エンタメ
2026-06-27 12:00
歌手で俳優の中島健人(32)が主演を務める映画『ラブ≠コメディ』が7月3日に公開される。このほど合同取材会が行われ、ほぼ中島の“セルフパロディ”だという役柄についてや、作詞作曲を手掛けた主題歌&劇中歌のこだわり・制作秘話などを語ってくれた。
【撮り下ろし写真】美しい…シャツ×レザーパンツを着こなす中島健人
今作は、情熱を燃やす人たちの胸アツお仕事エンターテイメント。主人公の神崎麗司は“360度全方位イケメン”と称され、数々のラブコメ作品で主演を務めてきた人気アイドル兼俳優。「ラブコメなんて、もうやりたくない!」と、30歳を目前に重厚なドラマで評価されたいという思いを抱える中、またもや届いた王道ラブコメの出演オファー。相手役はアイドル・南風美里(長濱ねる)と聞き反発する麗司だが、この出会いによって人生が大きく変わっていくことに。
■神崎麗司は“ほぼ、俺” 「悔しい」気持ちとの向き合い方は?
――完成した作品をご覧になられた感想を教えてください
「これはこの夏いけるな」って(笑)。十数年後に、「ケンティーの若かりし頃のラブストーリーを見たい」って思ったら、これを見ると思います。ブラッド・ピットで言ったら、『ジョー・ブラックをよろしく』みたいな。
ここ最近僕がやった作品の中で、ここまで明るい作品はこれしかないんですよ。人斬りだったり、セックスセラピストだったり。どちらも大変な思いをして撮っていたものなので、唯一自分の中で抑制されたものを、解放した作品です。
――神崎麗司は、中島さんを想定して描かれたとお聞きしました。どう感じましたか?
「俺も、賞取れるし!」って思いました(笑)。麗司が自分の気持ちを代弁してくれている部分もあるし、「ここはもう、俺的にはクリアしてるから」みたいな部分もある。“中島健人の伝記”のような映画として捉えてもらっても面白いかもしれないです。
――ご自身も協力して脚本を仕上げた?
ラストシーンはそうですね。展開のアイデアを出しました。
――役作りはどうでしたか?
そんなに深く考えずに演じられちゃったんですよ。
――なぜでしょう?
ほぼ、俺だからです(笑)。ラブコメであって、ラブコメじゃないっていうところが、この映画のポイント。僕自身も、仕事に向き合う時に、活力を非常に大切にしてるんですよね。映画やライブでその場の中心に立つ時に、一番大切にしているものは熱意。熱意がいかにチームのみんなに伝染して、それが1つになっていったかっていうプロセスを非常に大切にしています。
麗司も美里にムチを入れられることによって、本来の自分を取り戻して、チームを統率していく。そして1つのドラマを作り上げていく、というプロセスが非常に自分と似ていました。一番リアリティがあるのは、マネージャーさんと車に乗るシーン。僕が機嫌悪い時の車内です(笑)。
――ファンの方は中島さんだと思って見ていいのでしょうか?
いいかも。逆に「これ、ケンティーじゃないよね」と言われる可能性の方が少ないというか。ほぼ“セルフパロディ”です。
僕は撮影期間中、もっと“弾けポップMAX”みたいな映画になると思っていたんですよ。もっとふざけた映画になると思っていた。紙谷楓監督が、浮世離れした自分の存在を、地に足付けてくれて仕上げてくれました。全幅の信頼を置いている監督ですけど、本当に良かったなと思いました。
――冒頭の麗司には、仕事に対する姿勢について疑問を持つ部分もありますが、役に対する第一印象はどうでしたか?
麗司と僕は、大きく外面が似ているというのはありますが、仕事の前日にお酒を飲むというのは100%ありえないです。読み合わせの前日とか、リハーサルの前日とか、本番前とか。ツアー先でもお酒は絶対に飲まないですね。たとえ、ほかのみんなが飲んでいても、僕は絶対にウーロン茶です。
麗司って、僕がジュニアの頃に「デビューしたら芸能人ってこんな感じなのかな」って思っていた姿。サングラスをかけて、エンジニアブーツを履いて、チャラチャラして…。デビューしたら何でもありだと思ってたんですよ。ところがどっこい、デビューしても何の自由もなく(笑)。麗司は、中島健人を300%脚色したものなんですよね。だから“中島健人の伝記”とは言いつつも、著者がミスったっていうことにしてください(笑)。
だけど、「絶対負けねえ」とか、共演者に対するメラメラみたいなものはあります。昔の方が特にあって、女優さんにも嫉妬していました。どんなにいい芝居をされていても、「悔しい」って気持ちが勝っちゃっていましたね。
――「悔しい」気持ちとの向き合い方は?
