
今年から新設されたハンドボールリーグ、“リーグH”のプレーオフ決勝が15日、代々木第一体育館で行われた。女子はソニー鹿児島が15年ぶりの2度目の頂点、男子は豊田合成ブルーファルコン名古屋が前身の日本リーグから5連覇を達成した。
男子は豊田合成が前人未到の5連覇
ハンドボール“リーグH”のレギュラーシーズン上位6チームで争い、日本一を決めるプレーオフ。男子はプレーオフ4連覇中の王者・豊田合成(愛知、レギュラーシーズン2位)と4年連続準優勝のブレイブキングス刈谷(愛知、同1位)の5年連続の同カード決勝戦。197㎝の長身、ヨアン・バラスケス(豊田合成、29)の圧倒的な打点からのミドルで得点を重ねると、守りでも要所で日本代表のキーパー中村匠(豊田合成、28)がスーパーセーブで相手の流れを断ち切った。攻守で集中力を切らさなかった豊田合成が5度目の頂上決戦も31-27で制し、前身の日本リーグから5連覇を達成した。
女子はソニー鹿児島が15年ぶり2度目の優勝
女子決勝は10連覇中の絶対女王・北國銀行(石川・同2位)と、創部40周年を迎えたリーグ屈指の強豪・ソニー鹿児島(鹿児島・同1位)の対戦となった。ソニー鹿児島はエース左腕・金城ありさ(25)が持ち味であるシュートセンスを活かしたミドルなどで得点を重ねていく。対する北國銀行も、エース・石川空(22)が前半だけで5得点の活躍を見せ応戦した。後半、日本代表が多数在籍する北國銀行に攻め込まれる展開となったが、大事な局面で宝田希緒(ソニー鹿児島、25)がスーパーセーブ連発で絶対女王の前に立ちはだかった。試合終了間際には、相手の速攻を顔面で執念のシャットアウト。前半のリードを守り切ったソニー鹿児島が大接戦のゲームを27ー25で制し、クラブ15年ぶりとなる2度目の日本一に輝いた。試合終了の笛がなった瞬間、選手たちはコート中央に駆け込み歓喜の涙を流した。
最高殊勲賞には男子がキューバ出身のヨアン・バラスケス、女子は宝田希緒が輝いた。
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