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2026-07-08 11:55
Adoが4日、5日に神奈川・日産スタジアムで単独公演『Ado STADIUM LIVE 2026「Ao」』を開催した。
【ライブ写真たくさん】憧れのまふまふとの共演シーン『Ado STADIUM LIVE 2026「Ao」』の模様
世界33都市で50万人を動員したワールドツアー『Ado WORLD TOUR 2025「Hibana」』、その凱旋公演となった自身初のドームツアー『Ado DOME TOUR 2025「よだか」』を経てたどり着いた日産スタジアム。自伝的小説『ビバリウム』とも深く呼応するタイトル「Ao」を掲げたステージでは、これまでの歩みと現在の思い、そしてこの先へ進んでいく意思を、圧倒的な歌声と壮大な演出で描き出した。ここでは4日の公演の模様をレポートする。
■ファントムシータが堂々のオープニング バンドの一体感が生んだ熱狂
まずは、レトロホラーをコンセプトに活動するAdoプロデュースのアイドル・ファントムシータがオープニングアクトとして登場。ステージに倒れ込んだり、歌詞に合わせて目を見開いて歌唱したりと、演劇のように引き込むステージングで観客を魅了した。
ステージ後方の大きなビジョンも効果的に使われ、メンバーの細かな表情まで映し出されることで、グループの表現力がより際立っていた。3度目のオープニングアクトとなる今回のステージについて「とても緊張しました」と語りながらも、堂々としたパフォーマンスで公演の幕開けを飾った。
場内が暗転すると、ビジョンには自伝的小説『ビバリウム』に登場する、クローゼットの中にいるAdoを想起させる映像が映し出された。ライブ全体を貫く物語の始まりを告げるような映像に続き、「0」でAdoのステージが幕を開けた。
続く「うっせぇわ」では、水が激しく噴き上がる演出の中、Adoの力強い歌声が野外の空間に響きわたる。「レディメイド」「ギラギラ」「逆光」「綺羅」「エンゼルシーク」と、バンドと一体となった熱量の高いステージを展開していった。
今回は、バンドメンバーが演奏する姿も大きなビジョンに映し出される場面が多く、その存在感がより際立っていた。Adoの歌声に鋭いギターや重厚なリズム、華麗なキーボードが応え、それぞれの熱量をぶつけ合うようにステージを作り上げていく。Adoとバンドが一つの塊となって音を放つような一体感が、ライブ前半を強く印象づけた。
「ラッキー・ブルート」「ルル」ではステージに倒れ込むなど、感情をむき出しにするようなエモーショナルなパフォーマンスを披露。Adoの熱量に呼応するように客席の盛り上がりも一段と高まり、会場全体が大きな熱気に包まれていった。
続く「アイ・アイ・ア」ではステージが遊園地のような世界感へと姿を変え、「Tot Musica」では一転、宮殿を思わせる壮麗な空間が映し出された。巨大な炎が次々と舞い上がる中、Adoは圧倒的な歌声を響かせ、観客を楽曲の世界観へと引き込んでいった。
■大所帯のオーケストラが登場 Adoが縦横無尽にステージを舞う
「Tot Musica」が終わると、Adoが入っていたボックスがゆっくりとせり上がる。その下から姿を現したのは、大所帯のオーケストラだった。「私は最強」から始まったオーケストラパートでは、バンドとオーケストラによる壮大な響きにAdoの歌声が重なり、楽曲の新たな表情を引き出していく。
「永遠のあくる日」では、Adoの優しい歌声からエモーショナルな展開へ。白と青のライトに照らされたステージには、まるで映画のワンシーンのような美しい光景が広がった。繊細な歌声と大編成の演奏が溶け合い、広大なスタジアムを深い余韻で包み込んだ。
オーケストラがステージを去ると、Adoがボックスから出てステージ上に姿を現した。その瞬間、客席から大きな歓声が巻き起こる。
「私が存在していることがより明白になったのではないでしょうか!」
そう力強く言い放ったAdoは、解放されたかのように広いステージを動き回り、舞うように身体を躍らせた。これまでにないほど躍動的な姿で、「MAGIC」「踊」「モンストロ」「唱」と楽曲を畳みかけていく。目元をマスクで覆いながらも、全身からあふれ出す感情とエネルギーで観客を魅了し、会場の盛り上がりは最高潮へと達した。
MCでは、公演タイトルに込めた思いを語った。「Ao」は、『ビバリウム』に登場するAdo本人の仮名として用いられている名前だ。
