川崎市の住宅の床下収納から一部白骨化した遺体が見つかり、警察が行方不明となっている20歳の女性との関連を調べている事件。遺体は若い女性とみられ、燃やされた痕跡があったことがわかりました。
記者
「神奈川県警の捜査員が遺体が見つかった住宅の写真をとるなど、捜査を進めています」
きょうも、現場検証が行われていました。
行方不明になっている川崎市の岡崎彩咲陽さん(20)。去年12月13日、20歳の誕生日当日の映像です。
そのわずか1週間後。同居する祖母が起きると、彩咲陽さんがいなくなっていて、その後、2階の窓ガラスが割られていることに気づいたということです。
親族によりますと、彩咲陽さんは元交際相手からつきまとわれるなどの被害を受けていたといいます。彩咲陽さんの弟は、度々、彩咲陽さんから相談を受けていました。
彩咲陽さんの弟
「カップルがするようなケンカを最初していて、悩んで泣いていたんですけど、徐々にそれがヒートアップしていった」
彩咲陽さんの父親は…
彩咲陽さんの父親
「(去年12月)20日にいなくなって、ずっと連絡がとれなくて、警察にも届けを出したんだけど、『事件性が無い』と言われた」
親族によりますと、行方不明になる前から警察に助けを求めていたといい、「適切な捜査がされていない」と訴えています。
一方、捜査関係者によりますと、警察は去年、元交際相手に複数回、口頭で注意。また、彩咲陽さんが行方不明になった後にも任意で事情を聞いていて、このときは関与を否定したということです。
こうしたなか、先月上旬、元交際相手が海外に出国したとの情報を得たため、ストーカー規制法違反の疑いで自宅を家宅捜索。床下の収納を調べたところ、ボストンバッグが置かれていて、中から、一部が白骨化した遺体が見つかったということです。
警察は先ほど、遺体は若い女性とみられ、死後1か月以上経っているとみられると明らかにしました。さらに、捜査関係者によりますと、遺体には燃やされた痕跡があるということです。
近くに住む人は…
元交際相手の自宅近くに住む人
「規制線が張ってあって、何かあったのかなと。こんなに静かなところであったとは」
「去年あたりは(電気が)ついたりしていたこともあったり、最近は電気もついてなかったなっていうふうには思うけどね」
警察は今後、遺体の身元の特定を進めるとともに、元交際相手が何らかの事情を知っているとみて行方を捜しています。
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