エンタメ
2026-06-18 11:00
俳優・岡田将生が主演を務め、染谷将太が共演するTBS金曜ドラマ『田鎖ブラザーズ』(毎週金曜 後10:00)。いよいよ最終回を迎える本作。兄として弟を支え続ける真を演じる岡田将生に、染谷将太と作り上げた兄弟の関係性や、制作陣との信頼関係、そして二人がたどり着く結末への思いを語ってもらった。
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■「二人だから乗り越えられた」――岡田将生が語る兄弟役への思い
――物語が進むにつれて、兄弟の関係性が揺らぐような場面も描かれました。演じる中で、特に兄弟の関係性を大切にされた場面はありますか?
もっちゃん(茂木幸輝/演:山中崇)のくだりは、将太ともよく話していて。僕は男兄弟がいないので、実際に兄弟がいる将太に「お兄ちゃんとはどういう関係性だったの?」と聞いたりしていました。
その中で、今起きていることに対して、兄目線と弟目線でどれくらい感情を乗せるのか、どう接するのかという距離感も含めて、撮影現場で対話を重ねながら作り上げていましたね。
とても重たい話ではありますが、二人だから乗り越えていかなきゃいけないし、最終的な目的は両親を殺した犯人を見つけることなので。そこで立ち止まってしまう稔の背中を押すのか、一度立ち止まって二人で考え直すのか。そのあたりは、特に第8話、第9話で濃く描かれていると思います。
後半は精神的にも肉体的にも大変なことが多かったです。ですが、スタッフ、キャストみんなで支え合いながら撮影できていたので、すごくいいシーンが生まれているのではないかなと思っています。
――染谷さんと兄弟役をやれて良かったとお話もされていましたが、これまでの関係性が役とリンクした感覚もありますか?
もちろんリンクさせたほうがいいなと思っていました。プライベートにも多少影響はしてくるので、その時期はずっと将太のことを考えていましたし、彼がどう芝居するかで物語も変化していくな、と。だからこそ、“兄として” それをしっかり受け止めた上で、“兄として”の言動も含めてちゃんと向き合っていこうという思いは、割と序盤からありました。
第1話からどうやってその関係性を見せられるかが、このドラマの肝でもあったと思います。なので、長い付き合いである将太が一緒にやってくれること自体が、本当に幸せなプレゼントというか。このつらい道のりを一緒に乗り越えられるパートナーがいることへのうれしさがありました。
■制作陣との信頼関係が生んだ“映像美”
――キャスト同士だけでなく、制作陣との信頼関係も素敵だなと感じています。
山本(剛義)さんが演出してくださって、撮影監督の宗(賢次郎)さんがそれを捉えてくださるというのは、僕らにとってもすごく意味のあることでした。
昔から何度もご一緒している方々なので信頼関係もありますし、その中で自分が思っていることや感じていることを、たとえそれが正しかったとしても、間違っていたとしても、はっきり話せたんです。
「僕はこう感じました。なので、こうしたほうがいいかもしれない」という会話を、待ち時間にもできたので、よりクリエイティブな撮影現場だった気がします。
――山本監督や宗さんと交わした会話で印象に残っていることはありますか?
このドラマをやることが決まった時に、三人でゴルフに行っていて(笑)。その時も、この作品をどう届けていきたいか、みたいな話をしていました。
今、“ドラマの成功”はどういう形なのか、僕自身も分からない部分はあるのですが、一人でも多くの方に見てもらうことが、この作品にとってはすごく大事だと思っていて。「こんな人生を生きている兄弟がいるんだ」ということを届けたい、という思いからこの作品は始まっているので。
作品づくりも含めて三人で乗り越えていこうという約束をしましたし、それがこの作品を一段上げてくれる瞬間だったのではないかなと思います。
――普段のドラマとは違うところもありますか?
宗さんが入ってくださることで、質感はすごく変わっていると思います。
テレビだけではなく、スクリーンにも耐えられる映像になっていると思うので。僕自身も、大きなスクリーンでこのドラマを見てみたかったです。
完成した映像を見た時も、映像美も含めて、この兄弟の捉え方がとても素敵だなと思いました。
■「お兄ちゃん、できるよ」――背中を押した新井順子Pの言葉
――新井プロデューサーとは2作品目となりますが、本作を経て改めて感じた魅力や、この撮影現場ならではだったと思うことを教えてください。
順子さんは本当にパワフル。描かれるキャラクターもそうですし、紡がれていくストーリーがすごく重厚で、どの作品も深い印象があります。なので、順子さんからいただく役にやりがいを感じています。
映画「ラストマイル」(2024年)でご一緒した時も感じたのは、スタッフの士気も含めて、順子さんが真ん中にいることで、みんなが持っているポテンシャルを最大限発揮できる現場になるということ。そういう撮影現場を作ってくださるプロデューサーさんなのではないかなと思います。
――ご自身の役作りという面でも何かお話しされましたか?
