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2026-09-25 14:17
西川美和監督の映画『わたしの知らない子どもたち』(10月16日公開)の先行試写会が24日、長崎県立美術館で開かれ、西川監督、主演の小八重葵美、役所広司が上映後のトークに登壇した。会場には長崎市の平和文化キャンペーンの一環として、小学生から大学生までの学生と保護者が招かれた。子どもたちが映画を観て抱いた率直な思いに、3人が耳を傾けた。
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本作は、戦後の日本を舞台に、戦争孤児となった少女・琴子ら子どもたちの視点から、戦争が終わった後も続く困難を描く。映画初主演の小八重が、家族を失い、性別を偽って孤児の仲間と生きる琴子を演じ、長崎出身の役所は子どもたちを手助けする海苔漁師・山井を演じた。
西川監督は冒頭、「この映画を子どもたちに観てもらうのは初めて」と明かし、感想を聞くことへの期待を口にした。製作のきっかけは、前作『すばらしき世界』で役所が演じた主人公の実在のモデルにあるという。その人物が戦後、母親に捨てられ、戦争孤児たちと生き延びていたことを知り、「その子どもたちがどうやって生きていたのかな、というのをしっかり映画にしてみたい」と考えたと語った。
本作で、戦争によって家族を失い、性別を偽りながらも孤児の仲間たちと懸命に生きる主人公・琴子を演じた小八重は、本作が映画初主演となる。複雑な状況の役柄を演じることになった小八重は、自ら広島の原爆ドームや平和記念資料館に行くなど、一緒に出演した子どもたちと戦争や当時の環境について理解を深めるような学習もしたことについても明かし、「あまり戦争について勉強していなかったので知らなかったけど、この映画をきっかけに知ることができてよかったです。戦争が終わっても、その後も続いているようだと思いました。」と、本作に出演したことで変化した戦争への意識、を語った。
長崎出身である役所は「僕も俳優として戦争に関する映画に参加しながら、いろんなことを学んできたように感じます。子どもたちを中心にした戦後の物語として、こんなに丁寧に子どもと、子どもたちと接する大人を描いた作品は日本映画の中でも貴重な映画になっているんじゃないかと思います。」と本作の意義を語った。さらに、「こういう映画はとても重要だと思っています。映画っていろんな力を持っていると思いますけど、今回は本当に国境や価値観を超えて、みんなを繋いでくれる力を持った映画が完成するだろうなと思って参加させていただきました。」と戦争を描いた本作への出演を決めた思いを語った。また、「僕はね、子どもたちにおにぎりを振る舞う漁師のおじさんですけど、海の上で船を漕ぐ練習を2日間くらいしましたかね。すごく難しかったですけど、とても楽しかった。」と漁師役ならではの裏話を明かす場面も。
小学6年生の児童からは、戦争孤児たちが食べ物を得るために必死にお金を稼ごうとする姿に胸が苦しくなったという感想が寄せられた。同年代の小八重も、盗みをしようとする琴子を演じる際には、その行動を想像するのが難しかったと振り返り、「そうしないと死んじゃうから、すごい時代の物語だなと感じました」と答えた。
西川監督は「その当時の子どもたちだってものを盗んだりしたくなかったと思う」と応じた。家族と普通に暮らしていた子どもたちが、戦争によって望まないことをせざるを得ない境遇に追い込まれたと説明し、「それは昔だからじゃなくて、今でも戦争が起きている場所の子どもたちは似たような境遇に追い込まれているのかもしれない。そうしないためにどうしたらいいかを大人も子どもも一緒に考えていきたい」と呼びかけた。
別の生徒からは、「戦争は子供も大人も余裕がなくなって大変なことになってしまうので、二度と起こしてはいけないと思いました。なので私も平和の大切さを広める活動をしたい」という声も上がった。役所は、つらい経験を語り継いできた人々がいるからこそ、今の自分たちにも伝わっているとしたうえで、「お家に帰ってお父さんお母さんと戦争について語り合えると面白いかもしれないね」と話した。
保護者からは、長崎で平和について学んできた子どもたちにとっても、自分と同じ世代の子が経験したことを映画で観るのは、これまでと違う体験だったという感想が寄せられた。西川監督は、本作では親子で観て会話ができる作品を目指していたことを明かし、「作った甲斐があったなと思いました」と喜んだ。また、映画の最後の場面を長崎で撮影したことも明かした。
最後に小八重は「ピアノとかアコーディオンとかたくさん練習して頑張ったから、(最初は)何も弾けない状態から始まって7ヶ月で弾けるようになったから、『小八重葵美ってめっちゃすごいんだよ』ってみんなに広めてください!(笑)」と自身の頑張りをアピールし、会場を和ませた。
役所は「今世界中でこういう映画が求められていると思います。確実に戦争の孤児たちが増えていく中で、こういう子どもたちを出してはいけないということを大人が学ばなきゃいけない映画だと思います」とコメント。
