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中道は結党大会『自分ファースト』対『生活者ファースト』 野党公約発表ラッシュの一方で…ネットに広がる“偽情報”各党はどう対応する?【news23】

国内
2026-01-23 11:41

せまる衆議院の解散。野党各党が公約を発表するなど選挙に向けた動きが加速しています。ただ、ネット上には生成AIでつくられたとみられる偽情報などが相次いで投稿されていて、各党は対応に追われています。


【写真を見る】野党各党の掲げる公約は


「中道」は結党大会 加速する選挙への動き

総理官邸で面会した、東京都の小池知事と高市総理。少子化対策などについて意見を交わしたその場で、衆院選も話題に上ったそうです。


小池百合子 都知事
「この選挙については、それぞれ大変寒い中で、ご苦労だと思いますので励ましておきました」


このあと、高市総理は自民党本部へ。鈴木幹事長ら執行部と協議し、2次公認候補13人を決定しました。


野党側にも大きな動きがありました。立憲民主党と公明党の議員が一堂に会した、新党「中道改革連合」の結党大会。


中道改革連合 野田佳彦 共同代表
「(高市総理の)『自分ファースト』対、私どもの掲げる『生活者ファースト』の競い合いだと思います」


中道改革連合 斉藤鉄夫 共同代表
「国民生活を守り、そして平和を守っていくには、穏健な中道の塊を大きくするしかない」


新党には立憲と公明の衆院議員ら約170人が参加。現時点で小選挙区で199人、比例単独の候補とあわせて227人を擁立する方針です。また、2026年の秋から恒久的に食料品にかかる消費税をゼロにすることなどを掲げた公約も発表しました。


こうした新党の動きを、与党側は牽制します。


日本維新の会 藤田文武 共同代表
刹那的な選挙の受け皿みたいな、そういうふうにならないようにしていただきたい」


野党各党も公約を相次いで発表

一方、22日は中道のほか、野党各党も相次いで公約を発表。第3極を狙う国民民主党は…


国民民主党 玉木雄一郎 代表
「政策実現野党としての実績を持って、来る選挙に臨んでいきたい。多くの現役世代に重くのしかかる社会保険料負担を軽減していきたい」


また、れいわ新選組は…


れいわ新選組 大石晃子 共同代表
消費税はさっさと廃止で景気を上げる」


物価高対策として消費税の廃止や、一律10万円の現金給付などを打ち出しました。


社民党も公約で「消費税率ゼロ」を目指すなどとしました。チームみらいは、子どもの数に応じて親の所得税率を下げる「子育て減税」を盛り込みました。


その選挙を前にして今、インターネット上に相次いで投稿されているのが、生成AIでつくられたとみられる偽情報です。


22日、木原官房長官は注意を促しました。


木原稔 官房長官
「インターネット上の情報にはさまざまなものがあることに十分留意し、発信源を確認したり、複数の情報を比較したりすることで、情報の真意をよく確認していただくことが重要である」


ネット上の“偽情報” AIで巧妙化

藤森祥平キャスター:
今回の選挙戦は短期決戦なので、政党もSNS戦略に力を入れるでしょうし、有権者もSNSの情報をキャッチすることが多くなるような気もします。


東京大学准教授 斎藤幸平さん:
私はもちろんオールドメディアのテレビや新聞を重視しています。「YouTube」は党首討論や意見交換などを、ロングで見ることができるのはいいと思いますが、やはりテレビや新聞はファクトチェックをすごくしているので、そこはベースとしては使えると未だに思っています。


藤森キャスター:
偽の情報にどのように対応していけばよいのでしょうか。実際にこのような事例が出回っています。


政治家本人が投稿した、雪の中での街頭演説の画像。これをだれかが生成AIで薄着の格好に加工し「寒いのに元気だな」と投稿。また、党幹部が記念撮影を行っているときの動画が生成AIで加工され、幹部が取っ組み合いをしている動画が作られました。


一見して偽情報だとわかるものもありますが、ものによっては判断がつかなかったり、本来とは違うメッセージで伝わったりする可能性も考えられます。


斎藤幸平さん:
今は技術的に見破ることができても、ここ数年の進歩を考えれば、あと数年したら見破ることができないとなりかねないですよね。


藤森キャスター:
AIで生成された偽情報に対しては、AIで対抗するというツールもあります。


XのAI「Grok」に、「この画像は真偽は?」と質問すると、「AI生成の偽物です」という回答が返ってくるといいます。ただ、この回答も本当に正しいのか判断しかねます。


桜美林大学の平和博教授によると、「補助的なツールとして利用してほしい。間違ったことを正しいかのように回答してくるのもAIの特徴」だといいます。


斎藤幸平さん:
歴史学者のユヴァル・ノア・ハラリ氏が強調しているように、AIが発展すれば、人間の見破れないところまで来てしまい、民主主義そのものが危うくなる。プラットフォーマーたちが私たちの情報も完全に操れるところまでいってしまうと、なかなか明るい未来を思い描くのは難しくなる気がします。


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<プロフィール>
斎藤幸平さん
東京大学准教授 専門は経済・社会思想
著書「人新世の『資本論』」


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