秋田県では川が氾濫し、茶色く濁った水で住宅地が冠水する様子がみられるなど記録的な大雨となりました。東北や北陸では、3日未明から朝にかけて線状降水帯が発生するおそれがあり、厳重な警戒が必要です。
【写真で見る】山から水が滝のように…秋田で“1か月超”の大雨
秋田で“1か月分超”の大雨
活発な前線などの影響で、記録的な大雨となった東北地方。
秋田市では朝から大粒の雨が地面を叩きつけ、視界がかすむ状況に。午前中とは思えないほど空は暗く、ライトをつけて走る車もみられます。
北秋田市内では、24時間に降った雨の量が200ミリ以上と、9月1か月分を超える大雨に。市内で撮影された映像には、山から水が滝のように激しく流れ落ちる様子も確認できます。
また、五城目町でも12時間で130ミリを超える雨を観測。上小阿仁村では川が氾濫し、茶色く濁った水で住宅地が冠水しています。
動画を撮影した人
「滝のような雨が断続的に降りまして、陸の孤島になるのではないかと、そういった恐怖を感じました。(Q.滝のような雨は何時間くらい降った?)約5時間ほどだったと記憶してます。このまま雨が止まないと、帰宅することができなくなるのではという、そういったかたちですね」
秋田県では一部の地域に大雨警戒レベルで最も高いレベル5の「緊急安全確保」が発表。秋田新幹線では、盛岡駅と秋田駅の間の上下線で一時運転を見合わせました。
9月になっても“厳しい残暑” 東京では「猛暑日」最多に
一方、9月になっても“異例の暑さ”が続いています。東京都心では今年27日目の「猛暑日」となり、年間の最多記録を更新。
2日は全国241の地点で、35℃以上の「猛暑日」に。最も暑かったのは埼玉県鳩山町で、最高気温39.8℃を観測。
仙台市では37.4℃まで気温が上昇し、観測史上1番の暑さとなりました。
「参った。80何年生きてるけど、こんなに暑いのはどうしようもない」
「9月になったら涼しくなるイメージありますけど、ちょっと暑すぎるなって」
“異例の残暑”の影響はこんなところにも。
喜入友浩キャスター
「こちらのプール、平日の夜にもかかわらず、これだけの人で賑わっています。夏休みの光景がまだ続いています」
9月にもかかわらず、ナイトプールはこの活況。本来、9月は休日のみの営業でしたが、連日の猛暑を受け、平日の営業も続けることにしました。
利用客
「暑すぎて外出られなかったので9月にきました」
「涼しかったし、気持ちよかった」
「今年は夏のあと冬ですね。春夏冬みたいになっちゃってるんで」
気象庁は、3日未明から朝にかけ、秋田県や山形県などで線状降水帯が発生する可能性があると発表。
3日夕方までの24時間に降る雨の量は、いずれも多いところで、▼東北の日本海側で180ミリ、▼北陸で150ミリなどと予想されています。
大雨災害の危険度が急激に高まるおそれがあり、厳重な警戒が必要です。
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