E START

E START トップページ > 国内 > ニュース > 長野・中野市の男女4人殺害事件 青木政憲被告(34)に死刑判決 初公判から黙秘も最終弁論で「人を殺して死刑になるために来た」

長野・中野市の男女4人殺害事件 青木政憲被告(34)に死刑判決 初公判から黙秘も最終弁論で「人を殺して死刑になるために来た」

国内
2025-10-14 19:28

長野県中野市で男女4人が殺害された事件の判決公判。34歳の男に死刑が言い渡されました。


長野地裁 坂田正史 裁判長
「主文、被告人を死刑に処する」


判決の瞬間、青木政憲被告(34)に取り乱すような様子はありませんでした。


青木被告はおととし5月、長野県中野市の自宅近くで散歩をしていた近所の女性2人と駆け付けた男性警察官2人をナイフや猟銃で殺害したとされています。


その後、自宅に立てこもった青木被告。


記者
「現場の住宅に人影が見えました」


ひとりぼっちを意味する「ぼっち」と言われたという妄想が動機とされました。


東京の大学を中退し、実家に戻った青木被告は、周囲との関わりはほとんどなく、仕事中に従業員から「ぼっちと言われた」と殴りかかったこともあったといいます。


自宅に立てこもった際は一緒にいた母親に…


青木被告(母親に対して)
「散歩して、ぺちゃくちゃしゃべりながら『ぼっち、ぼっち』と言うから刺したんだ。『ぼっち、ぼっち』と言われていたのに、警察は何もしてくれなかった」


裁判の争点は青木被告の「責任能力」で、検察側は自身を制御する力が保たれていたと死刑を求め、弁護側は善悪の判断が難しい「心神耗弱」だったと主張しました。


初公判から黙秘を続けていた青木被告は、最終弁論で「私は異次元存在。人を殺して死刑になるために来た」などと述べました。


迎えたきょうの判決公判。


長野地裁 坂田正史 裁判長
「凶行に及んだのは被告自身の意思、判断によるもので、死刑をもって臨む以外にない」


弁護側は控訴するとしています。


【全文公開】“ラブホテル密会” 小川晶・前橋市長の謝罪会見【前編】「最初にホテルへ誘ったのはどちらから?」記者と小川晶市長の一問一答(9月24日夜)
見つかった娘(14)の遺体には「身を守れ」と父が願い伝えた“長袖・長ズボン”「1羽じゃかわいそう」中3・喜三翼音さんが家族に残した“生きた証”
「あんな微罪で死ぬことはないだろう…」逮捕直前にホテルで命を絶った新井将敬 衆院議員「この場に帰って来れないかもしれないけども、最後の言葉に嘘はありませんから」【平成事件史の舞台裏(28)】


情報提供元:TBS NEWS DIG Powered by JNN

ページの先頭へ