「今はそのターンじゃないんだな」って思うことですね。去年のカウントダウンライブがターニングポイントになっていて。とんでもない殻が破けたというか。あの場所で、しっかり自分の力を発揮できたっていう経験があるから、たとえ今結果が出てこなくても、今は僕のターンじゃないんだなって思います。でも必ず勝機って訪れるから。僕、小さな勝負にあまり勝てないんですよ。だから「大きな勝負で勝てばいい」という考えになりました。
――麗司も麗司として理想と現実の間で葛藤していますが、中島さんから麗司に何を言ってあげたいですか?
「今はラブコメや色物系のオファーしか来なくてすごい焦っていて、ドラマのオファーが来ないこともかわいそうだと思うよ。その気持ち、俺もよくわかるよ。だけど、お前の作るものを楽しみにしているお客さんってどれくらいいると思ってるの?その人たちのために、置かれた場所で咲けよ」って言いますね。
――まずは求められているものに応えるべき?
そうですね。僕の理論としては。僕がそんな考えになれたのも数年ですけどね。昔は「なんでこういうオファー来ないんだろう」と思うこともあったし。今もなお、叶っていないことはたくさんあります。まずは、自分が今やってることをフルアウトすれば、結果に出ることがちゃんとわかるので。
■アイドルとしての活動領域と映画の掛け算が実現 劇中歌&主題歌の制作秘話を明かす
――劇中には、塩野瑛久さん演じるライバル俳優・渕上颯真や、光石研さん演じる先輩俳優・山村賢二が登場します。実際に中島さんにとって、切磋琢磨できる関係性の方や、ステキな言葉をかけてくれる仲間はいらっしゃいますか?
この間、(Mrs. GREEN APPLEの)大森元貴と長電話しました。じゃあ会えばいいじゃん、みたいな(笑)。「ケンティー元気?」って聞かれて、「もちろん!暴れまくっているよ」と伝えたら、「そうだよね!すっごい毎日が楽しそう」って彼がさりげなく言ったんですよ。うれしいなと思いました。日本の音楽シーンの頂点にいる人にも、楽しそうに見えるんだなって。
――現場ではスタッフやキャストの家族を現場に招く「ファミリーデー」を企画されたそうですね
ずっと家に帰ってこない、帰ってきても深夜で、パパとママが、何をやっているのかわからないお子さんたちがいらっしゃると思ったんですよね。現場で頑張っている姿を、ご家族の方が見ることによって、ステキな時間を過ごせる。パパママたちも、家族のために、現場のためにもっと頑張ろうってなる。翌日に「ケンティー、家族の雰囲気良くなったよ」って言ってもらえました。
あと、(スタッフの)お父様とお母様もいらっしゃいました。1回現場に行くだけで、(娘&息子が)今まで何をしてきたかっていうのがわかる。そういうのがきっと大切だなと思ったので、提案しました。
――劇中歌「愛してTonight」「ストロベリー」と主題歌「Fiction Love」をすべて担当・作詞作曲されていますが、楽曲へのこだわりや制作秘話を教えてください
最初に作った曲が『壁ドン!床ドン!君にドーン!』の主題歌として劇中で流れる「ストロベリー」。金曜22時もしくは火曜22時のドラマの主題歌として流れてそうなメロディーを意識して作ったんです。つまり僕の願望ですよね、出たことがないから(笑)。自分でかなえてやろうと思って書いたら、意外と良くて。結構鍵盤が進みました。「ストロベリー」はみんなに好きになってもらえる、王道メロディーだと思います。
『執事ラブ』の主題歌として劇中で流れる「愛してTonight」は「ストロベリー」の後に作ったんですけど、昭和歌謡っぽい感じにしたくて。曲を作っていくうちに、サウンドがかっこよくなっちゃって、昭和歌謡ではなくなったんですよ。「これはこれでいいか」と思って、フルコーラスを作り上げた時には、自分なりの表現が詰まった楽曲になりました。振り付けには、昔からお世話になっている「Team“S”pecial」に「ぜひ僕の映画と掛け算してくれませんか」とお願いし、入っていただきました。
映画チームは、「大人っぽいサウンド感でクールに愛の曲を歌ってほしい」という感じだったので、「Fiction Love」を今年の2月ぐらいに作りました。MVもあるんですけど、振付構成は全部僕がやっています。
――「愛してTonight」のパフォーマンスシーンでは、ライブにも参加されている“N's performer”のお2人が出演されていますね
Kojiと志琉に、「ぜひ出ていただけないか」とオファーをさせてもらいました。「そんなの出るに決まってるじゃないですか!」って(笑)。楽曲「IDOLIC」のメンバーなんですけど、今も“N's performer”として一緒にツアーも回っているメンツです。麗司としての僕を見た時に、向こうがドギマギしていましたね(笑)。今回、“N's performer”から2人、「Team“S”pecial」から2人参加していただいています。
感動したのは、エンドロールに2人の名前が載っていたこと。うれしかったです。普段の活動領域と映画の掛け算ができたので、普段の活動にも意義を見出せたし、この映画も盛り上げられて良かったなって思いました。
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■神崎麗司は“ほぼ、俺” 「悔しい」気持ちとの向き合い方は?
