
国立競技場で18日開催される「セイコーゴールデングランプリ陸上2025東京」の前日会見が17日に行われ、男子100mに出場するサニブラウン アブデル ハキーム(26、東レ)、桐生祥秀(29、日本生命)、栁田大輝(21、東洋大)、世界歴代6位(9秒76)の記録を持つクリスチャン・コールマン(29、アメリカ)が出席した。
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ゴールデングランプリ(以下GGP)陸上は世界で13大会しか存在しない“WAコンチネンタルツアーゴールド”認定大会で、日本国内で開催される大会としては最高レベルに位置している。
サニブラウンは現在の状態について「いま体調も微妙で、調子もそこまで上がってきてはないですが、しっかりとできるだけの準備をして臨めればなと思います」と話した。
今季は4月26日のダイヤモンドリーグ(中国・厦門)で初戦を迎え、少し足をつってしまった影響もあり、10秒42(+0.2)の10着でフィニッシュ。5月10日の世界リレーの初戦では、第1走を務め、予選トップタイの好タイムに貢献した。
昨年のパリオリンピック™(8月)では、準決勝で自己ベストの9秒96をマークするも、決勝進出を逃したサニブラウン。「本当に去年はオリンピックですごく悔しい思いをして、冬季の練習もそうですし、今年に向けて作られてきているので、本当に練習でやっているものを試合でしっかり出せるように。日本選手権、世界陸上に向けてしっかりコンディションもそうですし、走りの精度を上げていきたい」と今大会に向けて意気込んだ。
桐生は「標準記録の10秒00を切って、東京世界陸上に向けてもっと前に進めたい」と力強く語り、同じく参加標準記録の突破を目標に掲げた栁田は「連戦なのでケガをしなければと。それが一番かなと思います。予選からなのでうまく走れたら2本走ることになるので、しっかりと2本高いレベルの走りができればいいかなと。予選からベストを更新していく勢いでやっていきたい」と口にした。
GGPは東京世界陸上と同じく国立競技場が舞台。サニブラウンは「あまり日本の皆さんの前で走る機会がなかなかないので、本当にこういう1回1回しっかり大事にして、日本の皆様に良い姿を見せて、パフォーマンスでお返しする部分もありますけど、自分の走りを見て日々のモチベーションやそれを見て子供たちが憧れてくれて、将来陸上選手になりたいなっていう子たちが増えてくれればなと思っている。1大会1大会を大切にしていきたい」と熱い思いを語った。
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