コメの値上がりを背景に、政府は備蓄米の放出に向けた入札を10日から始めましたが、江藤拓農林水産大臣は「急いで買い戻すつもりはない。1年を超えてもいい」との考えを示しました。

政府は備蓄米の運用ルールを見直し、10日、放出に向けた入札を開始しましたが、1年以内に同じ品質で同じ量のコメを買い戻す条件をつけています。

こうした中、江藤農水大臣は参議院・予算委員会で、「高い値段で買い戻せば、消費者はがっかりする。しかし、ドーンと落ちるところまで放っておけば、生産者ががっかりする」と指摘し、「水準をどこに設けるかは非常にセンシティブで難しい話」だと強調した上で、「急いで買い戻すつもりはない。1年を超えてもいいと思っている」と話しました。

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