――完成した作品をご覧になられた感想を教えてください
「これはこの夏いけるな」って(笑)。十数年後に、「ケンティーの若かりし頃のラブストーリーを見たい」って思ったら、これを見ると思います。ブラッド・ピットで言ったら、『ジョー・ブラックをよろしく』みたいな。
ここ最近僕がやった作品の中で、ここまで明るい作品はこれしかないんですよ。人斬りだったり、セックスセラピストだったり。どちらも大変な思いをして撮っていたものなので、唯一自分の中で抑制されたものを、解放した作品です。
――神崎麗司は、中島さんを想定して描かれたとお聞きしました。どう感じましたか?
「俺も、賞取れるし!」って思いました(笑)。麗司が自分の気持ちを代弁してくれている部分もあるし、「ここはもう、俺的にはクリアしてるから」みたいな部分もある。“中島健人の伝記”のような映画として捉えてもらっても面白いかもしれないです。
――ご自身も協力して脚本を仕上げた?
ラストシーンはそうですね。展開のアイデアを出しました。
――役作りはどうでしたか?
そんなに深く考えずに演じられちゃったんですよ。
――なぜでしょう?
ほぼ、俺だからです(笑)。ラブコメであって、ラブコメじゃないっていうところが、この映画のポイント。僕自身も、仕事に向き合う時に、活力を非常に大切にしてるんですよね。映画やライブでその場の中心に立つ時に、一番大切にしているものは熱意。熱意がいかにチームのみんなに伝染して、それが1つになっていったかっていうプロセスを非常に大切にしています。
麗司も美里にムチを入れられることによって、本来の自分を取り戻して、チームを統率していく。そして1つのドラマを作り上げていく、というプロセスが非常に自分と似ていました。一番リアリティがあるのは、マネージャーさんと車に乗るシーン。僕が機嫌悪い時の車内です(笑)。
――ファンの方は中島さんだと思って見ていいのでしょうか?
いいかも。逆に「これ、ケンティーじゃないよね」と言われる可能性の方が少ないというか。ほぼ“セルフパロディ”です。
僕は撮影期間中、もっと“弾けポップMAX”みたいな映画になると思っていたんですよ。もっとふざけた映画になると思っていた。紙谷楓監督が、浮世離れした自分の存在を、地に足付けてくれて仕上げてくれました。全幅の信頼を置いている監督ですけど、本当に良かったなと思いました。
――冒頭の麗司には、仕事に対する姿勢について疑問を持つ部分もありますが、役に対する第一印象はどうでしたか?
麗司と僕は、大きく外面が似ているというのはありますが、仕事の前日にお酒を飲むというのは100%ありえないです。読み合わせの前日とか、リハーサルの前日とか、本番前とか。ツアー先でもお酒は絶対に飲まないですね。たとえ、ほかのみんなが飲んでいても、僕は絶対にウーロン茶です。
麗司って、僕がジュニアの頃に「デビューしたら芸能人ってこんな感じなのかな」って思っていた姿。サングラスをかけて、エンジニアブーツを履いて、チャラチャラして…。デビューしたら何でもありだと思ってたんですよ。ところがどっこい、デビューしても何の自由もなく(笑)。麗司は、中島健人を300%脚色したものなんですよね。だから“中島健人の伝記”とは言いつつも、著者がミスったっていうことにしてください(笑)。
だけど、「絶対負けねえ」とか、共演者に対するメラメラみたいなものはあります。昔の方が特にあって、女優さんにも嫉妬していました。どんなにいい芝居をされていても、「悔しい」って気持ちが勝っちゃっていましたね。
――「悔しい」気持ちとの向き合い方は?
「今はそのターンじゃないんだな」って思うことですね。去年のカウントダウンライブがターニングポイントになっていて。とんでもない殻が破けたというか。あの場所で、しっかり自分の力を発揮できたっていう経験があるから、たとえ今結果が出てこなくても、今は僕のターンじゃないんだなって思います。でも必ず勝機って訪れるから。僕、小さな勝負にあまり勝てないんですよ。だから「大きな勝負で勝てばいい」という考えになりました。
――麗司も麗司として理想と現実の間で葛藤していますが、中島さんから麗司に何を言ってあげたいですか?
