
■MLB ダイヤモンドバックス 11ー14 ドジャース(日本時間10日、チェイス・フィールド)
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「そう何回もあるような試合展開ではない」と試合後に大谷翔平(30)が口にするほど、劇的な試合となった。ドジャースは両チームで計26安打、7本塁打の熱戦を制し、逆転勝ちで地区首位をキープ。
3点を追う9回表にF.フリーマン(35)から4連打で同点に追いつくと、最後は11-11から大谷が右中間スタンドへ12号勝ち越し3ランを放ち、“超乱打戦”に終止符を打った。劇的な展開にふさわしい飛距離約130mの特大弾で、打った瞬間、珍しく両手を挙げて喜びを爆発させた。本塁打王争いでもフィリーズ・K.シュワーバー(32)に並び、ついにトップに浮上。メジャー全体でもヤンキースのA.ジャッジらの12本に肩を並べた。
試合後の囲み取材で9回の打席について「特に球種を絞らず甘い球が来たら振ろうと思っていた。ホームランになって良かった」と振り返った大谷。
8対11と3点ビハインドで迎えた9回は、このまま敗戦かと思われたが、4連打で11-11の同点に。執念の粘りに「本当に同点になるまでの過程が見ていて凄かったと思います」と興奮ぎみに味方打線を称えた。
先発の佐々木朗希(23)が5回途中5失点で降板となる中、打線は8-3と一時は5点リード。だが、リリーフ陣が満塁弾を浴びるなど、8-9とひっくり返された。さらに8回裏はA.ベシアが先頭からマルテ、グリチェクに連続本塁打を被弾し8-11と敗戦ムードに。
大谷は「最初多く点を取って向こうが追いつく展開も熱かったですし、最後こっちが勝ち越して逆転して抑える展開も熱かった。本当に素晴らしいゲームだった」とし、決勝3ランを打った瞬間の気持ちについて「率直にうれしかったですし、本当にホームランになるなって感じだったので確信を持ってそう言える打球でした」と自身も手ごたえ十分の“確信アーチ”だったという。
ロバーツ監督も「すべてが重なった結果だと思う。相手も徐々に勢いをつかみかけていたが、我々はそこから必死に食らいつき、あの大きなホームランで逆転に成功した」と勝利を喜んだ。
「ショウヘイは仲間たちが懸命に戦い、なんとか試合に食らいつこうとしている姿を見ていた。そのうえで、自分の一撃が試合の流れを一変させるような、いわばクライマックスの場面になった。だからこそ、あのように感情を爆発させる姿を見られたのは、非常に良かったし、素晴らしいことだと思う」と振り返った。
これまで“50-50”など大記録を達成してきた大谷に、度々「ショウヘイがすごいことをしても驚かない」と話してきた指揮官は、改めて「もう驚くことはない」と口にし、「彼とバリー・ボンズ、この二人は私がこれまでに見てきた中で、間違いなく最高の選手だ。私はバリー・ボンズとは現役時代にチームメートとして一緒にプレーしたことがあるが、それでも、彼が見せる勝負どころでの活躍、彼のような選手はこれまで一人として見たことがない。あのような場面で、あれだけの結果を繰り返し出せる選手は本当に異次元だ」と賞賛した。
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