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『ダウンタイム』、松岡茉優×仲里依紗の化学反応で“想定外”のクライマックスに 初共演で魅せる圧倒的シスターフッド

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2026-09-24 21:00
『ダウンタイム』、松岡茉優×仲里依紗の化学反応で“想定外”のクライマックスに 初共演で魅せる圧倒的シスターフッド
Netflixシリーズ『ダウンタイム』(独占配信中)左から、松岡茉優、仲里依紗
 動画配信サービス「Netflix」オリジナル作品、Netflixシリーズ『ダウンタイム』が9月17日より世界独占配信がスタート。Netflixが今回スポットを当てるのは美容整形業界。「美しくなりたい」「自分を変えたい」と願う人々の希望や葛藤、その裏側に潜む光と闇を描くヒューマンサスペンスだ。オリコンニュースでは、今作が初共演となる松岡茉優と仲里依紗にインタビュー。オファーを聞いての心境や演じる上で意識したこと、お互いの第一印象、撮影現場や共演者とのエピソードなどを聞いた。(取材・文:遠藤政樹)

【画像】物語の鍵を握る7人のキャラクタービジュアル

■「こんなドラマ観たことない」 松岡茉優&仲里依紗が語る役への模索

――オファーを受けた際の率直な気持ちや、脚本を読んだ感想を聞かせてください。

【松岡】 最初に台本を読んだとき、Netflixさんがこれまでさまざまな題材に向き合ってきたなかで、今回は美容整形を題材にするのだという驚きがありました。

【仲】 驚きましたし、こんなドラマは観たことないと脚本を読んでいても思いました。そういう作品に出演できることはうれしいです。

――天才的なオペ技術を持つ形成外科医・沼田文(松岡)と、「美で人を救う」を掲げるカリスマ美容外科医・遠山凜(仲)。ご自身が演じられた役について、どんな人物と解釈されたのでしょうか。

【松岡】 文はもともと形成外科医で、美容外科へ移ります。最初は美容整形に否定的な考えを持っていますが、さまざまな患者さんと出会うなかで、その考え方が少しずつ変化していきます。6ヶ月という長い時間演じさせてもらったので、撮り終える頃には、文ならどう呼吸し、どう動くかを考えなくても自然に出てくるような感覚がありました。今まで演じてきたなかでも、すごく体に馴染んだ役でした。

――演じるにあたり大切にされたことは?

【松岡】 文は物語のなかで大切にするものが刻々と変化していくので、撮影する場面ごとに、そのときの文にとって家族、仕事、自分の人生のどれが最も重要なのかを確認していました。

――仲さんは遠山凜をどんな人物と捉えたのでしょうか。

【仲】 凜先生は(クリニックの)看板になっているぐらい、アイコン的な存在なので、ちゃんとビューティーに演じなきゃいけないというのが、最初はプレッシャーでした。

――まさにクリニックの顔として君臨されています。どのような点を意識しながら演じられたのでしょうか。

【仲】 美容整形業界の光と闇が描かれている作品なので、凜先生はどっちサイドなのだろうと観ている方は考えると思います。本心はどう思っているのかという部分を軸に進んでいくので、そこを丁寧に演じなきゃいけないなと。

――確かに序盤の凜を見ていると、少しヒール寄りなのかとも感じます。

【仲】 最初は悪っぽいとか怖そうにとか、冷酷に演じなければということに一生懸命でした。凜先生は心の内を顔に出さず表情があまり変わらないので、どう見せるかは難しい部分もありました。美容のことは監修・指導を担当してくださった高須クリニックの先生方ともお話ができ、すごく貴重な経験がたくさんできました。

■汗だくの全身運動に「カッコいい!」 リアルを追求した施術シーンの壮絶な舞台裏

――施術シーンの撮影で、特に大変だったことがあれば教えてください。

【松岡】 脂肪吸引のときの凜先生の動きがとても様になっていて、カッコいいと感じました。

【仲】 すごく短いシーンですけど(脂肪吸引を)見たことがない人は、びっくりすると思います。フルマラソンを走った後かのような、それぐらいの感じでした。

【松岡】 実際、先生方も汗だくになるとおっしゃっていました。文は当初、美容整形に否定的な立場なので、撮影ではその距離感を意識していましたが、リハーサルのときは凜先生の動きを見て、思わず「カッコいい!」と感じてしまって(笑)。本当に全身を使う施術でしたよね。