「今はラブコメや色物系のオファーしか来なくてすごい焦っていて、ドラマのオファーが来ないこともかわいそうだと思うよ。その気持ち、俺もよくわかるよ。だけど、お前の作るものを楽しみにしているお客さんってどれくらいいると思ってるの?その人たちのために、置かれた場所で咲けよ」って言いますね。
――まずは求められているものに応えるべき?
そうですね。僕の理論としては。僕がそんな考えになれたのも数年ですけどね。昔は「なんでこういうオファー来ないんだろう」と思うこともあったし。今もなお、叶っていないことはたくさんあります。まずは、自分が今やってることをフルアウトすれば、結果に出ることがちゃんとわかるので。
■アイドルとしての活動領域と映画の掛け算が実現 劇中歌&主題歌の制作秘話を明かす
――劇中には、塩野瑛久さん演じるライバル俳優・渕上颯真や、光石研さん演じる先輩俳優・山村賢二が登場します。実際に中島さんにとって、切磋琢磨できる関係性の方や、ステキな言葉をかけてくれる仲間はいらっしゃいますか?
この間、(Mrs. GREEN APPLEの)大森元貴と長電話しました。じゃあ会えばいいじゃん、みたいな(笑)。「ケンティー元気?」って聞かれて、「もちろん!暴れまくっているよ」と伝えたら、「そうだよね!すっごい毎日が楽しそう」って彼がさりげなく言ったんですよ。うれしいなと思いました。日本の音楽シーンの頂点にいる人にも、楽しそうに見えるんだなって。
――現場ではスタッフやキャストの家族を現場に招く「ファミリーデー」を企画されたそうですね
ずっと家に帰ってこない、帰ってきても深夜で、パパとママが、何をやっているのかわからないお子さんたちがいらっしゃると思ったんですよね。現場で頑張っている姿を、ご家族の方が見ることによって、ステキな時間を過ごせる。パパママたちも、家族のために、現場のためにもっと頑張ろうってなる。翌日に「ケンティー、家族の雰囲気良くなったよ」って言ってもらえました。
あと、(スタッフの)お父様とお母様もいらっしゃいました。1回現場に行くだけで、(娘&息子が)今まで何をしてきたかっていうのがわかる。そういうのがきっと大切だなと思ったので、提案しました。
――劇中歌「愛してTonight」「ストロベリー」と主題歌「Fiction Love」をすべて担当・作詞作曲されていますが、楽曲へのこだわりや制作秘話を教えてください
最初に作った曲が『壁ドン!床ドン!君にドーン!』の主題歌として劇中で流れる「ストロベリー」。金曜22時もしくは火曜22時のドラマの主題歌として流れてそうなメロディーを意識して作ったんです。つまり僕の願望ですよね、出たことがないから(笑)。自分でかなえてやろうと思って書いたら、意外と良くて。結構鍵盤が進みました。「ストロベリー」はみんなに好きになってもらえる、王道メロディーだと思います。
『執事ラブ』の主題歌として劇中で流れる「愛してTonight」は「ストロベリー」の後に作ったんですけど、昭和歌謡っぽい感じにしたくて。曲を作っていくうちに、サウンドがかっこよくなっちゃって、昭和歌謡ではなくなったんですよ。「これはこれでいいか」と思って、フルコーラスを作り上げた時には、自分なりの表現が詰まった楽曲になりました。振り付けには、昔からお世話になっている「Team“S”pecial」に「ぜひ僕の映画と掛け算してくれませんか」とお願いし、入っていただきました。
映画チームは、「大人っぽいサウンド感でクールに愛の曲を歌ってほしい」という感じだったので、「Fiction Love」を今年の2月ぐらいに作りました。MVもあるんですけど、振付構成は全部僕がやっています。
――「愛してTonight」のパフォーマンスシーンでは、ライブにも参加されている“N's performer”のお2人が出演されていますね
Kojiと志琉に、「ぜひ出ていただけないか」とオファーをさせてもらいました。「そんなの出るに決まってるじゃないですか!」って(笑)。楽曲「IDOLIC」のメンバーなんですけど、今も“N's performer”として一緒にツアーも回っているメンツです。麗司としての僕を見た時に、向こうがドギマギしていましたね(笑)。今回、“N's performer”から2人、「Team“S”pecial」から2人参加していただいています。
感動したのは、エンドロールに2人の名前が載っていたこと。うれしかったです。普段の活動領域と映画の掛け算ができたので、普段の活動にも意義を見出せたし、この映画も盛り上げられて良かったなって思いました。
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