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【決着目前】“石破おろし”へ最後の攻防 勝ち馬に乗りたい議員心理 キーマンは...「小泉進次郎氏の取り合い」【サンデーモーニング】

国内
2025-09-07 15:42

石破総理に対する“事実上のリコール”を突きつけることになるのか。“石破おろし”の決着に向け、臨時総裁選をめぐる最後の攻防が行われました。


【写真で見る】“石破おろし”のキーマン・小泉進次郎氏の判断は?


“石破おろし”決着へ最後の攻防 「しかるべき時に決断」とは?

トランプ関税で懸案の合意文書をまとめたのは、石破総理の側近、赤沢経済再生担当大臣。これを受けて…


石破総理(5日)
「『トランプ大統領をぜひ日本に招待したい』という内容の親書を、赤沢大臣を通じて届けた」


やはり、当面は続投する前提でしょうか。


一方で、“石破おろし”の包囲網は狭まっています。2日に開かれたのは、参院選を「総括」する両院議員総会。石破総理は、自民党敗北の責任を問う辞任要求をかわせるのか...


石破総理(2日)
「『石破であれば変えてくれる』そういう期待をもらった。私自身、党内融和に努めてまいりました。そして少数与党である。その時に、ある意味で“石破らしさ”というものを失ってしまった。それが『何をやりたいのかわからない』という厳しい批判になった」


総裁選後の党内融和や、少数与党としての野党との調整により、「自分らしさを失った」という“恨み節”。参院選敗北の原因については、報告書で、“物価高対策”や“裏金問題”などへの反省が並びました。


一方、自らの責任については...


石破総理(2日)
「国民の皆様方の期待に応えることができなかったこと。それはひとえに私の責任です。地位に恋々とするものでは全くありません。責任から逃れることなく、しかるべき時にきちんとした決断をする」


責任を取って退陣する決断もあり得るのか。石破総理に取材した後藤謙次さんは...


政治ジャーナリスト 後藤謙次さん
「両院総会が終わった後に、石破総理に取材したんですが、もう一回気持ちを取り直して頑張ってやろうと。石破総理の心境で、ある種強気に転じたんだと思う。“石破おろし”がさらに過激になると、それに比例するように世論調査が石破さんの応援に回ってきた。ここじゃ引くに引けないとなってきたのが、両院議員総会までの石破総理の心境」


この時点では当面辞める気はなかったという分析。しかし、その続投への意欲が、“石破おろし”の動きをさらに刺激したのです。


党内から事実上の“リコール”要求 「自民党が先祖返りをしてしまう」と批判の声も

参院選の総括を終え、それでも“石破おろし”に屈しない総理に対し、自民党内で大きく動き出したのが、事実上の“リコール”の要求。国会議員と都道府県連の代表の過半数が要求すれば、臨時の総裁選が実施できるのです。


3日、派閥として唯一残る麻生派の集会では…


自民党 麻生太郎最高顧問(3日)
「私自身につきましては、総裁選挙の前倒しを要求する書面に署名、そして提出をすると決めております」


総理経験者でもある重鎮から、初めてあがった“石破おろし”の声。5日には、麻生派に所属する鈴木法務大臣が、閣僚としては初めて臨時総裁選の要求を表明。


こうした動きに、石破総理に近い閣僚からは...


平将明デジタル大臣(5日)
「派閥を残した人たちが得をするとか、流れを作るということでは、自民党が先祖返りをしてしまう」


石破総理に対する“事実上のリコール”となる、臨時総裁選の要求は過半数に達するのか...


“石破おろし”のキーマンは「進次郎氏

政治ジャーナリスト 後藤さん
「実利を考えると、付和雷同型の政治家が勝ち馬に乗りたいというのが徐々に加速をして、だんだん実態としても(臨時総裁選要求の議員が)増えてきてる」


次の総裁選も見据え、勝ち馬に乗りたい議員心理。キーマンとなるのは小泉進次郎農水大臣だといいます。


政治ジャーナリスト 後藤さん
「今、水面下では(“石破おろし派”と“続投派”で)進次郎氏の取り合い。(小泉氏は)非常に(臨時総裁選要求の)投票行動全体に影響を与えると思います」


その小泉氏、臨時総裁選を要求するのかどうかを問われると...


小泉進次郎 農水大臣(5日)
「一番大事な、党内の一致結束につながる環境を作らなければならない。その思いを大切に判断していきたい」


自民党は、臨時の総裁選を要求する議員に対し、8日に署名した用紙を持参するよう求めています。“石破おろし”はどう決着するのでしょうか。


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