【仲】 あれは先生たち、大変だと思います。

【松岡】 目の手術でも、左右で立ち位置を変えながら施術されると伺いました。実際の動きを見て、全身を使う仕事なのだと感じましたし、患者さんと向き合う姿からは、身体だけでなく気持ちも動かす仕事なのだと思いました。

【仲】 アスリートのような印象を受けました。

■仲、松岡の第一印象はまさかの「しびれ」?

――お二人は今回が初共演とのことですが、お互いの第一印象はいかがでしたか。

【仲】 最初に会ったのは衣装合わせのときで、茉優ちゃんがおかきを手土産に持ってきてくれて。舌がしびれるおかきですごくおいしくて、忘れられないくらい。だからもう印象はしびれですね(笑)。

【松岡】 あはは。また買ってきます。

【仲】 最初に茉優ちゃんを見たとき「なんて透き通った人!」と感じたし、ピカピカ光っていました。これが芸能人だと思いました。

――松岡さんは仲さんと共演されてみて?

【松岡】 うれしい驚きの連続でした。最初のシーンというかカメラテストのときから、凜先生と向き合うと、自分でも予期していなかった感情が出てきて。「相性が良い」という言葉だけでは言い表せないくらい、里依紗ちゃんのお芝居からたくさんのものを引き出してもらいました。

――想定外だった結果、何か影響などはありましたか。

【松岡】 私が台本を読んだ段階で想像していたクライマックスとは、違うものになりました。

【仲】 それは大丈夫?(笑)

【松岡】 もちろん大丈夫です(笑)。シスターフッドの物語なので、台本を読んだときには、凜と文の関係はこう変化していくのだろうと想像していました。でも実際に里依紗ちゃんとお芝居をすると、想像とは違う感情が生まれて。自分一人で考えていたものとは違う着地点にたどり着けたことが、うれしい想定外でした。1シーン、1シーンが楽しかったです。

【仲】 こちらこそ楽しかったです。

■相乗効果で想定を超えた芝居に互いに驚き

――お二人のシーンはかなり多かったと思いますが、特に印象深いシーンを教えてください。

【松岡】 忘れられないシーンがたくさんあります。なかでもクライマックス付近の凜とのシーンは、台本を読んだ段階で考えていたプランとは違う感情が生まれました。凜先生と向き合ったときに、文のなかの何かが揺らいだような感覚があって。里依紗ちゃんも、当初考えていたものとは違っていたよね?

【仲】 そうだね。あのシーンではびっくりしました。私は結構、行き当たりばったりでやっちゃうところもあって(苦笑)。それでもびっくりするぐらいの行き当たりばったり感でした。演じながら「お~っ!」という感覚があって。私もそこまで作ってきた凜の強さが一気にバーンと破裂したシーンでした。

【松岡】 しかも、そのシーンは院長室で撮影する最後のシーンだったんです。撮り終えたとき、里依紗ちゃんが「やった~!」と喜んでいる姿を見て、私も泣けるほどうれしかった。院長室では緊張感のあるシーンをたくさん撮ってきたので、二人で最後までたどり着けたような感覚がありました。

【仲】 院長室は本当に地獄でした(笑)。スタッフさんからも「あのシーンは……」と言われていて、大丈夫だと思っていましたが本当に大変でした。

■「みな実様に感謝」 豪華キャスト陣の裏話と撮影現場で見た16歳俳優の深化

――現場の雰囲気や、共演者の方々とのエピソードを聞かせてください。

【松岡】 やっぱり田中みな実先生ですね(笑)。

【仲】 茉優ちゃんとは芝居のことでもお話していたけど、それ以外の話題でもたくさん話せるようになったのは、先生がいてくださったから。みな実様には感謝しております。

【松岡】 もともと、みな実ちゃんは私たち二人の共通の友人だったので、三人で話すきっかけを作ってくれました。

【仲】 みな実さんも素敵な役で、一緒にお芝居できてよかったです。

【松岡】 遠山クリニックのメンバーも本当に個性豊かでした。それぞれ異なるバックグラウンドやお芝居のスタイルを持つ方たちが集まっていて。そのなかで、看護チーフの轟菜々実を演じるみな実さんが、現場でもお芝居でも皆をつないでくれていました。とてもカッコよかったです。

――他に印象に残っている共演者の方は?

