
■MLB パドレス 5ー9 エンゼルス(日本時間13日、ペトコ・パーク)
エンゼルスの菊池雄星(33)が敵地でのパドレス戦に9度目の先発、6回、98球を投げて、被安打7(1本塁打)、奪三振4、四死球2、失点4(自責点2)で防御率は3.72、3回に自らのエラーで逆転されると、5回には今季7本目の被弾と移籍初勝利を飾れず。チームは9回1死から同点に追いつき菊池の黒星が消えると、最後はT.ウォード(31)に勝ち越し満塁ホームランが飛び出し、逆転勝利を収めた。
ここまで8度先発し、勝ち星はなし、前回8日も古巣ブルージェイズ戦で6回1失点も勝敗はつかず。8試合に先発し、QS(6イニング以上を投げ、自責点が3点以内)は50%と勝ち星に恵まれていない。
相手はナ・リーグ西地区2位ながら貯金は「11」のパドレス、1回、1番・F.タティースJr(26)をスライダーで空振り三振を奪うなど簡単に2死を奪ったが、3番・M.マチャド(32)に四球を与えると、4番・J.メリル(22)には左中間へのヒットと2死から二、三塁のピンチを作ってしまった。5番・X.ボガーツ(32)にはストレートをセンターへ弾き返され、菊池もマウンドで両ひざに手を当てて打球を見送ったが、一番深いところに飛び、センターフライと無失点に抑えた。
2回には1死から7番・E.ディアズ(34)の1球目を投げたところで、スパイクの歯が紐に引っ掛かり菊池が転倒するシーンが。足首のケガが心配されたが、すぐに起き上がり恥ずかしそうに苦笑いを浮かべていた。菊池は大事なくこの回を3者凡退。
するとエンゼルスは3回、1死一塁から1番・Z.ネト(24)がレフトスタンドへ5号ツーラン、菊池に大きな先制点をプレゼントした。
点をもらった菊池はその裏、2死から3年連続首位打者の2番・L.アライズ(28)にセンター前ヒットを打たれると、3番・マチャドにもセンター前ヒットで2死一、三塁。4番・メリルにはライト前へのタイムリーと2死からの3連打で2対1と1点差に詰め寄られた。
さらに2死一、三塁で5番・ボガーツは高いピッチャーゴロ、菊池は一度は弾くもしっかりキャッチしなおしたが、1塁へ悪送球。1塁走者までホームに還ってしまい、2対3と自らのミスで逆転されてしまった。
4回には1死から8番・J.クローネンワース(31)をストレートの四球で出塁させてしまったが、9番・B.ロックリッジ(28)にストレートを弾き返されたがファースト正面のライナー、1塁走者も戻れずダブルプレーと、試合の流れを渡さなかった。
しかし、5回、先頭の1番・タティースJrに外角低めのスライダーを完璧に捉えられて、10号ソロホームラン、今季7被弾目を浴びて追加点を奪われた。6回にエンゼルスは1死一、二塁から相手のエラーで1点を返して3対4と1点差。
6回のマウンドに上がった菊池は1死から7番・ディアズをチェンジアップで空振り三振、8番・クローネンワースをカーブでレフトファールフライを100球近くなってもコントロールミスせずに3者凡退に抑えた。エンゼルスは7回2死一、三塁と同点のチャンスを作り、2番・N.シャニュエル(23)がセンター前へ、しかし、パドレスのセンター・メリルが前進してきてダイビングキャッチ。好プレーでエンゼルスはチャンスを潰されてしまった。
菊池は6回、98球を投げて、被安打7(1本塁打)、奪三振4、四死球2、失点4(自責点2)で降板、防御率は3.72となった。
3対5と2点を追う9回に、今季15セーブとパドレスの絶対的守護神、R.スアレス(34)から1死満塁のチャンスを作り、2番・シャニュエルが四球を選び押し出しで1点差。続く3番・モンカダも四球を選び押し出しで5対5の同点、菊池の黒星が消えた。スアレスは4者連続四球と大乱調で降板。エンゼルスは尚もチャンスに5番・ウォードが9号の勝ち越し満塁ホームラン。エンゼルスが劇的大逆転勝利を収めた。
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