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横山裕、2度目の単独ツアーを完走 ソロプロジェクト継続の裏に渋谷すばるの言葉「ヨコは絶対歌った方がいい」

エンタメ
2026-10-08 04:00
横山裕、2度目の単独ツアーを完走 ソロプロジェクト継続の裏に渋谷すばるの言葉「ヨコは絶対歌った方がいい」
ソロライブツアー『ROCK FOR YOU LIVE TOUR』最終公演を開催した横山裕
■あなたのために…ファン一人ひとりと創るロックに成長

 5人組グループ・SUPER EIGHTの横山裕が7日、東京・有明ガーデンシアターで自身2度目となるソロライブツアー『ROCK FOR YOU LIVE TOUR』最終公演を開催した。ソロプロジェクト「ROCK TO YOU」第2章として全国12都市(19公演)を巡ったツアーを無事完走。ギターをかき鳴らし、アンコールを含め約2時間半、会場の“あなた”一人ひとりへメッセージをまっすぐに届けた。

【写真】ギターを手にカッコよくステージに立った横山裕

 昨年、横山の“武者修行”としてスタートした「ROCK TO YOU」。自身初となるソロアルバム『ROCK TO YOU』をリリースし、全国11都市を巡るライブツアーを開催した。そして今年もデジタルソングのリリースや、ソロとして16年ぶりとなる大阪城ホール公演、Zepp Haneda公演を成功させるなど、1つずつステップを踏んできた。ミニアルバム『ROCK FOR YOU』を携えた同ツアーでは、全国各地のライブハウスに赴いた。

 「FINAL」の文字とともにシルエットが映し出され、紗幕が降りるとバックバンドを背にした横山が登場。「やるぞ!やるったらやるからな!俺らだけでやるんとちゃうぞ!“あなた”とやるねん!それが俺とあなたの…」と1曲目「約束」につなぐ完璧なオープニングを飾った。色付きサングラスをかけ、ギターを全力でかき鳴らす。そして横山が「あなたの音を!」と求めると、ファンのハンドクラップが加わった。その日、その場限りの“あなた”との音楽で、冒頭から会場の熱気を一気に高めた。

 同日は、これまでのライブハウスならではの近い距離感のある“箱”ではないものの、「熱いライブにしたい」「幸せな時間にしたい」「あなたを幸せにしたい」と何度もファン一人ひとりに向けて呼びかけた。ギター1本、身1つ。“目の前のあなたのために音楽を鳴らしたい”という想いが込められた楽曲を次々と、そして堂々と披露する。2年にわたるソロプロジェクトを経て、すっかり絆を育んだバンドメンバーたちとのあ・うんの呼吸も相まって、のびのびと歌い上げる姿が印象的だ。

 “挑戦する勇気”をまっすぐに撃ち抜くような歌詞と疾走感あふれるロックサウンド「ピストル」などで冒頭を駆け抜けると、MCでは「カンパイしません?」とファンに提案。「ツアーを無事完走できるように、と、あなたの幸せに…」と続ける横山に、ファンが「フ~ッ!」と囃し立てるように盛り上がる“定番”のやり取りも。この「フ~ッ!」は、横山がカッコイイせりふや仕草を見せたときに自然発生するもので、ファンとのチームワークもばっちりだ。

 会場から聞こえてくるファンの声に応えて会話する姿も見られ、韓国から来たというファンに「(釜山国際映画祭で韓国にいる)マル(丸山隆平)に会った?」とステージから質問。見学に来た藤原丈一郎(なにわ男子)と桐山照史を紹介すると、「どこ~(どこの席)?」と直球すぎる質問をしてくるファンに対して、ニセの方向を教えて「うっそぴょ~ん!」とおどけるなど、とにかくラフで楽しい時間を過ごした。

