
オンラインゲームの課金代行を請け負い、携帯の「キャリア決済」を悪用して他人名義のクレジットカード情報を使って、ゲーム内で利用できる通貨を不正に購入したとして、ベトナム国籍の留学生の男が書類送検されました。
電子計算機使用詐欺の疑いで書類送検されたのは、ベトナム国籍の専門学校生グエン・ザー・ティ容疑者(20)で、去年12月、仲間と共謀し、オンラインゲームの課金代行を請け負い、不正に入手した他人のクレジットカードを使ってゲーム内で利用できる通貨7万6800円分を不正に購入した疑いがもたれています。
警視庁によりますと、グエン容疑者らのグループは不正に入手したSIMカードで携帯電話の利用料金としてまとめて支払えるサービスの「キャリア決済」を使い、通貨の購入を繰り返し行っていたということです。
グループは、ゲームの課金代行の依頼者から購入した通貨の金額の8割を報酬として得ていたとみられています。
調べに対しグエン容疑者は、「グループとして月に200万円から300万円を得ていて、指示役から生活費として月15万円から20万円をもらっていた」と供述し、容疑を認めているということです。
グエン容疑者は今年3月、東京・渋谷区のデジタル地域通貨「ハチペイ」で不正に入手した電話番号で本人確認手続きを代行し、アカウントを不正に取得した罪で逮捕・起訴されています。
警視庁は、グループが支払いがまとめて請求される「キャリア決済」を悪用し、犯行の発覚を遅らせる狙いがあったとみて調べています。
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