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屋根約100m飛ばした突風「竜巻」か… 冠水も相次ぐ 首都圏では帰宅時間に雨 気象予報士「今回の雨は長時間警戒が必要」【news23】

国内
2025-07-16 11:42

東京都心は15日も傘が欠かせない1日でした。朝から降ったりやんだりの繰り返しで、午後5時ごろには激しい雨に。


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急変するのは雨だけではありません。


カメラが捉えた突風の瞬間 屋根を飛ばした突風は「竜巻」か

これは、岐阜市の畑に設置された防犯カメラが捉えた突風の瞬間です。雨が降りしきるなか、突然強い風が。すると、映像が乱れてしまいました。

撮影時刻は14日の夜9時半ごろ。当時、岐阜市内では最大瞬間風速16.3メートルを観測していました。

一夜明け、被害が明らかに。


記者
「14日夜に吹いた風の影響で、ガレージの屋根が吹き飛んだということです」
「屋根が飛ばされたり、住宅の瓦がはがれています」


その屋根は100メートルほど先の住宅で見つかりました。

現場には所有者の女性の姿がありました。


屋根が飛ばされた車庫の持ち主
「よくぞ、この家たち(の上)を被害なしに飛んできたね。それが何よりやわ」


人への被害がなかったことに胸をなでおろします。


屋根が飛ばされた車庫の持ち主
「ここら辺のうちの方が被害なく、何もないところに落ちてくれてありがたい」


けが人は確認されていないということですが、気象台は「竜巻」の可能性が高いと発表しています。


冠水が相次ぐ 今回の特徴は「長時間、大雨が降りやすい」

「線状降水帯」への警戒が続いた東海地方。静岡県では強い雨が。


記者
「富士市五貫島の国道1号の下を通る道路です。冠水してしまっているため、この先通ることができません」


富士市では複数の道路が冠水。発達した雨雲が次々と流れ込み、1時間に69.5ミリの非常に激しい雨が降り、大雨と洪水の警報が発表されました。


轟音とともに流れる濁流。栃木県那須塩原市にある観光スポット「乙女の滝」です。普段は美しい滝ですが、那須塩原市では1時間で34.5ミリの激しい雨が降り、15日はこのような状態に。

また、山梨県富士川町では、増水した川で流されている高齢の女性が見つかりました。病院に運ばれましたが、詳しい容体は分かっていません。


記者
「足元を見てみますと、大きな水たまりができています。そのため皆さん、屋根の下を見つけて選んで歩いています」


帰宅時間の横浜市。突然の雨に困惑する人の姿がありました。


「さっきまで降ってなかったのに今こんなに降ってきてるんで、結構焦ってます」


気になる今後の天気ですが、16日夕方までの24時間降水量は関東甲信の多いところで120ミリ、東海で150ミリと予想されています。


三ヶ尻知子 気象予報士
「今回の雨の特徴は長時間、大雨が降りやすいこと。その原因をもたらしているのは、2つの暖かく湿った空気がちょうど関東と東海のところで合流しているからなんです。そうなると“水蒸気の通り道”ができてしまう。16日にかけては、関東、特に南部のほう、それから東海地方にかけてが大雨の中心になりそうです。17日以降は水蒸気の通り道が西へ西へずれていきますので、今度は西日本の太平洋側でも17日は大雨のおそれがあります」


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