてグループを育てていく形だ。メンバーもそのコンセプトに新鮮さを感じたといい、「前例がない感じで、ワクワクする気持ちのほうが大きかった」と振り返る。
Re:inc.の特徴のひとつは、ダンス&ボーカルグループの枠にとどまらない発想だ。パフォーマンスを担う5人に加え、映像やデザインなどの制作を担当するクリエイティブメンバー2人を含む体制で活動している。
工藤は、バンドや映像チームのようにクリエイティブをチームで作る文化に比べ、ダンス&ボーカルグループは外部に依頼する要素が多いと指摘する。「曲も振り付けもディレクションも外に発注する形が多い」としたうえで、「自分たちでできることを増やして、自給自足できるクルーにしたい」と語った。映像やデザインを手がけることができる仲間を含め、チームとして創作ができる形を理想に掲げている。
■“年齢の壁”に苦しんできたメンバーたち
メンバーたちがこのプロジェクトのオーディションに参加した理由には、ある共通点があった。それは“年齢の壁”だ。近年のオーディションは若年層中心のものが多く、「自分の年齢に合うオーディションがもうなくなっていた」とLIKOは話す。SAKIも同様に、練習生として活動する中で進路に悩んでいた時期にこのオーディションを知り、「これを逃したらもうチャンスがないかもしれない」と覚悟を決めて応募したという。
NENEは、このオーディションの直前に別のプロジェクトに落ちていた。「メンタル的にもかなりやられていた」と振り返るが、「次で最後にしよう」と決めて挑戦した。VALEも「落ちたら地元で安定した生活をしようと思っていた」と話すなど、メンバーの多くが人生を賭けた挑戦だった。
最年長のRANAは、今回の募集を見つけた際「正直、ちょっとチープなサイトで怪しいと思った(笑)」と振り返り、この一言に工藤も思わず笑顔を見せた。それでも書かれていた内容に可能性を感じ、「ここで決めてやる」という思いで応募したと語った。
そんな彼女たちを選んだ理由について、工藤は「スキルが高いことは大前提」と語る。そのうえで重視したのは、同じメンタリティを持つことと、キャラクターの違いだった。「向いている方向がバラバラなんだけど、集まったら面白いグループがいい」と考え、個性の違うメンバーが集まる形を意図したという。
■シティポップやヒップホップ、R&BをJ-POPとして表現する
メンバーそれぞれの魅力も具体的に挙げる。LIKOについては「歌もダンスも最初から上手くて、表現力が抜けていた」と評価し、スタジオで働いていた経験から「仕事が早くて任せられる部分が多い」と語る。SAKIは大阪在住の大学生で、「大学生活の経験がグループにとっても面白い要素になる」と期待を寄せた。NENEは廊下ですれ違った瞬間にオーラを感じたといい、「カリスマ性を感じた」と振り返る。VALEについては、ビジュアル面の完成度と歌唱力の高さを評価し、洋楽を中心に聴いてきた音楽背景がグループの個性になると感じたという。RANAはスキルに加え、ファッションなどのセンスも備えている点が好印象だったと語った。
音楽面では、工藤が通ってきたシティポップやヒップホップ、R&Bといった要素をJ-POPとして表現することをテーマとしている。K-POP的なアプローチはあえて前面に出さず、「J-POPの中でどれだけ振り幅を作れるか実験したい」と語る。
そのコンセプトを象徴する要素のひとつが、EPにも収録されるカバー楽曲だ。「Plastic Love」(竹内まりや)、「FLY-DAY CHINATOWN」(泰葉)など、シティポップの名曲をRe:inc.のスタイルで再解釈した楽曲が並ぶ。
工藤はカバーについて「原曲にファンがたくさんいるからこそ、アプローチを大事にしたい」と語る。BPMや楽曲構造を大きく変えることはせず、原曲の魅力を生かしながら“少しだけ今っぽい質感を足す”。Re:inc.はダンス&ボーカルグループであることから、振り付けと組み合わさることで楽曲の新たな魅力を引き出すことも意識しているという。
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グループとしての目標について工藤は、「のんびり広めていきたい気持ちはあるけれど、結果は右肩上がりにしてあげたい」と語る。コンセプトを崩さずにどこまで広げられるか、そのバランスを探りながら活動していく考えだという。
一方、メンバーたちもそれぞれの目標を口にする。まずは札幌ドームで4月18日に開催されるイベント『JAL SAPPORO MUSIC EXPERIENCE 2026』のオープニングアクトなど、目の前のステージを一歩ずつ積み重ねていくこと。ライブやレコーディング、撮影などひとつひとつの経験を大切にしながら、いつか全国ツアーを回れるグループになることを目標に掲げた。
「やっとスタートラインに立てた」
そう語ったメンバーの言葉どおり、Re:inc.はまだ始まったばかりのグループだ。工藤は「新曲を歌ってもらったとき、振り付けが入ったとき、衣装を着たとき、写真を撮ったとき、全部がフレッシュ」と語り、「自分も若返っている」と笑う。
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