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『ユミの細胞たち』ロス必見!キム・ジェウォンが鏡前で「小鹿のような表情」を猛練習…【イ・サンヨプ監督 独占インタビュー】

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2026-05-12 16:30
『ユミの細胞たち』ロス必見!キム・ジェウォンが鏡前で「小鹿のような表情」を猛練習…【イ・サンヨプ監督 独占インタビュー】
『ユミの細胞たち』シーズン3の会見より(左から)イ・サンヨプ監督、キム・ゴウン、キム・ジェウォン(提供:スタジオドラゴン)
 最終話の配信が終わり、今なお多くの韓ドラマニアたちから“ロスの声”が鳴り止まない『ユミの細胞たち』シリーズ。今回はオリコンニュースではスタジオドラゴン創立10周年を記念し、本シリーズを大成功に導き、“ウェブ漫画実写化の成功例”を作り上げたイ・サンヨプ監督にインタビューを実施。『ユミの細胞たち』シリーズをはじめ、『知ってるワイフ』など、現実味をドラマに吹き込み視聴者の共感を集め“ロコ職人”とも謳われる監督。最近の韓国ドラマトレンドから、『ユミの細胞たち』シリーズの撮影秘話や名場面、今韓ドラオタクたちを熱狂させているシーズン3の見どころまでたっぷり語ってもらいました。

【写真】暑い夏にウィッグを被って…『ユミの細胞たち』に出演したアン・ボヒョン

―― 最近、韓国ドラマは短編化(6~12話)やグローバル配信が加速していますが、監督としてこのトレンドをどう感じていますか?

最近、ドラマを見る方式が大きく変わりました。以前のようにリビングに家族が集まってテレビで見るというよりは、各自が携帯電話やタブレット、PCなどで、地下鉄で見たりもしますし、仕事をしながら合間に見たり、寝る前にベッドで少しだけ見たりもして。それで、真実味があって深いところまで入っていく話より、速く展開する話を好むようです。

制作現場でも、以前は16話作がほとんどでしたが、今は12話作、10話作のドラマがより多く制作されています。間違っているとは思いません。変化する視聴パターンに合わせていく現象です。それにもかかわらず、物語の深みや主題を逃すわけにはいかないので、作る人間はより悩むことになります。良い作品を作る難易度がどんどん上がっています。

――グローバル配信が増えたことで、海外ファンの反応を意識した演出の変化はありましたか?

基本的に、他国の言語や文化を表現するとき、少し注意深く見守るようになりました。もしかしたら誤解や偏見があるかもしれないので、資料をより多く探して見ています。また、韓国語で書かれたユーモアやセリフのニュアンスのようなものが、海外の視聴者たちにどのように伝わるか、翻訳をうまくできるか、心配をするときもあります。それで、ドラマの状況や人物の感情を、いっそ非言語的に表現できる方法はないかと悩むこともあります。そうしているうちに、より面白い演技やアイデアが出てきたりもします。

――逆にグローバル化が進んでも「これは残したい韓国ドラマらしさ」という要素があれば教えてください。

韓国ドラマは日常的な領域で人物たちの感情をディテールにうまく表現し、事件の展開と感情の流れを共に扱う努力をたくさんしています。それで、視聴者たちが容易に共感できるように作り、劇中のキャラクターと共にときめいて、笑って、泣くことになるのです。

――監督がこれまで手がけてきた作品の中で、愛の表現は時代とともにどう変わってきたと感じますか?

ドラマは同時代の視聴者たちと呼吸することが最も重要なので、表現方式は時代に合わせて変わるしかありません。最近は愛の感情を表現するとき、正直な方式が好まれます。隠喩的な方式や遠回しに言うことより、直接「好きだ」と告白する方式。劇的な面白さは減るかもしれませんが、緊張や震えのような、加工されていない生(なま)のままのような感情を視聴者たちに伝えることができて、良いときもあります。スキンシップやキスのような場合も、綺麗に加工されたものより、自然でリアルに表現されたものをより好むようです。

――現実味をドラマに吹き込み視聴者の共感を集め“ロコ職人”とも謳われる監督ですが、あのトキメキを生む秘訣とは?

