「車やシャワーヘッドのメッキが黒く変色している」埼玉県八潮市の住人らがこう訴えています。一体、何が起きているのでしょうか。
今年1月、埼玉県八潮市で発生した大規模な陥没事故。現在も復旧工事が進められています。
発生から8か月あまり。住民を悩ませているのが…
「このエンブレムの部分。毎月毎月ひどくなっている」
事故現場からおよそ70メートルの場所に住んでいる木下さん。車のエンブレムや浴室のシャワーヘッドなど、いたるところが黒く変色してしまったといいます。
その原因は「硫化水素」。破損した下水道管からごく微量に発生している硫化水素によって、この黒い変色は起きているとみられています。
木下さんが事故現場周辺の住民を対象にアンケートをとったところ、車のメッキの腐食が35件、浴室などのメッキの腐食が26件報告されたということです。
同志社大学 理工学部 北岸宏亮 教授
「温泉街とかでも硫化水素は一定量出てきて、それが車の金属部分の腐食・変色であるとかはよく知られていること」
また、事故当初から現在までの間で観測されている硫化水素濃度は、人体に健康被害を及ぼす濃度ではないということです。
埼玉県はこうした一連の問題に関して、補償を前提に、今後の対応を検討しています。
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