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【速報】白石隆浩死刑囚(34)の死刑執行 座間男女9人殺害事件 「捕まっていなければ…」約20回の面会で記者に語っていたこと SNSで自殺願望ある人を誘い出す

国内
2025-06-27 12:49

法務省はけさ、神奈川県座間市で男女9人を殺害したなどとして、死刑が確定していた白石隆浩死刑囚の死刑を執行しました。


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法務省がきょう死刑を執行したのは、白石隆浩死刑囚(34)です。


白石死刑囚は2017年、座間市の自宅アパートで男女9人を相次いで殺害したなどとして強盗強制性交殺人などの罪に問われ、2021年に死刑が確定していました。


白石死刑囚は、SNSで自殺願望をほのめかす若い女性に「一緒に死のう」などとメッセージを送り、自宅アパートに誘い込んで犯行に及んでいました。


被害者は女子高校生を含む10代から20代の若者で、2017年8月からわずか2か月間で女性8人、男性1人が殺害されるなどしました。


2008年に「秋葉原連続殺傷事件」を起こした加藤智大元死刑囚が2022年7月に死刑執行されてからおよそ3年ぶりで、鈴木法務大臣の指揮で死刑が執行されたのは初めてです。


【「捕まっていなければ…」約20回の面会で記者に語っていたこと SNSで自殺願望ある人を誘い出す】


事件が発覚したのは2017年10月30日。行方不明となっていた東京都八王子市の女性(当時23)の捜索で、警視庁の捜査員が座間市の白石死刑囚の自宅アパートに踏み込んだ際、部屋にあった複数のクーラーボックスからあわせて9人分の頭部を見つけたのです。


犠牲となったのは、女子高校生を含む当時15歳から26歳までの男女あわせて9人。いずれも首を絞められて殺害されるなどした後、遺体は包丁などで切断され、捨てられていました。2017年8月からわずか2か月間の犯行でした。


白石死刑囚は2020年12月に死刑判決が言い渡されるまで、JNNの記者との面会におよそ20回にわたって応じ、事件の詳細を語っていました。


白石死刑囚は、SNSで自殺願望をほのめかす若い女性に「一緒に死のう」などとメッセージを送り、自宅アパートに誘い込んで犯行に及んでいました。


SNSを使った理由について、白石死刑囚は「ツイッター(現・X)はかかりが良くて、めっちゃ便利でした。『死にたい』とか『寂しい』とかつぶやいている人に、手当たり次第にメッセージを送りました」と語りました。


その目的は「お金」。「手っ取り早くお金を得るために、女性からもらおうと考えた」としました。


女性たちを殺害した理由については、「証拠隠滅のため。当時、風俗店のスカウト業で逮捕されて執行猶予中でした。ばれて逮捕されたら、実刑になるから」と明かしました。


白石死刑囚は「金が目的だった」と話す一方で、被害女性8人全員に性的な暴行を加えていました。


この点について、「最後の方は性欲だけで事件を起こしていた」「捕まっていなければ止まっていなかった」と、犯行の動機が次第に変化していったと語りました。


犯行を悪びれもなく、当初「被害者に謝罪する気持ちはない」と話していた白石死刑囚。裁判が始まると、「裁判で遺族の言葉を聞き、酷いことをしてしまったと思うようになった」と話すようになりました。


事件を起こしたことに「後悔はない」と語っていましたが一転、被害者への謝罪の気持ちを吐露するようになりました。


検察は「非人間的な犯行で、前代未聞の猟奇的な犯罪」「万死に値する」と死刑を求刑。


東京地裁立川支部は判決の日、主文を後回しにし、「精神的に弱っている女性を狙った犯行は、計画的で狡猾、功妙かつ卑劣」「自己の欲望のみを目的とした重大犯罪で、犯罪史上、稀にみる悪質な犯行だ」と、白石死刑囚の犯行を強い言葉で非難した上で、死刑判決を言い渡しました。


主文を言い渡された直後、白石死刑囚はまっすぐ前を向いたままで、裁判長が「聞こえましたか」と問うと、「聞こえました」と淡々と答えました。


記者との最後の面会で、「自分が死刑になることをどう思うか」との問いに対し、こう答えていました。


「激しい痛みを感じるので嫌ですが、覚悟しています」「死刑になる覚悟はできている」


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