当然の話ですが、人物の感情が『真実』でなければなりません。「私ならこの状況でこのように言えるだろうか?」「この行動が作為的に見えはしないだろうか?」俳優たちにも「あなたならこの状況でどうするつもりか」と対話をたくさんする方です。そうしてこそ、自然な結果物が出てきます。ロマンスを演出するときは、人々がドラマを見たときに自分の恋愛経験を思い出すほど、このロマンスが具体的で、ディテールが生きているか質問します。その基盤があってこそ、眠っていた愛細胞を呼び覚ますほどの、ときめく感情を積み上げることができるようです。

――『知ってるワイフ』(2018年)は日本でもリメイクされ(2021年・フジテレビ系)、大きな話題を呼びました。韓国版との違いはどう感じましたか?

ニュースを聞きましたし、どのように作られたのかとても気になっていたのですが、残念ながら韓国では見る方法がなくて視聴できませんでした。韓国と日本は文化的に似ている点もあり、異なる点もあって、そのような点をどのように作り上げたのか気になります。

――『ユミの細胞たち』はシーズン制ドラマですが、作品制作の難しさや気をつけているポイントはありますか?

シーズン制であることに、特別に大変な点はありませんでした。シーズンを重ねても、物語的に面白く、視聴者たちが共感できるように作ることが一番重要でした。原作の大きな流れの通り、ク・ウン、バビ、スンロク、毎シーズン新しく登場する男性キャラクターの魅力を表現し、ユミがこの人に会いながらどのようなロマンスをすることになり、またどのようなことを感じて成長することになるのかを、説得力を持って描くことに集中しました。シーズン1、2が多くの愛を受けて、シーズン3を制作するとき、より面白く、共感できる物語を作らなければならないという責任感のようなものが生まれました。

――『ユミの細胞たち』などウェブトーン原作の作品が増えていますが、原作のある作品を演出する難しさはありますか?

原作をそのままドラマとして再現することは、面白くなくなりやすいです。原作の長所を十分に生かしながら、ドラマならではの面白さを同時に作り出すことが良いのですが、これが容易ではありません。ウェブトゥーンも大きくは「カートゥーン」の領域なので、「ドラマ」という映像に移したとき、物語の速度や没入度、面白さ、笑いのポイントなどがすべて狂ってしまいます。それで作家と監督は原作を誰よりも深く理解し、好きでなければなりません。そうでなければ、原作の骨組みの上にドラマとしてやりたい物語を現実感を持ってうまく積み上げることができないのです。

――韓国で初めて「実写」と「3Dアニメーション」を融合させた作品ですが、どのような挑戦でしたか?

韓国は日本ほどアニメーション市場が大きくありません。もちろん、ディズニーやジブリの劇場用長編アニメーションを劇場で見ることには慣れているのですが、メインのテレビドラマチャンネルで大人の視聴者がアニメーションを楽しむことはありません。なので、実写とアニメが結合した作品を披露することは大きな挑戦でした。しかし、原作ウェブトゥーンが多くの愛を受けましたし、良い話と斬新な設定が多々あって、非常に意味のある作品になるだろうと考えました。私がやるべきことは、二つのジャンルをドラマ形式の中に自然に結合させ、ユミと細胞たちの愛と成長を新しく、面白く、誰でも共感できるように作ることでした。

――キム・ゴウンさんはもちろん、相手役のアン・ボヒョンさんやジニョンさん、そしてキム・ジェウォンさんまで、全員がシンクロ率100%でした。キャスティング秘話や、俳優さんとの撮影秘話があれば教えてください。

各自の役割でシンクロを合わせるために努力をたくさんしました。アン・ボヒョンさんは暑い夏にウィッグを被ってク・ウンを演じましたし、パク・ジニョンさんはバビのように大きくて澄んだ瞳を強調しようと努めました。キム・ジェウォンさんはいくつかの眼鏡とスーツをフィッティングしながらスンロクを作っていき、鏡を見ながらスンロクの「小鹿のような表情」を練習しました。キム・ゴウンさんはウェブトゥーンを参考にして衣装をスタイリングしたりもしました。

