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「安定的な皇位の継承」各党が議論 1年ぶり全体会議、王位継承権 海外での事例は?【Nスタ解説】

国内
2026-04-15 19:40

「安定的な皇位継承」のあり方をめぐって、きょう(15日)午後、与野党各党が1年ぶりに全体会議をおこなっています。一致点は見出せるのでしょうか?


【写真で見る】未婚の男子は悠仁さまただ1人「現在の皇族家系図」


「安定的な皇位継承」議論されている“2つの案”とは?

井上貴博キャスター:
今まさに行われている「安定的な皇位継承」についての、与野党各党による全体会議は約1年ぶりの開催です。
この議論の前提をおさらいします。

まずは皇室の現状と課題です。
女性は結婚したら皇室を離れるという中で、未婚の男子は現在、悠仁さまただ1人。

持続可能な皇室にしていくためにはどうすればいいのでしょうか。


TBS報道局 社会部 岩永優樹 記者:
現在、「2つの案」が議論されています。

(1)女性皇族 結婚後も身分を保持
⇒いまのルールでは、女性皇族は結婚すると必ず皇室を離れて一般国民になりますが、そうではなく、結婚してもそのまま残ることができるようにするという案。

しかし、野党第一党の中道改革連合は、この案自体には大きくは賛成していますが、「結婚した夫は皇族なのか?子どもは?」など、意見がまとまっていない現状です。

(2)旧宮家の男系男子を養子に
⇒「旧宮家」と呼ばれる終戦直後に皇室を離れた11の家があります。その天皇の血を引いている人たちのうちの、父方から天皇の血を引く男性を養子として皇室に迎えるという案です。

井上キャスター:
自民党は、この2つの案を並列で検討しようというスタンスでした。


そうした中、12日の自民党党大会で、高市総理は「(皇族の養子縁組を可能として)皇統に属する男系男子を皇族とする案を第一優先として、国会における議論を主導する」と明言しています。


61%が女性天皇に賛成の調査結果 しかし「一枚岩ではない」

井上キャスター:
もう1つ重要になるのが「皇族の数自体をどう確保するか」だけではなく、「将来的に誰が天皇になるのか」という問題です。

女性天皇についてJNNが行った世論調査の数字が出ました。


【女性が天皇になることについて…】
▼賛成61%
▼反対8%
▼どちらとも言えない30%
※JNN世論調査(4月4日・5日/有効回答1026人)


岩永優樹 記者:
「賛成」が「反対」の8倍近くあることから、国民の半数以上が女性天皇に賛成しています。

一方、この世論調査は、個別の皇族を指すわけではありません。

例えば、賛成派の中には「悠仁さままでは決まりで、それ以降の女性について一般論で賛成」という考えの人もいると思います。賛成の中にも様々な考えがあるので、一枚岩ではないと思います。


実業家・インフルエンサー 岸谷蘭丸さん:
皇族は日本の歴史や国の伝統を語る上で欠かせないもの。歴史の教科書に出てくるような家系が未だに続いていることは衝撃的です。

伝統を守ることはすごく重要だし、血筋がしっかりと続いていけるような判断をするのは、個人的には大事だろうなと思っています。

出水麻衣キャスター:
皇族の皆様は被災地の支援などを積極的にやられていて、多くの方々がお会いすることで励まされたりというような役割も担っていただいています。永続的にいていただくための議論はしっかりした方がいいと思います。


海外ではどうなっている?イギリス、オランダ、ベルギーでは

井上キャスター:
海外ではどうなのでしょうか。


岩永優樹 記者:
世界では、“男性優先”を撤廃した国もあります。

▼イギリス:2013年に改正
もともと女性が王になれるイギリスでも、王になれる順位については長らく「男子が優先」でした。例えば、姉と弟がいたら、弟が逆転して優先順位が上にきていました。

しかし、ここ十数年で男女同権の意識が高まっていく中で、「順位は"男女問わず"上の子優先」、姉と弟がいたら姉優先に変わりました。

現在、継承順位3位のシャーロット王女は、弟ルイ王子が生まれてからも、順位をキープしたままです。

そして、より鮮明なのが、6月に両陛下が訪問されるオランダとベルギーです。

▼オランダ:1983年に改正
次の王として、愛子さまと同年代の女性であるアマリア王女(22)が控えています。

▼ベルギー:1991年に改正
日本と同じく「初代国王の男系男子の子孫のみが国王になれる」というルールが代々続いていました。

そんな中で90年代に入って、男女同権意識などから変更。女性も国王になれるようになりました。

現在、継承順位1位のエリザベート王女は愛子さまと同い年(24)ですが、即位すればベルギー史上初めての「女王」になるということです。


出水キャスター:
こういった改正の際は、国民的な議論はどういったプロセスをたどっていったのですか。

岩永優樹 記者:
例えば、ベルギーでは憲法を改正しています。まず国民の民意があり、その後、複数のプロセスを経て、議会の3分の2の承認を得るという、より重いプロセスを経て変わっています。


井上キャスター:
「男系男子であるべき」という意見もあるでしょうし、「女性天皇を認めてもいいのではないか」「女系天皇も認めていいのではないか」など、様々な意見があると思います。

ここの議論に対して、政治家にも逃げていただきたくないというところです。

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<プロフィール>
岩永優樹
報道局社会部 宮内庁キャップ
趣味は散歩

岸谷蘭丸さん
イタリア ボッコーニ大学在学 24歳
岸谷五朗と岸谷 香の長男
海外大受験塾「MMBH」設立
教育・多様性などを発信


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情報提供元:TBS NEWS DIG Powered by JNN

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