「Aoは『ビバリウム』の中で明かした自分の名前です。ありのままの自分でいたいという想いでタイトルにしました」
そして、本編最後の曲を前に、再びオーケストラをステージへ呼び込んだAdoは「今日は驚く演出がたくさんあったと思います。こんなことは自分も初めてです!いつか自分のことが好きになれるように、歌います!」と語り、「新時代」へ。
バンドとオーケストラが一体となった壮大な演奏に乗せて届けられた「新時代」は、より鮮やかに、よりドラマチックに響きわたった。力強い歌声と大編成のサウンドが重なり、これまで何度も歌われてきた楽曲に新たな表情を与えていく。「いつか自分のことが好きになれるように」。その言葉を胸に歌われた「新時代」は、Adoがこれまで歩んできた道のりと、この先へ進んでいく意思を重ねるような一曲となった。
■まるちゃん&花輪クンも登場 憧れのまふまふとの共演が実現
アンコールでは一転して、祝祭感あふれるステージが展開された。ファントムシータに連れられ、ちびまる子ちゃんと花輪クンが登場すると、会場は大歓声に包まれる。さらにAdoもトロッコに乗って客席を一周し、「盛り上がってますか!」「まだまだいきましょう!」と無邪気にファンに呼びかけた。
楽しそうにファンとコミュニケーションを取りながら「おどるポンポコリン」を歌い、続いて新曲「Love me forever!」を披露。「アタシは問題作」「FREEDOM」と続き、それまでの興奮と緊張感に満ちたステージとはまた異なる、和気あいあいとした時間を届けた。
そんな空気から一転、ステージに戻ったAdoは自身が「一番尊敬している歌い手」と語る、まふまふの「立ち入り禁止」を一人でカバーした。自伝的小説『ビバリウム』の中でも、まふまふへの強い思いをつづっていたAdo。憧れの存在への敬意を込めるように、その楽曲をていねいに歌い上げた。
そして、続いてまふまふが手掛けた楽曲「心という名の不可解」では、まふまふ本人がステージに登場。大きなどよめきと歓声が広がる中、2人は並び立ち、ラストには互いを見つめ合いながら歌声を重ね、ハーモニーを響かせた。
共演を終え、Adoは「本当に夢みたいです」と感謝。まふまふも「こちらこそ、自分で立ったことがないようなこんな大きなステージに連れてきてくれてありがとう!」とうれしそうに応えた。『ビバリウム』の中で強い思いをつづった憧れの存在と、日産スタジアムのステージで歌声を重ねる。Ado、そしてファンにとって特別な瞬間となった。
■涙で語った思い「多くの人の人生の脇役になりたい」
まふまふを送り出すと、Adoは改めて観客に向き合った。
「悔しい思いをして、もう歌い手を名乗るのをやめようとか、言葉を選ばずに言うと死んでしまおうかって思ったことだってあります。でも、歌が好きで、歌っているときだけは自由になれる。未来を信じてこれて本当によかったです」
涙を流しながら、自身の思いを一つ一つ言葉にしていく。
「自分を信じてくれた人に恩返しがしたい。いらない自分の命が誰かのためになるなら。多くの人の人生の脇役になりたい」
そして、「また一歩を踏み出していきたい」と力強く語った。その思いを噛み締めるように、最後に届けたのは「ビバリウム」だった。
Adoはステージにすっと立ち、歌い始める。ステージを舞うように動いていた姿とは対照的に、一つ一つの言葉や思いを確かめるように歌い上げ、夜空に大きな花火が打ち上がり、ライブはフィナーレを迎えた。
『ビバリウム』の世界観と呼応する映像、バンドと生み出した圧倒的な熱量、大所帯のオーケストラによって新たな表情を見せた楽曲の数々、そして憧れのまふまふとの共演。自身の弱さも迷いもさらけ出しながら、“ありのままの自分”でいることを願い、未来へ進もうとするAdoの姿がそこにはあった。涙とともに歌い終えたその先で夜空を彩った大きな花火は、Adoがまた新たな一歩を踏み出したことを祝福しているかのようだった。
■セットリスト(7月4日)
M01. 0
M02. うっせぇわ
M03. レディメイド
M04. ギラギラ
M05. 逆光
M06. 綺羅
M07. エンゼルシーク
M08. ラッキー・ブルート
M09. ルル
M10. アイ・アイ・ア
M11. Tot Musica
M12. 私は最強
M13. 春に舞う
M14. 永遠のあくる日
M15. 風のゆくえ
M16. MAGIC
M17. 踊
M18. モンストロ
M19. 唱
M20. 新時代
ENCORE
M21. おどるポンポコリン
M22. Love me forever!
