
日曜劇場「VIVANT」の独占インタビュー第15弾に登場したのは、別班員の廣瀬瑞樹を演じる珠城りょうさんと、同じく別班員の熊谷一輝を演じる西山潤さん。放送を受けての反響から撮影の裏話、最後に明かされた阿部寛さんとの縁まで、じっくり伺いました。
【写真を見る】【独自インタビュー】VIVANT 珠城りょう×西山潤「感情の器からこぼれた」撮影秘話を披露 別班員の休日も言及
Q.前回、乃木さんらに救出されましたが、いかがでしたか?
西山さん
「皆さんがドキュメンタリーを見ているかのように『よかった、おめでとう、お疲れさま』と言ってくださって、すごく不思議な気持ちです。ドラマに対してこんなに感情を抱いてくれることはなかなかないので、とてもうれしいです。」
珠城さん
「放送は、いち視聴者として見ている部分もありました。VIVANTを好きで応援してくださっている方から、こんなに反響があるとは思っていなかったので、正直、驚いています。廣瀬としていろいろな方から温かい言葉が届いていて、VIVANTという作品のすごさを感じています。」
Q.21話では、人間らしさが一番見られたように思います。あのときはいかがでしたか?
珠城さん
「廣瀬としての怒りは、和田さんのこともありますし、ほかの別班員の気持ちと同じです。規律の中でやってきた別班員たちも、やはり一人の人間だということです。その感情をどこまで出していいのか、自分でも思う部分はありました。」
「ただ、監督の福澤さんから『思いっきりやってほしいし、涙も流していいし、結構出しちゃって』というオーダーがありました。あそこは、感情が湧いてくるままに表現した感じです。」
Q.西山さんはいかがですか?
西山さん
「別班は本来、友情も情もない組織です。だからこそ、感情の器はすごく大きいと思うんです。その器からこぼれるほどなので、皆さんが思っている以上にすごいことがありました。これまで『規律、規律、規律の遵守』で守ってきた中で、廣瀬さんたちが感情を出すのを、別班の末っ子として温かく見守っていました。」
Q.実際にオンエアを見ていかがでしたか?
西山さん
「泣きました。特に高田さんのところは、音楽も相まって鳥肌が立って、勝手に涙が出てきました。自分のシーンで泣くことはあまりない。うれしいというより、ゾワゾワしたものがそのまま涙に出てくる感じです。」
珠城さん
「第1シーズンからずっと一緒に撮影してきて、すごく仲良くなりました。普段の仲の良さが、短いシーンの中に凝縮されている感じがしました。目線や眉間のしわ、震える唇だけでも感情が伝わってくるお芝居を皆さんがされていて、私も心がウワーっとなりました。感動的なシーンに作っていただいたなと思います。」
Q.20話の、和田貢が切りつけられるシーンはいかがでしたか?
西山さん
「任務のど真ん中でしたから、心の中でずっと唱えていました。『規律 規律 規律の遵守 命令に服従する義務 列国の軍隊で共通する規律 規律を律すること』と。情ではないので、ずっと唱え続けていました。」
Q.熊谷という役を演じる上で、準備したことはありますか?
西山さん
「『別班らしさ』には答えがないんです。福澤監督の言う別班らしさが答えなので、それを一個一個聞いていきました。感情を出さず、国のためなら何でもする。情を捨てて突き進むだけ。それだけを意識していました。捕らわれているときは、何もしゃべっていないのに、すごく疲れました。」
珠城さん
「実際につけていた手枷や足枷が本格的で、すごく重かったんです。つけて少し歩くだけで足が激痛でした。みんな冗談で「三歩歩いたらしゃべっちゃうね」と言っていたくらいです。そこに、スタッフさんの本気を感じました。」
Q.第2シーズンでは、メイクも象徴的でした。お互いのメイクを見ていかがでしたか?
西山さん
「最初はみんな、すごいと言うんです。怖いとか、お互いにすごいとか。それが、時間がたつとみんな普通になるんです。」
珠城さん
「『あー、おはよう』みたいな。スタッフさんが若干笑っていましたよね。普通にのんきにしゃべっていて、不思議な空間でした。」
Q.脱出シーンでは皆さん担がれていましたが、実際に担がれて撮影したのですか?珠城さん
「そうです。Y2Kの方たちが人を担ぐので、怪我があってはいけないと、石畳のでこぼこ道を走るときのために、私たちが入る前にダミーの人形などで練習してくださっていました。安全が確認された状態で私たちが後から入ったので、準備をきっちりしてくださったことが、すごくありがたかったです。」
「何回も担いで走るのは大変だったと思うのですが、むしろ担がれている私たちに『大丈夫ですか』『今の感じでいけますか』と確認してくださって。皆さん、とても紳士でした。」
Q.皆さんの顔の表情は、どのように撮影されたのですか。
西山さん
「手首にGoProをつけて、自分の顔が映るように、自分たちで撮りました。30メートルぐらい走って撮りましたね。最初は1人ずつやって、見て『オッケー、じゃあ次』と。」
珠城さん
「大変だったよね。モニターを見て角度は合わせるのですが、実際に撮るときは火花や銃のほうを見ていなければいけません。カメラは合わせているのに、すごく揺れますし、なかなかハードな撮影でした。」
Q.海外(アゼルバイジャン)での撮影中、お休みはあったのですか?
西山さん
「ありました。別班員はみんな休みが一緒だったんです。ホテルに『射撃できます』というポスターが貼ってあったので、黒瀬さんと廣瀬さんと高田さんに『行きませんか』と声をかけたら『行こう、行こう』となりました。ロビーに集合してタクシーを呼んで、そのタクシー代は僕がおごりました。20分ぐらい走って、200円でした。」
珠城さん
「アゼルバイジャンはタクシーがすごく安いんですよ。」
西山さん
「僕が出しますと言ったときに、200円だと分かって『安っ』と。でも、大きな顔だけしておこうと思いました(笑)。」
Q.射撃場では、どんなことをされたのですか?
西山さん
「クレー射撃と、リアルなライフルを出してもらって撃ちました。ライフルはすごい衝撃で、音もすごいんです。でも、りょうさんはスマートに撃っていらっしゃいました。」
珠城さん
「私、クレー射撃が上手だったんだよね。クレー射撃は散弾銃なので、衝撃が少ない。いい感じでできました。次の日は筋肉痛でしたね。でも、一応訓練としてはね。」
Q.西山さんは2021年に「ドラゴン桜」で阿部寛さんと共演されています。同じ作品に関わっていかがですか。
西山さん
「 同じシーンはあまりないのですが、連絡はメールでさせていただいています。僕は去年結婚したのですが、結婚発表の前日にメールで報告したら、すごい長文の返信をくださって。『お前、最高だよ』と。『頑張ろうな、盛り上げようぜ、頑張れ』とおっしゃってくださいました。僕の中では先生なので、ずっとこの関係が続いていけばと思っています。」
Q.最後の質問です。西山さんにとって、VIVANTとは。
西山さん
「挑戦の場でもあるし、自分の度胸を存分に発揮する場でもあります。ただ、僕の中では福澤監督は『ドラゴン桜』からお世話になっているので、実家に帰ってきたような気持ちにもなります。実家を離れて何年か頑張って、帰ってきて、そこでまた試す場所です。『親父、見てくれ、俺は伊達に芝居をやってないぞ』というのを試す場、という感じですね。」
【担当:芸能情報ステーション】
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