
バレーボール女子日本代表に初選出された野中瑠衣(23、日本バレーボール協会)が22日に都内で行われた今季のキックオフ会見で、会場を沸かせた発言の裏側を明かした。
【動画】「かわいいだけじゃだめですか?」会見を沸かした野中瑠衣選手を直撃
会見に出席した選手全30人が自己紹介と抱負を述べる中、野中は、流行りの人気アイドルグループ・CUTIE STREETの『かわいいだけじゃだめですか?』になぞり、「かわいいだけじゃだめですか?(笑)背番号24番の野中瑠衣です」とポーズを決め、挨拶。次にマイクが回った佐藤淑乃(23、NECレッドロケッツ川崎)に「私はかわいいだけでは許されないと思っている背番号26番・佐藤淑乃です」とツッコまれ、会見場を沸かせた。
会見後に野中に聞くと、「可愛いだけじゃダメだと思ってる。(自分のことを)可愛いとは思ってないですけど(笑)そんな風には思ってないです」と否定。この挨拶に至った経緯を「小島満菜美さんと喋っていて、その後に宮部藍梨さんが言ってくれて」と明かした。
「元々バスケをやっていて、小学校2年生の時に誘ってもらって、少しやったらバレーにはまって転向した」という野中。中学時代にはユース日本代表に選ばれ、ジュニアオリンピックカップに出場するなど着々と代表入りへの道を歩んできた。秋田北高校に進学後は、エースとしてチームを4年ぶりの春高に導き、卒業後の2020年からは、Astemoリヴァーレ茨城で5年間プレーした。
女子日本代表は、初の外国人監督となるフェルハト・アクバシュ監督(39)の新体制で2025年を始動。野中は、今回が初めての代表入り。「いろんなポジション、オポジットをやったりサイドをやったり。フェロー(監督の愛称)は攻撃力を重視してるなっていうのはすごく思うんですけど、その攻撃を生かすのにもやっぱり守って、そこまで持って行かないといけないと思うので。そういった部分で自分の強みとしてるディフェンスを活かしつつ、もっとアグレッシブな攻撃力っていうのもつけつつ、自分の良さも出しつつやっていけたらなって思ってます」と自身の立ち位置を語る。
目標は「オリンピック™っていうアスリートの頂点のような大会に出たいって気持ちもあります」と2028年のロス五輪を見据える野中。続けて、「誰かの記憶に残ったり、誰かの背中を押せるような、そういう選手になれたらいいなと思ってます」と意気込んだ。
ロサンゼルス五輪の出場権獲得へ重要な戦いとなる、“ネーションズリーグ”は6月5日に開幕。前回大会では男女揃って銀メダルを獲得している。また五輪、ネーションズリーグと並ぶバレーボール3大大会のひとつ、“世界バレー”は8月23日に初戦を迎える。
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