愛知県犬山市で自衛隊の練習機が墜落した事故で、墜落した機体から異常を知らせる緊急通信は確認されていなかったことが新たに分かりました。
きのう、愛知県犬山市の入鹿池付近に墜落した、宮崎県の新田原基地に所属する航空自衛隊のT-4練習機。現場では、きょうも乗っていた隊員の捜索が行われましたが、現在まで発見に至っていません。
内倉浩昭 航空幕僚長
「特に異変を伝えるような交信はなかったものと承知しております」
航空自衛隊のトップ、内倉航空幕僚長はきょう午後の会見で、機体が墜落するまでの間、非常事態を伝えるための緊急通信は確認されていなかったと明らかにしました。
搭乗者が緊急脱出した場合、自動的に発信する信号も確認されていないということです。
また、墜落したT-4練習機は愛知県の小牧基地を離陸したあと、徐々に高度を上げ、およそ1400メートルの高さまで上昇しましたが、その後、高度を失っていったということです。
防衛省は引き続き捜索を行うとともに、当時の状況を詳しく調べています。
・スマホのバッテリーを長持ちさせるコツは?意外と知らない“スマホ充電の落とし穴”を専門家が解説【ひるおび】
・「水道水がおいしい都道府県」全国1位は?“蛇口からミネラルウォーター”の地域も【ひるおび】
・「パクされて自撮りを…」少年が初めて明かした「子どもキャンプの性被害」 審議進む日本版DBS “性暴力は許さない”姿勢や対策“見える化”し共有を【news23】