M23. アタシは問題作
M24. FREEDOM
M25. 立ち入り禁止(まふまふ cover)
M26. 心という名の不可解(w/ まふまふ)
M27. ビバリウム
【インタビュー】歌い手・Adoが小説に託した“自分の物語” 過去と向き合い、言葉にした理由
【動画】Ado自身初となる“実写ミュージックビデオ”の映像
【画像複数】実写Adoが走る! 自身初となる“実写ミュージックビデオ”の場面カット
【ライブ写真】圧倒的なステージを見せたAdoの東京ドーム公演!気球に乗って登場したシーンも
【ライブレポート】Ado、気球で舞った東京ドーム 圧倒的パフォーマンスと「変わることができない私を受け入れたい」と涙した決意のMC
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■ファントムシータが堂々のオープニング バンドの一体感が生んだ熱狂
まずは、レトロホラーをコンセプトに活動するAdoプロデュースのアイドル・ファントムシータがオープニングアクトとして登場。ステージに倒れ込んだり、歌詞に合わせて目を見開いて歌唱したりと、演劇のように引き込むステージングで観客を魅了した。
ステージ後方の大きなビジョンも効果的に使われ、メンバーの細かな表情まで映し出されることで、グループの表現力がより際立っていた。3度目のオープニングアクトとなる今回のステージについて「とても緊張しました」と語りながらも、堂々としたパフォーマンスで公演の幕開けを飾った。
場内が暗転すると、ビジョンには自伝的小説『ビバリウム』に登場する、クローゼットの中にいるAdoを想起させる映像が映し出された。ライブ全体を貫く物語の始まりを告げるような映像に続き、「0」でAdoのステージが幕を開けた。
続く「うっせぇわ」では、水が激しく噴き上がる演出の中、Adoの力強い歌声が野外の空間に響きわたる。「レディメイド」「ギラギラ」「逆光」「綺羅」「エンゼルシーク」と、バンドと一体となった熱量の高いステージを展開していった。
今回は、バンドメンバーが演奏する姿も大きなビジョンに映し出される場面が多く、その存在感がより際立っていた。Adoの歌声に鋭いギターや重厚なリズム、華麗なキーボードが応え、それぞれの熱量をぶつけ合うようにステージを作り上げていく。Adoとバンドが一つの塊となって音を放つような一体感が、ライブ前半を強く印象づけた。
「ラッキー・ブルート」「ルル」ではステージに倒れ込むなど、感情をむき出しにするようなエモーショナルなパフォーマンスを披露。Adoの熱量に呼応するように客席の盛り上がりも一段と高まり、会場全体が大きな熱気に包まれていった。
続く「アイ・アイ・ア」ではステージが遊園地のような世界感へと姿を変え、「Tot Musica」では一転、宮殿を思わせる壮麗な空間が映し出された。巨大な炎が次々と舞い上がる中、Adoは圧倒的な歌声を響かせ、観客を楽曲の世界観へと引き込んでいった。
■大所帯のオーケストラが登場 Adoが縦横無尽にステージを舞う
「Tot Musica」が終わると、Adoが入っていたボックスがゆっくりとせり上がる。その下から姿を現したのは、大所帯のオーケストラだった。「私は最強」から始まったオーケストラパートでは、バンドとオーケストラによる壮大な響きにAdoの歌声が重なり、楽曲の新たな表情を引き出していく。
「永遠のあくる日」では、Adoの優しい歌声からエモーショナルな展開へ。白と青のライトに照らされたステージには、まるで映画のワンシーンのような美しい光景が広がった。繊細な歌声と大編成の演奏が溶け合い、広大なスタジアムを深い余韻で包み込んだ。
オーケストラがステージを去ると、Adoがボックスから出てステージ上に姿を現した。その瞬間、客席から大きな歓声が巻き起こる。
「私が存在していることがより明白になったのではないでしょうか!」
そう力強く言い放ったAdoは、解放されたかのように広いステージを動き回り、舞うように身体を躍らせた。これまでにないほど躍動的な姿で、「MAGIC」「踊」「モンストロ」「唱」と楽曲を畳みかけていく。目元をマスクで覆いながらも、全身からあふれ出す感情とエネルギーで観客を魅了し、会場の盛り上がりは最高潮へと達した。
MCでは、公演タイトルに込めた思いを語った。「Ao」は、『ビバリウム』に登場するAdo本人の仮名として用いられている名前だ。
「Aoは『ビバリウム』の中で明かした自分の名前です。ありのままの自分でいたいという想いでタイトルにしました」