原作で設定された外形的な部分たちもすべてキャラクターを構築する要素だと考えたため、俳優たちもディテールに気を使いました。リハーサルのときに参考にするよう、原作の場面を俳優の皆さんにたびたび見せたのですが、皆さんウェブトゥーンと似た表情を演技で表現しきっていました。漫画的な表情を現実にありそうな表情で表現するなんて、すてきな俳優たちだと思いました。俳優の方々もモニターを見ながら楽しんでいました。撮影現場の雰囲気が良かったせいか、俳優も私も、笑っていてNGがたくさん出る現場でした。

――ユミの物語は女性が恋愛を通じて自分自身を“主人公”として成長していく姿がとても印象的でした。『ユミの細胞たち』を通して伝えたいこととは?

ユミのロマンスを見ながら、誰もが自分の恋愛経験を思い出すことができればいいなと考えました。進行中だったり、すでに終わっていたりするかもしれませんが、私たちが最も熱心に愛した瞬間、最も輝いた瞬間を思い出せるように。ときめいたり、笑えたり、きまりが悪かったり、腹が立ったりした数多くの瞬間をユミと共に再び経験しながら、ユミの細胞たちがそうであったように、現在の「私」を支持して応援できるように、それでまた一歩、人生を歩んでいける力を得られるように作りたかったです。

――シーズン1、2と比較して、シーズン3で注目してほしいところや、演出面での見どころを教えて下さい

ユミが初めて年下の男性と恋愛をします。しかし、嫌悪関係で始まるロマンスです。ユミの人生に「パリン」と石ころが一つ投げ込まれるように登場したシン・スンロクPDが、どのようにユミの日常に亀裂を入れ、互いに入り込んでいくことになるのかという点に見どころがあるでしょう。ユミのこれまでの恋愛とは、過程も速度も理由もすべて違います。ときめきと怒りが一度にやってくる、全く新しい関係。その過程でユミはまたどのような悩みをし、どのように成長することになるのか注目すると良いと思います。シーズン1、2より明るく愉快に作りました。そして新しく登場するスンロクの細胞たちは、かつてなかった可愛さでしょう。

――シーズン1、2で最も印象に残っているシーンはどこですか?

シーズン1では、ユミが夢の中で細胞村に入り、掲示板細胞と話す場面です。原作でも好きだった場面ですが、掲示板細胞がユミに「男主人公は別にいない。この物語の主人公は一人なんだ」と教えてくれます。ユミが自分の人生の主人公であることを悟る過程を見せる、胸が熱くなる場面ですが、アニメーションとユミの実写が重なるシーンだったので、意味がより大きかったです。

シーズン2では、バビと完全に別れた後、空港で再び向き合う場面です。原作にない部分でもあり、ひどく愛し合って別れた人と向き合ったとき、私たちはどのような表情でどのような言葉をかけることができるだろうか、自分自身も気になっていた場面でした。撮影当時、空港の室内に降り注いでいた日差しがよく収まっていて、ロングショットを長く使ったのですが、2人の表情を分からないようにしたことが、むしろ雰囲気が良かったようです。

――日本のドラマや映画、漫画などで好きな作品や、刺激を受けた作品はありますか?

小津安二郎監督の映画が好きです。是枝裕和監督の映画も好んでいます。人間に対する理解や、人生を見つめる態度、思慮深い視線を常に感じるのですが、監督として学ぶ点が多いです。ドラマは最近『ホットスポット』(2025年・日本テレビ系)を面白く見ました。笑えて愛らしい作品でした。好きな漫画は多いですが、今思い浮かぶ作品は細田守監督のアニメ映画『時をかける少女』(2006年)です。とてもよく作られた成長ロマンスだと思います。見るたびにときめいて、胸が熱くなります。韓国語版で千昭(ちあき)役を吹き替えた声優シム・ギュヒョクさんが、『ユミの細胞たち』で理性細胞を演じています。

――今後どんな作品を作っていきたいですか?

ジャンルや素材を問わず、ただ人々の心を動かす話を作りたいです。少しでも世の中に役に立つ作品を作ることができれば幸せです。

(文:DramaWriter Nana)

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