 実は「かっこいいところを見せようと」スーツ姿で登場した横山だが、「ギター弾きにくいっす」とこぼし、脱ぐタイミングを迷っていたことを告白。ネクタイをゆるめる仕草や、「1回、村上(信五)みたいなことしていい?」とジャケットを脱いでバンッとひと振りしてからまた羽織るという行動で沸かせたりしつつ、後半に突入すると満を持してジャケットを脱ぎ、歓声を浴びた。

 安田章大の制作したユニット曲「kicyu」のアレンジをオリジナルのキュートな振り付けで披露した後、「ないものねだり」から怒とうの8曲を連続で歌唱。“あなた”一人ひとりの背中をそっと押すような力強さと温かさがにじむ「シールド」や、ポップな歌詞で人気の「プリン」、横山が影響を受けた少年漫画の要素が歌詞に取り入れられた「黄金期」など、横山の中にあるピュアな少年心や、一生懸命にやることのかっこよさを思い出させてくれる楽曲を、自分の声と音色で伝えていく。

 「俺言ったで。あなたとロックをやるって。あなたとカッコいいロックをやるって。きょうはきょうしかないねん。やらないよりやったほうがええ。俺、あなたを信じてんねん」

 ハンドクラップやシンガロング、曲とともに揺れるペンライトの光…ひとりでは完成しない“あなた”とだから出来るロックを創り上げた2時間半。それはまさに、“成功より成長”とソロプロジェクトを通して横山が抱いてきた想いが結実したような空間だった。

 最後のあいさつ(下記の全文掲載)では、本来1年限定だったソロプロジェクト継続のきっかけが、元メンバーの渋谷すばるとの対バンと、その後に渋谷から受けた言葉だったことも明かされた。「すばるが『ヨコは絶対歌った方がいい。絶対ステージに立った方がいい』って言ってくれて。『歌が上手いとか下手とか関係ないねん』って言われて。俺のこと下手だと思ってたの…?」と笑いを誘いつつ、「その言葉がさ、すっごいうれしくて」と発奮したという。

 また「俺らもやっぱり、いろんなことグループで経験して、やっぱりすばるとか、錦戸(亮)サン…?(笑)急によそ行き(笑)最近呼んでないからさ(笑)内(博貴)とか抜けた時に、めっちゃくちゃ悔しかったし、めっちゃ寂しかってんけどさ、今グループが20年終えて、またすばると同じステージだったり、なんか錦戸サンも…朝ドラやるやろ。そんな情報見てたらうれしいやん。内もなんかCD出すんやろ。なんかまた交わると思うねん、絶対」と実感を込める。「そのために、今あることを一生懸命やって、正解にしていくしかないと思っているから。だから俺はそうやってカッコよく生きたいな、と思っています」と決意表明し、そんな想いが詰まった「美学」を最後に歌い上げた。

 “ヨコ”コールに後押しされたアンコールでは、ここでついにサングラスを外した横山に、もちろんお約束の「フ~ッ」が。「ひとつ、言わせて。今、あなた、めっちゃええ顔してるわ。この気持ち、絶対忘れたらあかんわ」と微笑む横山の顔もまた、うれしそうな柔らかな笑顔だった。

 さらにもう一度起こったアンコールでは、5曲の候補を挙げる横山にファンが「全部!」「(セットリストの)始めから!」とかわいいわがままで困らせる場面も。結果、会場の拍手の音の大きさで「プリン」「黄金期」「ロックスター」を続けて熱唱した。「ありがとう、まちがいないわ。あなたもロックスターだったわ。ほんまにありがとう」と感謝を重ね、客席の上のほうまで名残惜しそうに見回す横山。うやうやしくお辞儀をして去る後ろ姿に、温かな拍手が送られていた。

