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グリーン系が人気急上昇?種類は“無限”?“ラン活商戦”スタート 今ドキのランドセルの選び方【Nスタ解説】

国内
2025-02-26 21:46

まもなく入学シーズンを迎えますがランドセル選び、いわゆる「ラン活」はすでに2026年の春に向けて動き出しています。
今どきの子どもたち、そして保護者達はどんなランドセルを選んでいるのでしょうか。


【写真を見る】シルバーの牛革ランドセルも…色もパーツもカスタマイズ可能


ランドセル 最新の人気カラーは? 人気急上昇しているカラーも

上村彩子キャスター:
2026年の春の入学シーズンに向け、ランドセル商戦が早くも始まっています。


「イオン」「イオンスタイル」などでは、自分好みでパーツやデザインを組み合わせるランドセルが大人気です。本体のデザインやカラーだけではなく、かぶせやその裏のカラーやデザインなども選べます。さらに、かぶせ鋲にも色々と種類があるということです。


組み合わせは昨年比1.8倍、なんと約497万通りと、まさに自分だけのランドセルを選ぶことができるそうです。(3月1日より順次予約開始)


また、別のランドセル製造・販売メーカーが発表した最新の人気カラーをみていきます。(セイバン調べ 1895人に調査)


【男の子】
ブラック系:63.5%
ブルー系:14.1%
グリーン系:6.1%
ネイビー系:6.1%
ブラウン系:3.4%
シルバー:1.6%
その他:5.2%


【女の子】
パープル系:28.4%
ピンク系:18.6%
水色系:17.9%
グリーン系:8.0%
レッド系:7.8%
ブラウン系:7.5%
ベージュホワイト系:4.6%
ブラック系:1.7%
その他:5.5%


2025年、女の子は定番の赤やブラウンを抑え、「グリーン系」が人気急上昇しているそうです。メーカーによると、「グリーン系が人気上昇した理由はわからない」そうです。


「6つのお財布がある」 高価格帯のランドセルが人気のワケ

上村キャスター:
変わりつつあるランドセルの選び方や気になる価格についてみていきます。


まずは、ランドセルの平均購入金額です。10年前は4万2400円と昔から高価なモノではありますが、年々金額が上昇し、2024年は5万9138円に。10年前に比べ、約1万7000円増加しています。(日本鞄協会 ランドセル工業会より)


6万円というと大人でも勇気のいる買い物ですが、ランドセルの費用を“誰が出しているか”というのも大きく関わってきそうです。


▼両親:42.5%
▼祖父母(母方):26.9%
▼祖父母(父方):27.6%


日本鞄協会ランドセル工業会のデータによると、両親だけでなく祖父母も大きな割合となっていて、母方、父方を合わせると54.5%と半数以上となっています。


ランドセルを製造・販売する村瀬鞄行の林州代会長によると、「1人の子どもに(両親・両祖父母の)6つのお財布がある。せっかく買うんだからいい物を買おうというお客さまが多い」ということでした。


小学校入学という特別な日に、孫のお祝いをサポートしたいという人も多いようです。


「通学カバンはランドセルじゃなくてもいい」

上村キャスター:
高騰するランドセルの価格は家計の負担にも繋がります。


沖縄市立山内小学校では、2023年11月に幼稚園・小学校の保護者に「通学カバンは、必ずしもランドセルでなくても良い」という通知を出しました。


なぜこのような通知を出したのか、山内小学校の前校長によると「ランドセルは高価。規則ではないが文化として踏襲してきた。『規則ではないので、お選びください』と改めて周知したつもり」ということでした。


文科省にも取材をしたところ、文科省担当者は「文科省から小学校等に対して通学カバンをランドセルにすることを推奨するような通知や連絡は出していない。通学カバンは学校ごとの判断となる」と話していました。


小学校卒業後も活躍!ランドセル“第2の人生”

上村キャスター:
大きな買い物であるランドセルですが、6年間使った後はランドセル“第2の人生”として、新たに生まれ変わります。


「二つ折り財布」や「キーケース」、「キーホルダー」、「名刺入れ」といった革小物になるだけでなく、留め具の部分は栓抜きにもなるということです。


女の子のランドセルで見てみますと、柄の部分もかわいく残っています。リメイクした人に話を伺うと、「今年、高校生になる娘の定期入れも使っている。高校生になってもずっと一緒です」と話していました。(リメイク費用:2万5000円)


他にも、こんな“第2の人生”がありました。


男の子のランドセルには細かい傷もついていましたが、部屋のイス(スツール)に生まれ変わりました。今では高校の通学鞄の置き場になっているということです。(リメイク費用:1万8700円)


弁護士 萩谷麻衣子さん:
海外の途上国などに寄付する人もいますよね。そういう“第2の人生”もいいかなと思います。


ホラン千秋キャスター:
ランドセルは本当に丈夫なので、捨てちゃうのは勿体ないから、こういう選択肢があるといいですよね。


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<プロフィール>

萩谷麻衣子さん
弁護士
結婚・遺産相続などの一般民事や、企業法務を数多く担当


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情報提供元:TBS NEWS DIG Powered by JNN

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