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美容医療には憧れる、でも怖い… “いいとこどり”世代に広がる「毎日ピーリング」

エンタメ
2026-10-29 19:00
美容医療には憧れる、でも怖い… “いいとこどり”世代に広がる「毎日ピーリング」
『リポピール』シリーズ
 ピーリング市場が変化するなかで、角質ケアにも新しい選択肢が求められるようになった。そのひとつが、「毎日使える」「低刺激なのに手応えがある」美容液としてのピーリング。刺激の強さには不安はあるが、美容施術としてのピーリングに興味があるという声や、自分の肌と相談しながら「攻めたスキンケアをしたい」という声も多く、需要が高まっている。累計販売本数77万本を突破しているピーリングの導入美容液『リポピール』のブランドマネージャー・河野裕花さんに、現在のスキンケアトレンドを聞いた。

■攻めたい、でも強すぎるのは無理 “いいとこどり”を求める美容意識

 昨今、国内でも登場し始めたピーリングのスキンケア。韓国発祥の美容施術をきっかけに注目を集めるようになった。

 毛穴の角栓や皮脂をクレンジングオイルでケアしようという考えは80年代からあり、1985年頃から「収れん化粧水」が登場。その後、スクラブ洗顔や酵素洗顔など、角栓と角質の皮脂汚れを分解するアイテムも注目され始めた。

 ピーリングに関しては、その後の2000年前後にエステなどが流行し、「エステのピーリング施術がすごいらしい」ということで話題を集めるようになったが、「市場において、特にドラッグストアで買えるような“毎日使える角質ケア”は、ほとんどなかった」と同ブランドマネージャーの河野裕花さんは話す。

「ピーリングは気になるけれど怖い。肌は弱いけどチャレンジしてみたいという声が増えてきたことを受けて形にしたのが『リポピール』でした」

 スキンケアを攻めたいけど、強すぎるのは無理。毎日使えるぐらいの刺激で、効果はちゃんと実感できるものを選びたい…など、美容への飽くなき探求心は尽きない。“いいとこどり”のアイテムを出すことは、今の時代ならではの傾向なのかもしれない。

■「強い肌」が求められる? 悩みに足すケアから“肌体力”を育てるケアへ

 近年、スキンケアにおいて「強い肌」を求めるニーズが高まっている。ここでいう”強さ”とは、単に刺激に負けないということではなく、乾燥や季節の変わり目、生活リズムの乱れなどに左右されにくい、すこやかな肌状態を保つことを指す。肌悩みに対して成分を足すだけではなく、肌そのもののコンディションをどう底上げしていくか。そうした視点が、美容の関心として広がりつつある。

 その流れの中で注目されているのが、「肌フローラ」という概念だ。肌の表面にはさまざまな常在菌が存在しており、そのバランスは、うるおいやバリア機能など肌環境と関わっているとされる。腸内環境を整える発想が一般化してきたように、肌においても“菌環境”に目を向け、肌本来のすこやかな状態を保とうとする考え方が広がっているのだ。

 これまでのスキンケアは、乾燥には保湿、くすみにはブライトニング、毛穴には角質ケアといったように、悩みに対してピンポイントでアプローチするものが多かった。一方で近年は、肌がゆらぎにくい状態を目指し、日々のコンディションを支える“土台づくり”を重視する傾向も強まっている。いわば、肌表面を一時的に整えるだけでなく、肌体力を育てるような発想だ。

 『リポピール BIOGLOW』は、こうした流れの中で登場した美容液のひとつだ。発酵由来成分やリポソーム型セラミドを組み合わせ、肌フローラやうるおい環境に着目。角質ケアのイメージがあるブランドから、肌を“攻める”だけではなく、ゆらぎにくい肌印象を支える高保湿ケアが提案されている点に、スキンケア意識の変化が表れている。

■“ポロポロ系”ピーリングとの違い「どう届けるかを考えている」

 洗顔やクレンジングのケアとしてホームケアに浸透してきた、かつての“ポロポロ系ピーリング”は、ジェル状のものが物理的に角質を絡め取る設計となっている。それが「肌表面を削る」「刺激が強い」といったネガティブな印象につながってきた面もある。一方でリポピールでは、そうした“物理的に落とす”発想とは異なり、成分をリポソーム化することで、肌になじみやすくするアプローチが可能となったという。

「油膜で成分を包むことで肌に浸透しやすくなります。表面を無理に傷つけなくても、肌に成分をアプローチすることはできます。ピーリング成分そのものだけでなく、“どう届けるか”まで含めて設計しているので、角質をオフすることと、美容成分を届けること。その両方を1本のなかで成立させようとした発想が、従来のピーリングとの違い美容医療の発想をホームケアで叶えるなら、リポソーム化しかないと考えました」

 こうして見ると、同ブランドが目指しているのは、単なる“低刺激なピーリング”ではないことがわかる。美容医療に憧れはあるが、そこまで強いケアは求めていない。けれど、保湿だけでは物足りない。そんな人に向けて、“攻めすぎないけれど、きちんと実感できる角質ケア”を作ろうとしたブランドだといえるだろう。

 ピーリングを、「肌が強い人が使うもの」から「自分に合った範囲で取り入れるもの」へ。同ブランドの開発背景は、まさにそんな市場の転換点を映している。

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