自民党は19日、総裁選前倒しの是非などについて議論を始めました。前倒しは、石破総理にとって「事実上の退陣宣告」になるとの見方も出ています。
【写真で見る】自民・小林鷹之元経済安保担当大臣「誰かが責任を取らなければいけない」
「来週に大きな山場」自民総裁選の前倒し検討開始
マイクロソフトの創業者、ビル・ゲイツ氏と面会した石破総理。途上国へのワクチン支援などをめぐって意見交換。引き続き、外交にも積極的な姿勢ですが、足元では「石破おろし」につながる動きが続いています。
自民党は19日、総裁選を前倒して実施するかどうか、その是非を確認する初の会合を開きました。
自民党 逢沢一郎 選挙管理委員長
「公正公平を旨とし、先生方のご支援とご協力をいただくなかで、職責を全うしてまいりたい」
党則では、所属の国会議員295人と都道府県連の代表47人を合わせた342人のうち、過半数の172人以上の賛成で実施することが可能です。
ただ、これまで自民党では、総裁選前倒しの意思確認を行った例はありません。
自民・逢沢選挙管理委員長
「スピード感が必要です。しかし、同時に制度設計は厳重に慎重に公正に行っていく」
書面で意思確認を求められる方向の国会議員は…
「ポスト石破」として名前があがる小林鷹之 元経済安全保障担当大臣。お盆の期間、地元の支援者からは…
支援者
「はっきり言って今の石破さんが一般庶民からすれば結構支持率が高い。ところが自民党の中で言えば、何か(総理から)おろそうとする動きがありますよね」
自民党 小林鷹之 元経済安保担当大臣
「少なくとも大きな選挙で2回負けてしまったので、これは民間企業でも同じですけれども、誰かが責任を取らなければいけない」
世論調査では参議院選挙の敗北を受けても、石破総理が「辞任すべき」と「辞任する必要はない」が拮抗しています。
当面の焦点は、来週行われる予定の参院選総括の取りまとめにあると星さんは話します。
TBSスペシャルコメンテーター 星浩さん
石破さんが参議院選挙の総括と連動して、ないしは総括と森山幹事長の辞意表明に連動して、石破さんが辞めるか辞めないかっていうのが、来週後半にかけて大きな山場になってきまして。辞める場合は即総裁選、辞めない場合はその後、石破さんがどこまで粘るか粘らないか。現実的には総裁選挙管理委員会での舞台は、政局のメインストリームの話ではなくなってくる」
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