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なぜ?”梅雨前線が消えた”天気図にも異変 異例・日本列島で35度以上の猛暑日が続出【サンデーモーニング】

国内
2025-06-22 19:09

この1週間、日本列島は、35度以上の猛暑日を観測する地点が続出しました。天気図にも異変です。梅雨前線が一時、消えたのです。


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異常なほどの暑さに観光客も困惑

6月としては史上初めて、3日連続で35度を超える「猛暑日」となった京都市。

観光客もアイスクリームや小型扇風機を片手に…


外国人観光客
「京都暑い!」「京都も東京も暑い。抹茶をたくさん飲んだ」


福島県いわき市では、6月の最高気温の記録を更新し34.5度


「ジェラート屋さんで買ってきたがもう溶けている」


先週、最も暑かったのは、6月17日の甲府市で、38.2度。

6月18日には、岐阜県多治見市で37.6度を観測しています。


6月に入って猛暑日を記録した地点は6月21日までに、のべ253地点。この時期としては2010年以降で最多となっています。


熱中症患者急増 暑さの原因は…?

熱中症で救急搬送された人も急増。統計開始以降最多だった2024年の同じ時期に迫る勢いとなっています。

この暑さの原因は一体何でしょうか?


2024年6月18日の天気図をみると
梅雨前線が、本州付近に停滞しているのが分かりますが…


今年の2025年6月18日には、梅雨前線が消えています。代わって真夏のように太平洋高気圧が大きく張り出してきているのです。


なぜ、こうなったのでしょうか?気象予報士の森田さんは、地球温暖化による海面水温の上昇が大きく影響しているといいます。


気象予報士森田正光さん「太平洋の海面温度が赤道付近で熱くなるとそこから空気が上昇する。ずっと上昇していった空気がその北側で降りてくるところに太平洋高気圧があるから水温が高ければ高いほど、その循環が強くなって太平洋高気圧が強まる」


赤道近くの海面水温が異常に高く、そこから多量の水蒸気が上昇。その周辺から空気が吹き降りることで太平洋高気圧を強めます。


梅雨が消滅…?

勢力を強めた太平洋高気圧が梅雨前線を追い出していたのです。では、梅雨はなくなってしまったのでしょうか?


気象予報士森田正光さん「なくなっていない。少なくとも今年に関してはまた戻ってくると思う」


確かに、今朝の最新の天気図では消えていた梅雨前線が再び現れています。

6月22日現在は北日本や西日本を中心に大雨への警戒も必要になっています。

いつもと違う形で始まった2025年の梅雨。暑さや大雨に温暖化の影響が懸念されます。


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