川崎市で20歳の女性が遺体で見つかり、元交際相手の男が逮捕された事件で、警察はきょう（12日）、女性を殺害した疑いで男を再逮捕しました。
この事件は今年（2025年）4月、川崎市の住宅の床下からアルバイトの岡崎彩咲陽さん（20）の遺体が見つかり、住人で元交際相手の白井秀征容疑者（28）が死体遺棄の疑いで逮捕されたものです。
警察は白井容疑者を岡崎さんに繰り返しつきまとったストーカー規制法違反の疑いでも逮捕するとともに、岡崎さんが死亡したいきさつについても捜査を進めてきました。
岡崎さんは去年（2024年）12月に行方不明になっていますが、警察は岡崎さんが行方不明になった当日頃に殺害されたと判断。きょう午前、白井容疑者を、神奈川県内およびその周辺で岡崎さんを殺害した殺人容疑で、再逮捕しました。
調べに対し白井容疑者は「黙秘します」と供述しているということです。
一方、捜査関係者によりますと、白井容疑者は死体遺棄の疑いで逮捕されたときの調べで、「岡崎さんを殺した」という趣旨の話をしていたということですが、その後は黙秘しているということです。
この事件をめぐっては、岡崎さんの親族が白井容疑者からのストーカー行為を警察に訴えていたと主張している一方、警察は「DVと男女の交際トラブル」として対応していて、「相談を受けた認識はない」と主張が食い違っていて、警察は当時の対応について「検証チーム」を立ち上げて検証を行っています。
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