そうですね。僕は20代の頃も含めて、お兄ちゃんという立ち位置の役があまりなかったので、今回お話をいただいた時に、「僕って弟キャラのイメージがあるかもしれないです」と話したんです。そうしたら「お兄ちゃん、できるよ」と言ってくださって。
そういった会話があったからこそ、一つ一つのシーンで困ったことや、「ちょっとやりづらいな」という時にも相談できましたし、それを支えてくれる将太もいて。
第1話、第2話を見返すと、後半に行くにつれて、自分の中でも今までとは違う一面が出てきている感覚があって。改めて、このチームとこのドラマを一緒に作れて良かったなと思えましたし、すごく背中を押していただきました。
■“止まってしまった兄弟の人生”を前に進めるために
――今後も兄役が増えていきそうですね。
年齢とともに兄役は増えていくのかもしれませんが、今回の兄弟が本当に大好きなので、次に兄弟役のお話をいただいても、きっと思い出すと思います。
このチームで、この兄弟をやれたことが大きかったです。『田鎖ブラザーズ』とタイトルにもなっているくらいなので、この二人の止まってしまった人生が、僕自身も前に進んでほしいと思いながらずっと撮影していました。
精神的につらい時ももちろんありましたが、いい最終回になっているんじゃないかなと思います。
――最終話前までに見返してほしいポイントを教えてください。
撮影をしていて印象深かったのは、兄として居続けることと、弟を支え続けることです。
第1話の時点で、既に兄弟は大人になっていますが、そこに至るまでに、きっと兄としての苦労があったはずで…。自分を犠牲にしてでも、弟を優先してきた真がいたと思うんです。
そんな真が、本当に根っこに持っている本音を、第6話でぽろっとこぼすシーンがあって。その時だけ、真が少し子どもに戻ったような瞬間があったんです。そこはすごく思い出深いですし、「この役をやれて良かったな」と感じたシーンでもありました。
この場面があったことで、兄弟の関係性がさらに深く、濃くなっていった気がしていて。最終回に向けても肝になるシーンだと思うので、ぜひ見返していただきたいです。
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■「二人だから乗り越えられた」――岡田将生が語る兄弟役への思い
――物語が進むにつれて、兄弟の関係性が揺らぐような場面も描かれました。演じる中で、特に兄弟の関係性を大切にされた場面はありますか?
もっちゃん(茂木幸輝/演:山中崇)のくだりは、将太ともよく話していて。僕は男兄弟がいないので、実際に兄弟がいる将太に「お兄ちゃんとはどういう関係性だったの?」と聞いたりしていました。
その中で、今起きていることに対して、兄目線と弟目線でどれくらい感情を乗せるのか、どう接するのかという距離感も含めて、撮影現場で対話を重ねながら作り上げていましたね。
とても重たい話ではありますが、二人だから乗り越えていかなきゃいけないし、最終的な目的は両親を殺した犯人を見つけることなので。そこで立ち止まってしまう稔の背中を押すのか、一度立ち止まって二人で考え直すのか。そのあたりは、特に第8話、第9話で濃く描かれていると思います。
後半は精神的にも肉体的にも大変なことが多かったです。ですが、スタッフ、キャストみんなで支え合いながら撮影できていたので、すごくいいシーンが生まれているのではないかなと思っています。
――染谷さんと兄弟役をやれて良かったとお話もされていましたが、これまでの関係性が役とリンクした感覚もありますか?
