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断水リスクに備えお風呂がお湯確保?!避難を指示する“しゃべる空気清浄機”も 最新家電でフェーズフリー防災【SDGsプロジェクト 地球を笑顔にするWEEK】

国内
2025-11-16 18:47

地球を笑顔にするウィーク、シリーズSDGsです。普段使っているモノやサービスを災害時にも役立てようという「フェーズフリー」の考え方。最新家電を使ってフェーズフリーを実現しようという取り組みが進んでいます。


先月、東京の伊豆諸島を襲った台風22号と23号。


「(Q.いま一番困っていることは)水。水だけ。1回だけ出た時があったから、泥水だったが風呂いっぱいに溜めて」


八丈島の一部では断水が1か月以上続きました。


こうした災害に、「最新家電」で備えようとする取り組みが進んでいます。


記者
「こちらのお風呂、大雨などの警報が出るとアプリがお湯張りを促してくれるんです」


この風呂は、普段からスマートフォンなどのアプリで浴槽に湯を張る操作をできるということですが、アプリに郵便番号を入力しておけば、警報が発表され断水や停電のリスクが高まると、事前に湯を張るよう促すプッシュ通知が届きます。


リンナイ イノベーションセンター 藤井康平さん
「事前に溜めておいたお湯を生活用水として、例えばトイレであったり、手洗いであったり、もし万が一の場合が起こってもお湯を使うことができる」


さらに、給湯器のタンクを自動的に湯で満たしておく機能も備わっていて、停電時には給湯器から直接湯を取り出すことができ、浴槽と合わせると、最大で360リットルほどを確保できるといいます。


リンナイ イノベーションセンター 藤井康平さん
「(Q.数日の生活用水には困らなくなる?)そうですね。(風呂・給湯器は)基本的に一家に1台、生活必需品として設置されている。生活に必要なものに+α新しい機能を設けることで、フェーズフリーを達成できた機能と認識しております」


「日常」と「非常時」を区別せず、普段使っているモノをそのまま災害時にも役立てる、「フェーズフリー」の考え方。どの家庭でも使われている「家電」を防災に活用できれば、“最強のフェーズフリー”だとして注目を集めています。


こちらの空気清浄機は。


デモ音声
「この地域に避難指示が発令されました。安全な場所への避難を始めてください」


流れてきたのは“自治体からの避難の呼びかけ”。


シャープ Smart Life事業統轄部 関川貴大さん
「大雨の時は外のスピーカー(防災無線)が聞こえないこともある。家の中の家電を使うことで、大雨の時もスマホを持たないお子様がいる場合も確実に情報を届けられる」


もともと、このメーカーは家電が「しゃべる」機能を充実させていましたが…


冷蔵庫
「サツマイモは本日使い切る予定になっていますよ!」


これを防災にも応用。防災無線などと同じように、自治体が住民への呼びかけを録音すれば、インターネット回線を通じて家電から家の中に流せるようになることを目指しています。


シャープ Smart Life事業統轄部 関川貴大さん
「いざ防災のためだけに何か使うとなると、コンセントを入れてなかったり、バッテリーが切れていたり、調理家電・エアコン等、普段から使っているものだからこそ、いざという時でも使えるそういった形でのフェーズフリー」


身の回りの「家電」が命を守ってくれる時代が近づいています。


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