エンタメ
2026-05-04 10:47
2022年に他界した大森一樹監督の“最後の映画企画”を映画化した『幕末ヒポクラテスたち』が、5月8日より新宿ピカデリーほか全国で公開される。主演は佐々木蔵之介が務め、日本医学の夜明け前、幕末の京都を舞台に、命と向き合う医師たちの姿を描く爽快な医療時代劇となっている。東映京都撮影所や京都府内での撮影現場を収めたメイキング写真が解禁となった。
【画像】この記事に関連するそのほかのメイキング写真
本作は、中国由来の漢方医と西洋医学を学んだ蘭方医がしのぎを削っていた幕末を背景に、身分や貧富に関係なく人々を救おうとする蘭方医・大倉太吉の奮闘を描く人間ドラマ。おおらかに命を見つめる視点と、時代の転換期に生きる人々の思いが重なり合う作品だ。
企画は、大森監督が長年温めてきたもの。撮影準備中の2022年に逝去したことで一度は実現が危ぶまれたが、大森監督の母校である京都府立医科大学の協力を得て、かつて助監督を務めた緒方明が遺志を引き継ぎ完成させた。原案には1960年公開の映画『ふんどし医者』(主演:森繁久彌、原節子、監督:稲垣浩)が用いられている。
主人公・太吉を演じる佐々木のほか、ライバルの漢方医・玄斎役に内藤剛志、太吉に命を救われる青年・新左役に藤原季節、その妹・峰役に藤野涼子、妻フミ役に真木よう子、謎の侍・弾蔵役に柄本明らが集結。ナレーションは室井滋が担当している。
撮影は、2024年11月から12月にかけて、冬の京都で行われた。メイキング写真には、佐々木が監督の演出に真剣に耳を傾ける姿や、キャスト同士が和やかな表情を見せる舞台裏などが収められている。太吉の家の外観や庭、そして太吉一家が野良仕事をする畑などは、京都市内から車で約3時間離れた、日本海に面した京丹後市で撮影。京都府暫定登録有形文化財に指定されている茅葺民家が立ち並ぶロケーションでの撮影は、幕末にタイムスリップしたかのようだ。
本作が初めての時代劇だった緒方監督は「スタッフルームには大森さんのニッコリ笑った写真を置き毎朝手を合わせてから現場に向かった」と明かす。「日本映画の歴史があるとすれば、東映京都撮影所の歴史、大森一樹の歴史があって、緒方明の歴史がある。『幕末ヒポクラテスたち』はその歴史が作った映画のように思います。大森監督の『ヒポクラテスたち』がなかったらこの映画は出来ていないし、(本作の原案である)稲垣浩監督、菊島隆三脚本の『ふんどし医者』がなければ出来ていない。僕はこの作品を、“映画のこれまで”と“映画のこれから”のために作ったような気がします」と語る。
さらに、「だから観て下さる皆さんには、映画は積み重ねてきたもので作られているということを知っていただき、そして映画の過去と未来の両方を見てほしい」と呼びかけている。過去と未来をつなぐ思いが込められた本作は、混沌とする現代にこそ響く一本となりそうだ。
【動画】『幕末ヒポクラテスたち』本予告
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主人公・太吉を演じる佐々木のほか、ライバルの漢方医・玄斎役に内藤剛志、太吉に命を救われる青年・新左役に藤原季節、その妹・峰役に藤野涼子、妻フミ役に真木よう子、謎の侍・弾蔵役に柄本明らが集結。ナレーションは室井滋が担当している。
撮影は、2024年11月から12月にかけて、冬の京都で行われた。メイキング写真には、佐々木が監督の演出に真剣に耳を傾ける姿や、キャスト同士が和やかな表情を見せる舞台裏などが収められている。太吉の家の外観や庭、そして太吉一家が野良仕事をする畑などは、京都市内から車で約3時間離れた、日本海に面した京丹後市で撮影。京都府暫定登録有形文化財に指定されている茅葺民家が立ち並ぶロケーションでの撮影は、幕末にタイムスリップしたかのようだ。
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さらに、「だから観て下さる皆さんには、映画は積み重ねてきたもので作られているということを知っていただき、そして映画の過去と未来の両方を見てほしい」と呼びかけている。過去と未来をつなぐ思いが込められた本作は、混沌とする現代にこそ響く一本となりそうだ。
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