最後に西川監督は、戦争孤児を経験した女性たちから「こういう目に二度と子どもたちが遭ってほしくないから、きちんと作ってほしい」と言われていたことを紹介。子どもたちにどう伝わるか心配していたというが、この日の感想を聞き、「頑張って作ってよかった」と手応えを語った。
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本作は、戦後の日本を舞台に、戦争孤児となった少女・琴子ら子どもたちの視点から、戦争が終わった後も続く困難を描く。映画初主演の小八重が、家族を失い、性別を偽って孤児の仲間と生きる琴子を演じ、長崎出身の役所は子どもたちを手助けする海苔漁師・山井を演じた。
西川監督は冒頭、「この映画を子どもたちに観てもらうのは初めて」と明かし、感想を聞くことへの期待を口にした。製作のきっかけは、前作『すばらしき世界』で役所が演じた主人公の実在のモデルにあるという。その人物が戦後、母親に捨てられ、戦争孤児たちと生き延びていたことを知り、「その子どもたちがどうやって生きていたのかな、というのをしっかり映画にしてみたい」と考えたと語った。
本作で、戦争によって家族を失い、性別を偽りながらも孤児の仲間たちと懸命に生きる主人公・琴子を演じた小八重は、本作が映画初主演となる。複雑な状況の役柄を演じることになった小八重は、自ら広島の原爆ドームや平和記念資料館に行くなど、一緒に出演した子どもたちと戦争や当時の環境について理解を深めるような学習もしたことについても明かし、「あまり戦争について勉強していなかったので知らなかったけど、この映画をきっかけに知ることができてよかったです。戦争が終わっても、その後も続いているようだと思いました。」と、本作に出演したことで変化した戦争への意識、を語った。
長崎出身である役所は「僕も俳優として戦争に関する映画に参加しながら、いろんなことを学んできたように感じます。子どもたちを中心にした戦後の物語として、こんなに丁寧に子どもと、子どもたちと接する大人を描いた作品は日本映画の中でも貴重な映画になっているんじゃないかと思います。」と本作の意義を語った。さらに、「こういう映画はとても重要だと思っています。映画っていろんな力を持っていると思いますけど、今回は本当に国境や価値観を超えて、みんなを繋いでくれる力を持った映画が完成するだろうなと思って参加させていただきました。」と戦争を描いた本作への出演を決めた思いを語った。また、「僕はね、子どもたちにおにぎりを振る舞う漁師のおじさんですけど、海の上で船を漕ぐ練習を2日間くらいしましたかね。すごく難しかったですけど、とても楽しかった。」と漁師役ならではの裏話を明かす場面も。
小学6年生の児童からは、戦争孤児たちが食べ物を得るために必死にお金を稼ごうとする姿に胸が苦しくなったという感想が寄せられた。同年代の小八重も、盗みをしようとする琴子を演じる際には、その行動を想像するのが難しかったと振り返り、「そうしないと死んじゃうから、すごい時代の物語だなと感じました」と答えた。
西川監督は「その当時の子どもたちだってものを盗んだりしたくなかったと思う」と応じた。家族と普通に暮らしていた子どもたちが、戦争によって望まないことをせざるを得ない境遇に追い込まれたと説明し、「それは昔だからじゃなくて、今でも戦争が起きている場所の子どもたちは似たような境遇に追い込まれているのかもしれない。そうしないためにどうしたらいいかを大人も子どもも一緒に考えていきたい」と呼びかけた。
別の生徒からは、「戦争は子供も大人も余裕がなくなって大変なことになってしまうので、二度と起こしてはいけないと思いました。なので私も平和の大切さを広める活動をしたい」という声も上がった。役所は、つらい経験を語り継いできた人々がいるからこそ、今の自分たちにも伝わっているとしたうえで、「お家に帰ってお父さんお母さんと戦争について語り合えると面白いかもしれないね」と話した。
保護者からは、長崎で平和について学んできた子どもたちにとっても、自分と同じ世代の子が経験したことを映画で観るのは、これまでと違う体験だったという感想が寄せられた。西川監督は、本作では親子で観て会話ができる作品を目指していたことを明かし、「作った甲斐があったなと思いました」と喜んだ。また、映画の最後の場面を長崎で撮影したことも明かした。
最後に小八重は「ピアノとかアコーディオンとかたくさん練習して頑張ったから、(最初は)何も弾けない状態から始まって7ヶ月で弾けるようになったから、『小八重葵美ってめっちゃすごいんだよ』ってみんなに広めてください!(笑)」と自身の頑張りをアピールし、会場を和ませた。
役所は「今世界中でこういう映画が求められていると思います。確実に戦争の孤児たちが増えていく中で、こういう子どもたちを出してはいけないということを大人が学ばなきゃいけない映画だと思います」とコメント。
最後に西川監督は、戦争孤児を経験した女性たちから「こういう目に二度と子どもたちが遭ってほしくないから、きちんと作ってほしい」と言われていたことを紹介。子どもたちにどう伝わるか心配していたというが、この日の感想を聞き、「頑張って作ってよかった」と手応えを語った。
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