日本時間13日、アリゾナ州グレンデールでバッテリー組のキャンプインとなったドジャース。右肘の手術から二刀流の復活を目指す大谷翔平（30）はキャッチボールや守備練習を終えると、投手陣とは別メニューでフリー打撃に参加した。

【写真を見る】大谷翔平「（打撃は）スケジュール通り、開幕目指している」驚異のパワーで6連発も ！ 移動中ではファンに笑顔振りまく

2年目の山本由伸（26）と共にバント処理や牽制、カバーリングの練習から、マイナーの捕手相手にキャッチボール。時おり笑顔をみせ、キャッチボール後はカートに乗り込み足早に球団施設へと戻ったが、バットを持って打撃練習へ。1巡目は10スイング中4本の柵越えを見せると、2巡目には8スイング中6連発と、18スイング中10本の柵越えを放ち、脅威のパワーは健在。キャンプ地では多くのファンが集まり、カートで移動中の大谷が手を振って笑顔をみせる場面もあった。

今キャンプ初の取材に応じた大谷は打撃について「（バッティングに関しては）当初の予定から開幕は目指しているので、そのスケジュール通りきてますし、今日も外で打つというのは決まっていて、そのスケジュール通りきているので、今のところ順調じゃないかな」と手ごたえを感じているようだ。

昨年のワールドシリーズで痛めた左肩の状況に関して「完全に違和感がないという状態ではないんですけど、しばらくは違和感が残るんじゃないかなとは思いますけど、現状バットは結構振れているので」と100％とは言い切れないとしつつ、「一番は可動域の制限というか、そこはもうしょうがない。肘の時もそうでしたけど肩は特に複雑な構造だと思うので、そこはもう少し時間をかける必要がある」と慎重な姿勢をみせた。

また、今週末にブルペンに入る可能性があるとした大谷は「まだそんなに強く投げるかはわからないですけど、傾斜を使って投げる感じに」と投手復帰へ一歩ずつ歩みを進めていく。変化球について聞かれると「今日初めてスイーパー投げましたけど、それ以外の球種は今までも投げてたので。ブルペンでどの程度投げるかはストレートの出来次第になるかなと思います」と話した。
 

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