今月20日に投開票が行われる参議院選挙。今回は政党要件を満たしていない諸派に注目します。JNNが先週末に行った情勢調査によると、AIエンジニアの安野貴博氏が率いる「チームみらい」が、1議席を獲得する可能性が出てきています。
“諸派”が訴える政策に注目
2024年の東京都知事選で注目を集めた、「チームみらい」の安野貴博党首。
チームみらい 安野貴博 党首(7月16日)
「我々は分断を煽ることなく、相手を貶めるのではなく、正々堂々、これからも私たちが良いと思う政策、これを訴えていきたい」
党首を務める「チームみらい」では、子どもの数に応じて、夫婦それぞれの所得税を軽減する「子育て減税」などの政策を訴えています。
0歳児の母親
「自分の将来を考えたときに暗い気持ちになることが多いんですけど、少しでも子どもが明るい気持ちで将来を考えられるような日本にしてほしい」
JNNの中盤情勢調査では、比例での議席獲得の可能性がある「チームみらい」。特徴は、AI=人工知能を活用した政策作りです。
チームみらい 安野貴博 党首
「我々のマニフェスト。『課題こういったものがあるぞ』ということを書かせていただいているが、チャットから意見を言うこともできる」
こうしたテクノロジーで、有権者から寄せられた意見を直接マニフェストに反映させるとして、支持の拡大を目指しています。
一方、立花孝志氏が党首を務める「NHK党」。
NHK党 立花孝志 党首(7月3日)
「NHKが皆さんのために報道しないんでしょ。大事なのは県民・国民の知る権利なんです」
公約でNHKのスクランブル放送の実現を掲げていますが、議席を獲得できるか微妙な情勢です。
また、2024年の都知事選で「石丸旋風」を巻き起こした石丸伸二氏が代表を務める「再生の道」は、「教育を最優先」と訴えています。
再生の道 石丸伸二 代表(7月16日)
「人を育てるための人。すなわち、保育所・幼稚園・小中高校の先生方、ここの力を高めていくところから始めよう」
ただ、議席獲得の見通しは立っておらず、今後の追い上げが課題となります。
比例では、下記の党が議席を争って選挙戦を繰り広げています。
【参議院 比例】
自由民主党
公明党
立憲民主党
日本維新の会
日本共産党
国民民主党
れいわ新選組
参政党
社会民主党
日本保守党
無所属連合
チームみらい
日本誠真会
日本改革党
再生の道
NHK党
ただ今回の調査では、約4割の人が「まだ投票先を決めていない」と答えていて、今後、情勢が大きく変わる可能性があります。
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