
女優の井川遥さんが20日、テアトル新宿で開催された「第35回日本映画プロフェッショナル大賞」授賞式に白の着物姿で登壇し、「平場の月」(土井裕泰監督)で主演女優賞を受賞しました。この映画大賞は1992年に設立。ブロデューサー、映画監督、脚本家、新聞記者、映画評論家など選考委員の投票と実行委員会の独自の判断で贈られる賞です。
【写真を見る】【 井川遥 】映画「平場の月」で主演女優賞〝これからの人生が映画の中で肉付きとなって花開いていくように精進したいです〟
「平場の月」は50代の男女がそれぞれのパートナーと別れ、初恋の人と再会し大人の切ない恋愛を描き出した作品。井川さんは主人公・青砥の初恋相手でがん闘病に向き合う須藤葉子役を演じました。
土井監督から花束を受け取り、ねぎらいの言葉を掛けられた井川さんは〝(作中の)セリフの中で、『夢みたいなことだよ。夢みたいなことをね、ちょっと…』って照れ隠しに言うんですけど、まさに今日が私にとって本当に夢のような時間です。役者を始めて四半世紀になるんですけど、まさかここまで続けられることができると想像しませんでした〟と照れくさそうに語りました。
続けて、〝人生の中で結婚や子育てとかあって、少し逸れたところで自分の人生を歩んでいるところも多かったけど、それが全部ひだのように役の上では核になっていくという感覚を、最近50歳を目前にして、この「平場の月」の須藤葉子を通して、全ての経験がつながっていくことを感じました〟としみじみと語りました。
撮影を振り返り〝まさかこんな役が私にいただけるんだと本当に喜びだったのと同時に「こんなに難しい役をどうやって行けばいいんだろう」と、毎日監督の演出のもと、短い時間の中で自分に落とし込んでいくのは試練のような感覚でした〟と苦悩も語りました。
一方で、公開を迎えた時に〝皆さんが自分の人生と照らし合わせて「一度立ち止まって、人生を考えるきっかけになる作品だった」という声をたくさんいただきました。私自身もお化粧室や公共施設において、自分の気づきというものがとても大切で、この作品を通して、そういった方たちへ皆さんの心の寄り添いが必要だと感じ、映画を通してまた違う役割というものを感じました。これからの人生が映画の中で肉付きとなって花開いていくように精進したいです〟と今後への意気込みを語りました。
受賞者一覧
新人監督賞: 団塚唯我 監督 「見はらし世代」
特別賞:「アジアのユニークな国」製作チーム 山内ケンジ監督 野上信子プロデューサー
主演女優賞:井川遥さん「平場の月」主演
主演男優賞:毎熊克哉さん「桐島です」主演
監督賞:根岸吉太郎監督「ゆきてかへらぬ」
作品賞:「桐島です」長尾和宏さん(製作総指揮) 梶原阿貴さん(脚本)
特別功労賞:塩見三省さん 「平場の月」劇映画「孤独のグルメ」及び長年の功績に対して
【担当:芸能情報ステーション】
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