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“10万人が米軍基地から見る”よこすか開国花火大会 突如中止のワケは…遠く離れたアメリカ本土の“混乱”【news23】

国内
2025-10-04 14:07

アメリカ軍横須賀基地が解放され、19万人の来場が見込まれていた“よこすか開国花火大会”が今年、突如、開催中止になりました。トランプ大統領「民主党側の責任だ」。アメリカ政府機関“閉鎖”の影響が日本にも及んでいます。


【写真で見る】2024年「よこすか開国花火大会」基地内でのイベントの様子


「結構ショック」横須賀の花火大会が突如中止に

例年、1万発の花火が打ち上げられる「横須賀の花火大会」。今年は10月5日の日曜日に行われる予定でしたが、突如、開催中止が発表されました。


街の人
「ちょっと残念ですね。近所なので家のバルコニーから見れるっていうのが一つ楽しみでもあった」
「結構ショックですよ。毎年行っています。ベース(基地)の中に入れるんですよ。大体ピザを2000~3000円で買って、その中で食べながら花火を見ている」


アメリカ軍横須賀基地から見る人もいる「よこすか開国花火大会」。

19万人の来場を見込み、約半数が基地から観覧する想定で準備が進められてきました。ところが…


横須賀市観光協会 渡部良次 事務局長
「ご事情があって、米海軍の方から中止をすることをお聞きしまして、スペースの確保が、他に変わり場所が用意できないということで断念した」


横須賀基地では例年、花火大会の日に親善イベントがあり、基地を開放してきました。

しかし、今年はイベントを中止するため、花火の観覧者が基地に入れないというのです。


中止の背景に“アメリカの分断”

なぜ突然の中止が決まったのか。原因は、本国アメリカの混乱にありました。


アメリカでは、与党・共和党と野党・民主党の対立から、新たな予算案が成立せず、10月から政府機関の一部閉鎖が続いています


各地の国立公園は閉鎖され、ホワイトハウスに近いワシントン記念塔も入れません。

75万人に上る連邦政府職員が自宅待機になる見込みで、横須賀基地でも民間の職員が勤務停止になったとみられます。


交通機関の遅れなど更なる影響が懸念される、政府機関の一部閉鎖。トランプ大統領は閉鎖が長引けば、政府職員の解雇もあり得るとした上で…


トランプ大統領
「(連邦政府職員の)解雇もあり得る。それは民主党側の責任だ。彼らが推進している事業を永久に打ち切ることも出来る」


ホワイトハウスのウェブサイトでも、「民主党が政府を閉鎖した」という文字とともに、閉鎖からの経過時間を掲載し、責任は民主党にあると牽制しています。


ただアメリカメディアの調査では、閉鎖の主な責任は「トランプ氏と共和党議員にある」と答えた人が47%で、民主党議員にあると答えた人を上回る結果になっています。


また別の調査では、有権者の6割以上が政治的に分断しすぎていて、問題を解決できないと答えています。


【アメリカの世論調査】
Q.政府機関の一部閉鎖の主な責任は?

・トランプと共和党…47%
・民主党…30%
(ワシントン・ポスト)

Q.アメリカの政治について
・分断をしすぎていて、問題を解決できない…64%
(ニューヨーク・タイムズ)


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情報提供元:TBS NEWS DIG Powered by JNN

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