
二階堂ふみさん、西川美和監督が22日、映画『わたしの知らない子どもたち』公開記念舞台挨拶に登壇しました。
【写真を見る】【 二階堂ふみ 】戦争孤児と向き合う教師役に苦悶〝こういう時、大人はどういう顔をするんだろう〟
本作は「すばらしき世界」「永い言い訳」の西川美和監督が原案・脚本・監督を務めたオリジナル最新作。戦後、孤児となり「生きるために自分自身を手放した」“少女”と“教師”の再生物語です。
西川監督は二階堂さんへのオファーについて〝仕事でご一緒したことは無くプライベートでお話をする機会があり、作品を見ても自己のある人だと感じていて、お話をすると社会や歴史、政治のことなどあらゆるところにアンテナを張り巡らして深く考えているなという印象を持ちました〟と第一印象について語りました。
そして〝役の設定が20代なんですが、(戦後)当時の置かれた状況とずいぶん違うなと思う中、成熟度の高い俳優にやっていただきたい。撮影現場でも私は子どもたちに手いっぱいになることも分かっていた中、引き受けてくださる役者はどなただろう?と思った時に二階堂さんが一番最初に浮かびました〟と説明しました。
これに二階堂さんは〝元々西川さんのファンで、西川さんの現場に行けるってだけで参加させていただきたいと思いました〟と答えました。
つづけて〝もうひとつは、戦争映画って知っているようで「知った気になってしまっていた」ところもあり、歴史的な部分や監督が覚悟を持ってリサーチされ、思いを寄せて作られたのだとホンを読んで感じたので、ぜひ自分が出来ることをこの映画でと思い参加しました〟と経緯を語りました。
作品を通し「大人であること」の難しさについて聞かれた二階堂さんは〝子役が投げかけるセリフが非常にダイレクトに胸に響いてきて「大人は勝手だ」「都合がいい」といったことが、自分に言われているような気持ちになりました〟と語りました。
そして〝大人になると頭で理解できることを無理矢理消化して、納得していないことも自分のなかで無理矢理腑に落としたりと、感情と自分の考えが同じ速度で進んでいなくても、割り切っていかなきゃいけない瞬間がありました。今回、教師という立場で、子どもたちにもこうした部分で加担していたことがあるなと、演じながら感じていました〟と苦悩を明かしました。
二階堂さんは〝こういう時、大人ってどういう顔をするんだろうって、なかなか現場では見つけにくいというか、どんな感じで子どもたちの前に立てばいいんだろうとすごく悩みながら演じていました〟と撮影時を振り返っていました。
【担当:芸能情報ステーション】
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