【仲】 見返してみると、凜先生が(小宮)ルイ先生(間宮祥太朗)に厳しすぎるのではと思って。何か冷たいなと。

【松岡】 ルイ先生に対しては、文も凜先生もつい冷たくなってしまうんです(笑)。でも、それぞれの接し方に二人らしさが出ていると思います。取材では、医師自身が患者さんにとって憧れや施術を選ぶきっかけになる場合もあると伺い、自分が知らなかった美容医療の一面だと感じました。

――ゲストキャストの方も毎話、豪華なメンバーが出演されます。なかでも印象に残っている方は?

【仲】 安達祐実さんは素敵でした。撮影現場では研ナオコさんと安達さんの素顔を見ていません。

【松岡】 そうですよね。お二人とも私たちより早く現場に入り、特殊メイクをされていました。撮影の合間もメイクをしたままだったので、現場では素顔を拝見する機会がありませんでした。

【仲】 この作品のあと、すぐ私、安達さんと別作品で共演したのですけど、そのとき「あっ、安達さんだ」って(笑)。

――何だか妙な感覚になってしまったのですね(笑)。

【松岡】 私は、連続ドラマ初出演となった沼田尊役の武田創世君が忘れられません。撮影の初めの頃から、永作博美さんや増子直純さんのお芝居を受けながら、現場で一つひとつ吸収していく姿が印象に残っています。

――どういうことをきっかけに忘れられないと思われたのでしょうか?

【松岡】 撮影が進むにつれて、「用意、スタート」の前に自分で動きを考え、「スマートフォンを触っているところから始めたいので、スマートフォンをお借りできますか」と提案してくれるようになりました。6ヶ月の撮影を通して、創世君が役と向き合う姿の変化を間近で見られたことは、とても光栄でした。これからどんな俳優になっていくのか楽しみです。

■命を燃やした魂の叫びに共感 シスターフッドとサスペンスが交錯する怒とうの展開

――「美しさ」には内面的な要素も含め、さまざまな捉え方があると思います。役を演じながらどのようなことを感じましたか。

【仲】 今作に出てくる患者さんたちのように、多くの人が美しくなれるのであればなりたいと思うだろうし、心も生活も美しくなれば表情が豊かになるし考え方も変わってくる。笑顔が増えてくると思います。美しくなることは、自分が明日笑うためにやっているのだなという印象は受けました。

【松岡】 私たち2人は医師側として作品に参加しましたが、患者役の俳優さんたちが一人ひとりの背景や願いに向き合って演じてくださっていました。そのお芝居を受けているときに、「こうなりたい」「こうしたい」という思いがまっすぐ伝わってきて、その姿を美しいと感じました。毎話、それぞれ異なる悩みを抱えた患者さんが登場するので、続けて観たくなる作品になっていると思います。


――美容業界に関する光と闇や思いがけないクライマックスまで興味深い作品ですが、楽しみにしている方にメッセージをお願いいたします。

【仲】 美容整形に馴染みがない方もいらっしゃると思うので、そういう方にも『ダウンタイム』を通して、ポジティブに捉えてもらえるようになればいいなと思います。

【松岡】 文と凜の関係性や、二人が抱えてきた過去は、物語の後半で少しずつ明かされていきます。美容整形を題材にした作品であると同時に、二人の関係を描くシスターフッドであり、ヒューマンサスペンスでもあります。物語がなぜ始まったのかが見えてくる後半まで、ぜひ楽しんでいただけたらうれしいです。


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