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菊池寛『恩讐の彼方に』永山瑛太主演で映画化 大森立嗣監督と再タッグ、2028年公開目指す

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2026-09-25 17:00
菊池寛『恩讐の彼方に』永山瑛太主演で映画化 大森立嗣監督と再タッグ、2028年公開目指す
映画『恩讐の彼方に』壮大な耶馬溪の自然を背景に、岩壁を見つめる主人公の姿を捉えたファーストカット (C)ツインエンジン/ヨアケ
 菊池寛の小説『恩讐の彼方に』が、永山瑛太主演、大森立嗣監督で映画化されることが発表された。京都や大分を中心に行われた第1期の撮影を終え、2027年に冬の場面を撮影する予定。2028年の劇場公開を目指している。あわせて、大分県中津市にある耶馬溪(やばけい)の自然を背景に、岩壁を見つめる主人公のファーストカットが公開された。

【画像】映画『光』の舞台あいさつに登壇した大森立嗣監督、瑛太

 1919年に発表された原作は、大分県中津市の「青の洞門」にまつわる史実を基にした短編小説。かつて耶馬溪の危険な岩壁を通らなければならなかった人々のため、僧侶の禅海が長い年月をかけてトンネルを掘ったという話に、菊池が創作を加えた。映画では、巨大な岩壁に向かって鑿(のみ)と槌(つち)を振るい続ける男と、その壮絶な過去が描かれる。男は何者で、何を求めているのか。

 永山と大森監督が組むのは、『まほろ駅前多田便利軒』(2011年)、『まほろ駅前狂騒曲』(2014年)、『光』(2017年)に続くもの。製作を手がけるヨアケの吉村知己プロデューサーは、大森監督と長年にわたり脚本を練ってきたといい、主人公には「屈強な俳優」が必要だったと明かす。永山について「理屈を超えて、映画と溶け合うような俳優」と期待を寄せている。

 製作・配給は、オリジナルアニメーション映画『超かぐや姫!』や『劇場版モノノ怪』シリーズ、アニメ『日本三國』などを手がけるツインエンジンと、映画『日日是好日』や『おーい、応為』などを手がけるヨアケが共同で担当する。

 第1期の撮影は2026年5月から6月にかけて行われ、現在は第2期(冬パート)の撮影に向けた準備と並行してポストプロダクションが進められている。

■吉村知己(プロデューサー)のコメント
 大森立嗣監督との映画作りは『おーい、応為』から『恩讐の彼方に』と、たまたまですが時代劇が2作続きます。撮影初日は再び京都の松竹撮影所に戻って来られたことが喜ばしく光栄でした。
 大森監督と長年にわたり脚本を開発し続けました。粘りに粘った大森監督。この稿で行けるのではないか!という達成感と共に、そこに必要なのは主人公を演じることができる、屈強な俳優でした。それが永山瑛太さんです。理屈を超えて、映画と溶け合うような俳優だと思っていまして、本作のオファーを受けていただけたことがとてもうれしかったです。
 原作『恩讐の彼方に』は、善と悪、自分と他人、過去と今と未来、そして人間と自然が渾然一体となり、ある境地を垣間見るような小説です。スタッフ、キャスト一同は、表面的にストーリーを追うと見逃してしまう、その重大さを映画に収めようと挑んでいます。今後の新たな情報にもご期待いただければ幸いです。

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