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なぜ?東京「深大寺」に若者急増…地元住民も「原宿みたいでビックリ」【THE TIME,】 

国内
2025-10-09 11:43

東京郊外にある「深大寺」が若い世代の間で大人気となっています。歴史ある寺の参道ではあちらこちらに行列も。若者たちを惹きつけるワケとは?


【写真を見る】なぜ?東京「深大寺」に若者急増…地元住民も「原宿みたいでビックリ」【THE TIME,】 


歴史ある参道が「原宿化」

「深大寺TikTokでめっちゃ流行ってる」(高3女子)
「半年前くらいに一気にブームが来て私も行った」(大学3年女性)


東京・調布市にある深大寺。
奈良時代から続く1300年もの歴史を持つ由緒正しいお寺ですが、参道をのぞいてみると…


THE TIME,マーケティング部 新名真愛部員:
「すごい人!原宿の竹下通りなの!?っていうくらいの賑わいで、若い人も結構いる」


深大寺の僧侶、岩田真精さんによると、2024年頃から訪れる人が急増し「以前の10倍くらいになっている」とのこと。


地元の人もー


甘味処『あめや』三代目・大前智子さん:
「こんなのは初めて。“原宿みたいでびっくり”


自然界隈で「癒し」&「逆映え」

なぜ深大寺なのか?若者たちに理由を聞いてみるとー


“自然界隈”で自然を感じたいっていう」(大学3年女性)
“自然界隈”!SNSで流行ってる」(大学1年女性)


【自然界隈】とは、山や高原など自然豊かな場所に出かけてリフレッシュしたり、SNSに投稿をして楽しんだりすること。


「心から癒しを!(笑)“都会の中心部では感じられない”良いところを見たいなと」(20代女性)
「栄えてるところにいたらこんなに緑が無いから“逆に映える”」(大学2年女性)


なかでも、ラムネの瓶を片手に写真を撮るのが流行りなんだとか。


さらに、「電車で1時間くらいで“小旅行”みたい」「浅草寺は混むけど深大寺は“落ち着いた感じ”もある」など、都心の喧騒から離れ落ち着いて楽しめる【ちょうどいい旅先】としても深大寺が選ばれているようです。


陶芸体験に「4時間待ち」も

人気が高まる深大寺の参道で、朝の9時半から40人以上の若者が並んでいたのが『むさし野深大寺窯』。


自分で選んだ陶器に自由に絵付けができる「らくやき」が大人気で、絵付けをしたら火に入れ、20分ほどで焼きあがります。(らくやき:600円~)


「まじで愛着わく。誰にもあげられない、かわいい」(大学生女性)
「世界で1個の思い出作りができたのですごくいい」(20代女性)


若い世代を中心にお客さんが急増し、この1年で約2倍に。
その人気ぶりから整理券制を導入していますが、中には「10時半に来たけど絵付けは15時から」という人も。
この日は11時ごろには整理券の配布が終了となりました。


名物そば×テラスで“涼”体験

参道には、また別の行列も。


新名部員:
「深大寺そばって書いてある。おそば屋さん!」


豊かな湧き水に恵まれている深大寺では、古くからそばが名物として親しまれ、周辺には18のそば店が軒を連ねていますが、創業60年を超える『深大寺八起』には若い人で行列が。


そのワケは…


行列に並ぶ女性:
「奥にテラス席があって、そこがめっちゃキレイだったから」


敷地内にはゆっくりと水車が回る池に隣接したテラス席があり、涼しげな景色を眺めながらおいしいお蕎麦が食べられると人気に。インスタを見て来たという人は、テラス席に座るために20~30分待ったといいます。


周辺の飲食店も「連日満席」

食べ歩きができるワンハンドフードも人気です。


『深大寺八起』では、店頭で焼き上げ出来たてを味わえる「だんご」(1本140円)


そば粉を生地に練り込んだ、深大寺ならではの「そばぱん」(1個300円)は『あめや』の名物。ほかほかに蒸したパンの中身は、高菜、あんこ、キーマカレーなど4種類です。


そして、今や深大寺を飛び出し、周囲の飲食店も大盛況。


深大寺から約700mのところにある『果実屋珈琲 調布深大寺店』は、果物をたっぷり挟んだ「フルーツサンド フルーツミックス」(1298円)や「果実屋生絞りモンブラン」(1639円)など人気のスイーツが味わえる喫茶店で、取材した日は82席がすべて埋まるほど。


20代女性:
「らくやきをこれからするからデザイン決めたくて。じゃあデザート食べながらがいいよね~と」


深大寺人気の高まりと共に客が増えはじめ、最近では連日満席となっているといいます。


若い世代で賑わう深大寺ですが、一方で、こんな意見も…


『深大寺』僧侶・岩田真精さん:
「大変喜ばしいこと。その反面ゴミや騒音などの問題もあるので、マナーを守って楽しくお参りいただければと思います」


(THE TIME,2025年10月7日放送より)


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