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人間とクマの境界はどこへ…首都圏でも出没 ツキノワグマ出没件数は“過去最多ペース” 拡大する「クマ害」5日にも秋田県に自衛隊派遣へ【news23】

国内
2025-11-05 02:03

4日午前3時ごろ、仙台市にある住宅の庭にクマが現れました。


「でっかいよ、親。あ!子グマもいた」
「子グマ2匹だね」


撮影者
「(親グマは)1メートル50~60センチはあったと思う。すんごい太かったんですよ。(犬の)騒ぎ方というか、激しかったので、ドアをガリガリやって」


クマがいた場所にあったのは、柿の木。


撮影者
「(木を)ちょっと切らなきゃねとは言ってたんですけど、やっぱ柿の木あるとダメねっていう感じですね」


人間とクマの境界は、どこへいってしまったのか…。


大きな音とともに建物に入ってきたのは体長1メートルにも満たない子グマ。ここは青森県内の村役場です。


何度も自動ドアにぶつかり、侵入から20秒ほどで外へ逃げていきました。


しかし、この2時間後…


ATV 白川舞キャスター
「役場から300メートルほど離れた西目屋小学校のグラウンドでもクマが1頭出没しました。クマは鉄棒のあたりをウロウロした後、建物の方へと逃げていったということです」


同一個体とみられる子グマがすぐ近くの小学校で確認されたのです。


クマの出没は首都圏でも。


記者
「ここから500メートルほどの場所で、子グマ1頭が目撃されたということです」


4日午前8時半すぎ、東京・日の出町にあるごみ処理施設で「子グマ1頭が敷地内に出没した」と110番通報がありました。


日の出町役場の職員が現場で対応しようとしたところ、子グマは山の中へ逃げたということです。


町内の学童施設では、子どもを迎えに来る保護者が増えているそうです。


保護者
「この間は自宅から200メートル先のところに(クマが)出たみたいで。怖いですよね」
「本当に心配というか、絶対迎えに行こうと思っています」
「1日1回のレベルで出てるので、だいぶクマと近くなってきたなと感じます」


神奈川県山北町でも、4日午後6時すぎ、走行中の電車と動物が衝突する事故がありました。


運転士によると、衝突した動物は子グマとみられ、衝撃によりその場で死んだ可能性があるということです。乗客およそ80人にけがはありませんでした。


環境省によれば、今年度のツキノワグマの出没件数は9月までの時点で2万792件。過去最も多かった年(23年度)の同じ時期を大きく上回るペースとなっています。


こうした中、小泉防衛大臣は5日にも秋田県内に自衛隊を派遣すると発表しました。


現地での活動は、罠の設置や運搬、捕獲・駆除したクマの輸送補助など後方支援にとどまる見通しです。


その秋田県では、新聞配達中の77歳の男性が住宅奥のやぶから出てきたクマ1頭に襲われました。男性は顔と右手を負傷したということです。


男性を襲ったクマはその場を立ち去っていて、行方はわかっていません。


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情報提供元:TBS NEWS DIG Powered by JNN

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