■横山裕あいさつ全文

ありがとうな。たくさんのあなたに会えて幸せです。ほんまにありがとう。

去年(渋谷)すばると、ここ東京ガーデンシアターに立って、めちゃくちゃ幸せでした。まさかまたこうやってこんな景色を見られるとは思ってなかったし。

当初「ROCK TO YOU」って1年限定で走り始めてんけど、すばるとこのステージに立って、“また俺ライブしたいな”“でも1年限定って言ったな”と…そんな中、すばるの楽屋行って『ほんまにありがとう』って。そしたらすばるが『ヨコは絶対歌った方がいい。絶対ステージに立った方がいい』って言ってくれて。『歌が上手いとか下手とか関係ないねん』って言われて。俺のこと下手だと思ってたの…?(会場の笑いを受け)これが緊張と緩和です。

でも、その言葉がさ、すっごいうれしくて。なんか、ずっとおんなじステージで見てた圧倒的なボーカルからそんな言葉もらえて。“ああ、続けるっていう選択肢もあんねんな”と思ってて。いろんな方に相談して、もちろんバンドメンバーもそうだし、スタッフにも相談して。『やりたいねんけど、俺、1年って言ったから、どうしたらいいかな…』って。モジモジモジモジしてさ。そしたらスタッフが『もう横山くんがやりたいか、やりたくないかとか、そういう感情じゃないですか』って言ってくれて。『俺はやりたいし』って。

でもこんなにな、俺1人で言ったってなんもできへんねん。結局はあなたがいないとこうやってこんな景色見られへんし、こうやって楽しい時間を共有できへん。ほんまにありがとう。

1年限定って言ったから、それはかっこいいと思って。俺が押し通した美学やと思ってさ。でも自分でも歌ってんのよ。「いらんプライド捨ててさ、大事なプライドは胸にしまって」って。ほんまにそうやね。最近、世の中が難しく考えすぎてんねんなってすごく思います。うれしい、楽しい、好きでいいねんって。ドリカムさんも同じようなこと言ってたで。

俺、中卒でさ、『(週刊少年)ジャンプ』で育ってるからさ、JUMPってHey! Say! JUMPじゃないで。これウケんね~ん(笑)。そこに書いてんのよ。友情、根性、愛情、もうその3つあったらなんとか生きていけるわって最近めちゃくちゃ思います。

ただ、お子さんもいらっしゃると思うから言っとくけど、勉強はちゃんとしいや!ほんまに頭もいいし、その3つあったら最強やから!でもなんぼ頭良くても、その3つなかったら薄っぺらい人間になると思うねん。だから俺はなんか困ってる人とかつらい人がいたら助けられる人間でありたいと思うし、そうやってたら、やっぱりいろんな関係者の方も今日は足を運んでくれたり、もちろん丈とか桐山の大変ななか、来てくれて、いろいろ生きてたら過渡期って変わる時が来んねん。でも、その変わる途中経過で判断するんじゃなくて、結果を見てあげてほしいって…。

俺らもやっぱり、いろんなことグループで経験して、やっぱりすばるとか、錦戸(亮)サン…?(笑)急によそ行き(笑)最近呼んでないからさ(笑)内(博貴)とか抜けた時に、めっちゃくちゃ悔しかったし、めっちゃ寂しかってんけどさ、今グループが20年終えて、またすばると同じステージだったり、なんか錦戸サンも…朝ドラやるやろ。そんな情報見てたらうれしいやん。内もなんかCD出すんやろ。なんかまた交わると思うねん、絶対。

そのために、今あることを一生懸命やって、正解にしていくしかないと思っているから。だから俺はそうやってカッコよく生きたいな、と思っています。

(会場:フ~ッ)

(照れくさそうに)すっきやな、そのフ~ッってやつ。俺もすきやねん(笑)

最後の曲聞いて。「美学」。

■セットリスト

1. 約束
2. 満月

3. ロックスター
4. ピストル

5. Kicyu

6. ないものねだり
7. 感情迷子
8. ど真ん中
9. シールド
10. HERO
11. プリン
12. 黄金期
13. プライド

14. 美学

ENCORE

EN1 ありがとう
EN2 存在意義
EN3 プリン
EN4 黄金期
EN5 ロックスター

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