国の文化審議会は、ユネスコ=国連教育科学文化機関の無形文化遺産に新たに登録する候補として、去年に続き「書道」を提案することを決めました。
「書道」は筆や墨や硯といった道具を使い、漢字や仮名を伝統的な筆遣いや技法で手書きする文字表現で、2021年には国の登録無形文化財となっています。
国の文化審議会は、先ほど、日本の生活文化の多様性や深みを世界に発信するために、「書道」をユネスコの無形文化遺産に登録する候補として提案することを決めました。
提案はすでに去年3月に行われていましたが、ユネスコが年間の審査件数をおよそ60件に制限していたため、審査が見送られていました。
政府は今月末までにユネスコに提案書を再び提出し、評価機関による審査を経て、来年11月ごろ、ユネスコの政府間委員会で審議され、登録の可否が決まります。
日本の無形文化遺産としては、これまでに「歌舞伎」や「和食」、そして去年登録された「伝統的酒造り」など23件が登録されています。
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