E START

E START トップページ > エンタメ > ニュース > ミシュラン星付きシェフ、モリ・サコが初来日 日本の名店で学び「弁当」に挑むドキュメンタリー『FOOD SAMURAI』配信

ミシュラン星付きシェフ、モリ・サコが初来日 日本の名店で学び「弁当」に挑むドキュメンタリー『FOOD SAMURAI』配信

エンタメ
2026-09-29 11:08
ミシュラン星付きシェフ、モリ・サコが初来日 日本の名店で学び「弁当」に挑むドキュメンタリー『FOOD SAMURAI』配信
『FOOD SAMURAI』9月30日よりDisney+で日・仏・米同時配信 (C)2026 Cocinor
 フランス・パリを拠点に活動するシェフ、モリ・サコの初めての日本旅行を追ったドキュメンタリーシリーズ『FOOD SAMURAI』が、9月30日から動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」で配信される。全6話、各26分。日本、フランス、アメリカで同日配信される。

【動画】ドキュメンタリー『FOOD SAMURAI』予告編

 モリはフランスの料理番組『Top Chef』で注目を集め、フランス料理を基盤にアフリカや日本の食文化を取り入れたレストラン「MoSuke(モスケ)」をパリで営む。2023年には米誌『TIME』の「TIME100 NEXT(次世代の100人)」に選ばれた。本作では、長年の仕事仲間であるパティシエのテオ・セグルタンとともに、幼い頃から憧れ、自身の料理にも影響を受けてきた日本を訪ねる。

 旅では、ミシュランの星を獲得している日本の名店「銀座しのはら」「鮨かねさか」「焼鳥おみ乃」「てんぷら 近藤」などを訪問。料理人たちから日本料理の技や考え方を学ぶほか、漁船に乗って漁師と交流し、但馬牛の畜産農家も訪ねる。京都では世界遺産・高山寺の国宝「石水院」を訪れ、広島では被爆を経験した女性の話にも耳を傾けた。茶畑をはじめとする日本の自然にも触れながら、日本武道にも挑戦する。

 そんな旅を通じてモリに課されるのは、各地で学んだことを一つの弁当に結実させるという挑戦。最後には大阪の屋台で、その弁当を人々に提供するという画期的な企画となっている。

 シリーズでは、モリが自らのレストランの名前の由来ともなった伝説の黒人侍・弥助の足跡を追う様子も描かれる。父はマリ、母はセネガル出身、20代で初のミシュラン星を獲得したモリは、「MoSuke」という店名について、自身の名前の「モ」と弥助の「スケ」を組み合わせたものだと説明。フランス、アフリカ、日本の文化が交わるレストランを営む中で、弥助の存在を知ったという。

 「移民として(ミシュランの)星を獲るのは並大抵じゃない。彼の苦労が分かるから刺激や力をもらえる」と、モリのこの旅を見守り、称賛したのは『最強のふたり』『アイ・ワズ・ア・ストレンジャー』などで人気のフランスの実力派俳優でコメディアンのオマール・シー。作品にはシェフのピエール・ガニェールらも登場する。

 監督・脚本を務めたエリック・ネボは、すでに料理人として評価を得ているモリが、日本で「再び『学ぶ人』になる」姿を見つめたかったとコメント。料理の技術に加え、自分がどこから来て、何を受け継ぎ、次の世代へ何を手渡すのかという問いを描いたという。

 ネボ監督は広島で女性が自身の体験を語る場面についても、「食があり、伝えることがあり、そして、それでも続いていく日々がある」と、その意義に言及。シリーズの最後にモリが娘のために料理をする場面に、「この作品で描きたかったことのすべてがそこにあった」と語っている。

 本作は、フランス・パリを拠点とする独立系の映画・テレビ番組の製作・配給会社Cocinor(コシノール)が製作した。

■監督・脚本:エリック・ネボのコメント
 『FOOD SAMURAI』で見つめたかったのは、日本の食文化そのものでも、ひとりのシェフの成功譚でもない。すでに自分のスタイルを確立したモリが、異なる文化の前で再び「学ぶ人」になる。その時間だった。
 モリは、日本を訪れた時点ですでに高く評価されたシェフだ。それでも日本では、立ち止まり、観察し、学び、何度でもやり直さなければならない。そこには、ひとつの所作にさえ、時間と忍耐、そして謙虚さを求める料理の世界がある。
 けれど、僕がこの旅の中に見ていたのは、料理だけではない。日本という場所は、モリに、自分自身の原点へもう一度向き合うことを促していく。自分がどこから来たのか。何を受け継いできたのか。そして、これから何を次の世代へ手渡していくのか。その意味で、弥助という存在はこの作品にとって非常に重要だった。
 数世紀前、アフリカから日本へ渡り、侍となったひとりの男。その物語には、異なる世界へ移ること、適応すること、他者の視線、自分の居場所を見つけること、そしてルーツを失わずに生きることが重なっている。
 この問いは、シリーズ全体を貫いている。複数の文化を受け継ぎながら、どう前へ進むのか。どうすれば、自分にしかないものを築けるのか。受け取ったものを、ただ再現するのではなく、どう自分自身の表現へと変えていくのか。どこまでも人間の姿として、具体的な体験として描きたかった。
 だからこそ広島のエピソードは僕にとって重要だった。ひとりの女性が、自らの体験を語る。あまりにも重い記憶の中にあっても、それでも途切れずに受け継がれていくものがある。食があり、伝えることがあり、そして、それでも続いていく日々がある。そしてシリーズの最後に、モリは娘のために料理をする。僕にとって、この作品で描きたかったことのすべてがそこにあった――。


関連記事


TikTokを“宣伝”の先へ Disney+が目指す作品とファンがつながる新体験【D23レポート】
Disney+幹部が語った日本戦略 人気グループの旅番組やお笑い企画に手応え、ドラマも拡充へ
『ちいさなプリンセス ソフィア』7年ぶり完全新作、ディズニープラスで26日配信 ラプンツェルやモアナも登場
ヒョンビン、ライフルを手に緊迫した表情 『メイド・イン・コリア 2』ポスター&予告編公開 シーズン1の一部YouTube無料配信も決定
千鳥・大悟プロデュース『THE ONE SHOT』舞台裏を芸人たちが告白 アフタートーク映像公開

ページの先頭へ