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“エッグショック”が常態化!?たまご1パック308円 価格はいつ落ち着く【ひるおび】

国内
2025-12-17 17:00

1パック308円 過去最高値に

農林水産省が発表した、たまごの全国小売り平均価格は、12月8日~10日時点で10個入り1パックが308円となりました。
2003年の調査開始以降、過去最高値となり、エッグショックがあった2023年7月の306円を上回っています。


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コメンテーター 杉浦太陽:
家族が1人2個食べたら14個要るので1パック超えちゃいます。値段上がってるなって感じますけど、やっぱり食べ盛りで必需品なので、そこはもう買うしかないですよね。


たまご最高値のワケ

たまご高騰の理由について農水省は、去年の秋から今年初めにかけて発生が相次いだ鳥インフルエンザでたまごの供給量が回復途上にある中、クリスマスケーキやおでんなど、冬の需要が増えていることが要因としています。


鳥インフルエンザが発生した際、復旧するまでに時間がかかります。
消毒作業で約半年、ひよこを育て卵を産むニワトリになるまで約4か月かかるので、再出荷まで約1年かかるとされています。


〈鳥インフルエンザによる殺処分〉
・新潟県胎内市 11月4日 約63万羽
・新潟県胎内市 11月9日 約28万羽
・北海道白老町 10月22日 約45.9万羽
・北海道恵庭市 11月2日 約23.6万羽
・宮﨑県日向市 11月22日 約4.8万羽
・鳥取県米子市 12月2日 約7.5万羽
・兵庫県姫路市 12月16日 約24万羽
今シーズンは7事例発生し、約197万羽が殺処分されています。


弁護士 八代英輝:
養鶏業者の皆さんは本当につらいでしょうね。大事に育てた鶏をね…
また新しいひなを仕入れて出荷できるまでに半年ですもんね。


恵俊彰:
エッグショックって表現がありましたけど、もう常態化している感じですよね。


専門店では・・・

東京都中央区の老舗の鳥専門店『鳥近』に取材すると、「朝取り玉子Lサイズ」1パックの販売価格は320円、赤玉子が360円でした。(12月17日時点)


お店の名物「玉子焼」は1本980円。
去年は900円で販売していましたが、たまごの高騰により値上げに踏み切ったといいます。


「鳥近」代表 木越裕子さん:
今年に入ってからもたまごの仕入れ値がどんどん上がっていて、すごく悩んだんですけど、6月に1回50円上げて950円で販売していて。
そのまま落ち着いてくれればと思ったんですが、またさらに上がっているので、今月からやむを得ず30円値上げして980円にさせてもらいました。


ーーお客さんの反応はいかがですか?


「鳥近」代表 木越裕子さん:
値上がりしているのがわかってるせいか、「仕方ないわよね」っておっしゃってくださるお客様も多いですね。早く(高騰が)落ち着いてもらいたいと思うんですけど。


お店で玉子焼きを調理されている方に、自宅でできる「たまご節約の工夫」を教えてもらいました。
◆卵焼きはお出汁を少し多めに入れる。油を多めにひくことで、仕上がりがよりふっくらします。
◆オムレツは、牛乳や生クリームを多めに入れる。
◆ニラ玉を作るときは、ニラと卵を別々に炒めることで、たまごがふっくらしてボリュームアップ!


たまご高騰はいつまで

東京農業大学元教授の信岡誠治氏によるとー
世界各地で鳥インフルエンザが発生しているので、収束する春ごろまではたまごが高い状態が続くのではないかということです。


こうしたなか、政府は長期保存が可能な「冷凍液卵」の利用拡大に乗り出します。
「冷凍卵液」の整備にかかる費用を支援する方針で、16日に成立した2025年度の補正予算案に盛り込まれています。


(ひるおび 2025年12月17日放送より)


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情報提供元:TBS NEWS DIG Powered by JNN

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