そして、本編最後の曲を前に、再びオーケストラをステージへ呼び込んだAdoは「今日は驚く演出がたくさんあったと思います。こんなことは自分も初めてです!いつか自分のことが好きになれるように、歌います!」と語り、「新時代」へ。
バンドとオーケストラが一体となった壮大な演奏に乗せて届けられた「新時代」は、より鮮やかに、よりドラマチックに響きわたった。力強い歌声と大編成のサウンドが重なり、これまで何度も歌われてきた楽曲に新たな表情を与えていく。「いつか自分のことが好きになれるように」。その言葉を胸に歌われた「新時代」は、Adoがこれまで歩んできた道のりと、この先へ進んでいく意思を重ねるような一曲となった。
■まるちゃん&花輪クンも登場 憧れのまふまふとの共演が実現
アンコールでは一転して、祝祭感あふれるステージが展開された。ファントムシータに連れられ、ちびまる子ちゃんと花輪クンが登場すると、会場は大歓声に包まれる。さらにAdoもトロッコに乗って客席を一周し、「盛り上がってますか!」「まだまだいきましょう!」と無邪気にファンに呼びかけた。
楽しそうにファンとコミュニケーションを取りながら「おどるポンポコリン」を歌い、続いて新曲「Love me forever!」を披露。「アタシは問題作」「FREEDOM」と続き、それまでの興奮と緊張感に満ちたステージとはまた異なる、和気あいあいとした時間を届けた。
そんな空気から一転、ステージに戻ったAdoは自身が「一番尊敬している歌い手」と語る、まふまふの「立ち入り禁止」を一人でカバーした。自伝的小説『ビバリウム』の中でも、まふまふへの強い思いをつづっていたAdo。憧れの存在への敬意を込めるように、その楽曲をていねいに歌い上げた。
そして、続いてまふまふが手掛けた楽曲「心という名の不可解」では、まふまふ本人がステージに登場。大きなどよめきと歓声が広がる中、2人は並び立ち、ラストには互いを見つめ合いながら歌声を重ね、ハーモニーを響かせた。
共演を終え、Adoは「本当に夢みたいです」と感謝。まふまふも「こちらこそ、自分で立ったことがないようなこんな大きなステージに連れてきてくれてありがとう!」とうれしそうに応えた。『ビバリウム』の中で強い思いをつづった憧れの存在と、日産スタジアムのステージで歌声を重ねる。Ado、そしてファンにとって特別な瞬間となった。
■涙で語った思い「多くの人の人生の脇役になりたい」
まふまふを送り出すと、Adoは改めて観客に向き合った。
「悔しい思いをして、もう歌い手を名乗るのをやめようとか、言葉を選ばずに言うと死んでしまおうかって思ったことだってあります。でも、歌が好きで、歌っているときだけは自由になれる。未来を信じてこれて本当によかったです」
涙を流しながら、自身の思いを一つ一つ言葉にしていく。
「自分を信じてくれた人に恩返しがしたい。いらない自分の命が誰かのためになるなら。多くの人の人生の脇役になりたい」
そして、「また一歩を踏み出していきたい」と力強く語った。その思いを噛み締めるように、最後に届けたのは「ビバリウム」だった。
Adoはステージにすっと立ち、歌い始める。ステージを舞うように動いていた姿とは対照的に、一つ一つの言葉や思いを確かめるように歌い上げ、夜空に大きな花火が打ち上がり、ライブはフィナーレを迎えた。
『ビバリウム』の世界観と呼応する映像、バンドと生み出した圧倒的な熱量、大所帯のオーケストラによって新たな表情を見せた楽曲の数々、そして憧れのまふまふとの共演。自身の弱さも迷いもさらけ出しながら、“ありのままの自分”でいることを願い、未来へ進もうとするAdoの姿がそこにはあった。涙とともに歌い終えたその先で夜空を彩った大きな花火は、Adoがまた新たな一歩を踏み出したことを祝福しているかのようだった。
■セットリスト(7月4日)
M01. 0
M02. うっせぇわ
M03. レディメイド
M04. ギラギラ
M05. 逆光
M06. 綺羅
M07. エンゼルシーク
M08. ラッキー・ブルート
M09. ルル
M10. アイ・アイ・ア
M11. Tot Musica
M12. 私は最強
M13. 春に舞う
M14. 永遠のあくる日
M15. 風のゆくえ
M16. MAGIC
M17. 踊
M18. モンストロ
M19. 唱
M20. 新時代
ENCORE
M21. おどるポンポコリン
M22. Love me forever!
M23. アタシは問題作
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M25. 立ち入り禁止(まふまふ cover)
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