もちろんリンクさせたほうがいいなと思っていました。プライベートにも多少影響はしてくるので、その時期はずっと将太のことを考えていましたし、彼がどう芝居するかで物語も変化していくな、と。だからこそ、“兄として” それをしっかり受け止めた上で、“兄として”の言動も含めてちゃんと向き合っていこうという思いは、割と序盤からありました。
第1話からどうやってその関係性を見せられるかが、このドラマの肝でもあったと思います。なので、長い付き合いである将太が一緒にやってくれること自体が、本当に幸せなプレゼントというか。このつらい道のりを一緒に乗り越えられるパートナーがいることへのうれしさがありました。
■制作陣との信頼関係が生んだ“映像美”
――キャスト同士だけでなく、制作陣との信頼関係も素敵だなと感じています。
山本(剛義)さんが演出してくださって、撮影監督の宗(賢次郎)さんがそれを捉えてくださるというのは、僕らにとってもすごく意味のあることでした。
昔から何度もご一緒している方々なので信頼関係もありますし、その中で自分が思っていることや感じていることを、たとえそれが正しかったとしても、間違っていたとしても、はっきり話せたんです。
「僕はこう感じました。なので、こうしたほうがいいかもしれない」という会話を、待ち時間にもできたので、よりクリエイティブな撮影現場だった気がします。
――山本監督や宗さんと交わした会話で印象に残っていることはありますか?
このドラマをやることが決まった時に、三人でゴルフに行っていて(笑)。その時も、この作品をどう届けていきたいか、みたいな話をしていました。
今、“ドラマの成功”はどういう形なのか、僕自身も分からない部分はあるのですが、一人でも多くの方に見てもらうことが、この作品にとってはすごく大事だと思っていて。「こんな人生を生きている兄弟がいるんだ」ということを届けたい、という思いからこの作品は始まっているので。
作品づくりも含めて三人で乗り越えていこうという約束をしましたし、それがこの作品を一段上げてくれる瞬間だったのではないかなと思います。
――普段のドラマとは違うところもありますか?
宗さんが入ってくださることで、質感はすごく変わっていると思います。
テレビだけではなく、スクリーンにも耐えられる映像になっていると思うので。僕自身も、大きなスクリーンでこのドラマを見てみたかったです。
完成した映像を見た時も、映像美も含めて、この兄弟の捉え方がとても素敵だなと思いました。
■「お兄ちゃん、できるよ」――背中を押した新井順子Pの言葉
――新井プロデューサーとは2作品目となりますが、本作を経て改めて感じた魅力や、この撮影現場ならではだったと思うことを教えてください。
順子さんは本当にパワフル。描かれるキャラクターもそうですし、紡がれていくストーリーがすごく重厚で、どの作品も深い印象があります。なので、順子さんからいただく役にやりがいを感じています。
映画「ラストマイル」(2024年)でご一緒した時も感じたのは、スタッフの士気も含めて、順子さんが真ん中にいることで、みんなが持っているポテンシャルを最大限発揮できる現場になるということ。そういう撮影現場を作ってくださるプロデューサーさんなのではないかなと思います。
――ご自身の役作りという面でも何かお話しされましたか?
そうですね。僕は20代の頃も含めて、お兄ちゃんという立ち位置の役があまりなかったので、今回お話をいただいた時に、「僕って弟キャラのイメージがあるかもしれないです」と話したんです。そうしたら「お兄ちゃん、できるよ」と言ってくださって。
そういった会話があったからこそ、一つ一つのシーンで困ったことや、「ちょっとやりづらいな」という時にも相談できましたし、それを支えてくれる将太もいて。
第1話、第2話を見返すと、後半に行くにつれて、自分の中でも今までとは違う一面が出てきている感覚があって。改めて、このチームとこのドラマを一緒に作れて良かったなと思えましたし、すごく背中を押していただきました。
■“止まってしまった兄弟の人生”を前に進めるために
――今後も兄役が増えていきそうですね。
年齢とともに兄役は増えていくのかもしれませんが、今回の兄弟が本当に大好きなので、次に兄弟役のお話をいただいても、きっと思い出すと思います。
このチームで、この兄弟をやれたことが大きかったです。『田鎖ブラザーズ』とタイトルにもなっているくらいなので、この二人の止まってしまった人生が、僕自身も前に進んでほしいと思いながらずっと撮影していました。
精神的につらい時ももちろんありましたが、いい最終回になっているんじゃないかなと思います。
――最終話前までに見返してほしいポイントを教えてください。
撮影をしていて印象深かったのは、兄として居続けることと、弟を支え続けることです。
第1話の時点で、既に兄弟は大人になっていますが、そこに至るまでに、きっと兄としての苦労があったはずで…。自分を犠牲にしてでも、弟を優先してきた真がいたと思うんです。
そんな真が、本当に根っこに持っている本音を、第6話でぽろっとこぼすシーンがあって。その時だけ、真が少し子どもに戻ったような瞬間があったんです。そこはすごく思い出深いですし、「この役をやれて良かったな」と感じたシーンでもありました。
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