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男児遺体発見で「自宅を家宅捜索」親族からも話聞く、学校は短縮授業に 児童への影響は【Nスタ解説】

国内
2026-04-15 22:28

行方不明となり、その後、遺体で発見された京都府南丹市の安達結希さん。15日朝に事態が急転し、警察が死体遺棄の疑いで、安達さんの自宅に家宅捜索に入りました。


【写真で見る】ポイントは「車」 今後の捜査はどうなる?


自宅を家宅捜索 「令状」が発付されるまでの流れは

井上貴博キャスター:
情報が少なく分からないことが多いとき、どうしても説明がつかない空白の部分を埋めようとしてしまいます。その過程で憶測が広がりやすいということを意識しながら伝えていきます。

以下はこれまでの経緯です。


▼3月29日 通学用かばんが見つかる
▼4月12日 履いていたとみられる靴が見つかる
▼4月13日 安達さんの遺体発見
▼4月15日 死体遺棄容疑で安達さんの自宅を家宅捜索(親族から話を聞き不明の経緯調べる)

それぞれの地点は大体4〜5km離れた位置にあります。

15日には「親族から話を聞き不明の経緯を調べる」形での家宅捜索が始まりました。現在は容疑者がわからない段階で家宅捜索をしていますが、一般論としてどのような捜査の過程が考えられるのでしょうか。


TBS報道局 社会部 秋本壯樹 記者:
その場所に証拠の可能性がある場合、家宅捜索に入ります。令状とよばれる「捜索差押許可状」を警察が裁判所に申請し、それに許可が出た場合のみ入れるということです。警察も勝手には入れないので、裁判所も認めている状況ではあります。

ただ、家宅捜索に入ったからといって、その場所に出入りしている人や住んでいる人が犯罪に関与していると認定したわけではないので、その点は注意しておかないといけないと思います。


元捜査一課長「今後の捜査のポイントは『車』」

井上キャスター:
元神奈川県警捜査一課長の鳴海達之氏は今後の捜査について、「▼親族、▼近隣住民、▼同級生や保護者にトラブルの有無の聞き取りを一つ一つやっていくのではないか」と話しています。

そして、「車」がポイントで、遺体・靴・かばんの発見場所周辺で不審車両の情報収集を行うだろうということです。


また、「遺体と靴の発見現場がはなれていて自分で移動したとは考えにくい。第三者によって遺棄された可能性があると警察が判断したのではないか」と話しています。

以下は現時点での司法解剖の結果についてです。


▼遺体の身元:安達結希さんと判明
▼死亡した時期:3月下旬(21日~31日)
▼状態:刺し傷など目立った外傷なし
▼死因:不詳

警察は「現時点では死因の特定に至らず、数か月先になる可能性もある」と示しています。


元徳島県警 科捜研の藤田義彦氏によると、細胞や血液の一部から▼出血はあったか、▼酸欠状態はあったか、▼薬毒物の反応はあるかなどが見えてくるということで、死亡時の体の異変を調べるということです。

着衣などからは、▼毛髪、▼汗、▼繊維(糸くず)など、第三者が無意識に残した微物からDNAなどを調べることができるそうです。日本ではそのような技術が確立されているということです。


学校は短縮授業に…児童への影響と、あるべきケアは?

井上キャスター:
では、地域・行政で子どもたちをどのように守っていけばいいのでしょうか。

学校は次のように対応しています。(京都・南丹市教育委員会によると)


▼13日 遺体発見
▼14日 臨時休校
▼15日~17日 給食までの短縮授業

児童の動揺・不安が高まっている中で、通常授業は困難と学校側が判断したということです。


実業家・インフルエンサー 岸谷蘭丸さん:
私がアメリカにいたときには、地域全体で何かがあったときにすぐに通知がくる「アンバーアラート」と呼ばれる仕組みはよく見ていたと思います。

例えば自然災害のストームがあったり、銃の事件があったりすると、緊急地震速報のように一気に全員の携帯に通知が来るんです。道路標識やテレビにも出て、全員に通知が行くので近隣住民は注意したり、最悪の場合は避難することがあります。

各国共通だと思いますが、子どもは社会において圧倒的に守られるべきで、絶対的な安全が確保されるべき存在だと思います。日本も技術が発展してきている中で「アンバーアラート」のようなものは取り入れてもいいのかなと思いました。


井上キャスター:
元スクールカウンセラーで臨床心理士の吉田美智子氏によると、4月は新学期に慣れるためストレスが高まる時期だということです。これは我々社会人もそうで、生活が変わることへのストレスは少なからず感じます。子どもは特にです。

親の動揺を子どもに見せないようにしている人も多いと思いますが、子どもはよく見ているので、どうしても伝わってしまいます。子ども同士で噂話をして、不安・恐怖が増大していくことがあるようです。

注意したいサインとしては、▼腹痛、▼倦怠感、▼不眠、▼無理に明るく振る舞う、▼イライラなどで、災害が起きた直後にも同じようなことがいわれます。


映像は自分が思っている以上に強いので、情報を取りに行くときと情報から離れるときを意識的につくって、無意識を潰していくことは大切なのかなという気がします。


出水麻衣キャスター:
知らないうちに不安などが蓄積していくと、体に変調をきたすことがあると思います。

学校の先生がスクールカウンセラーに話しに行ってもいいと思うんです。担任の先生にとってもこのような事態は今まで経験したことがないと思うので、先生も親御さんも周りに相談できる方がいるなら、心の内を少し外に出してみる工夫をしてほしいです。

井上キャスター:
話したい子どももいるでしょうし、話したくない子どももいると思います。一人ひとりにどう向き合うかが大切ですね。

実業家・インフルエンサー 岸谷蘭丸さん:
話せる人がいて、不安を話すだけでもすごく気持ちが和らぐと思いますし、コミュニティとしての助け合いのようなものはカウンセラーから生まれるとも思うので、一人ひとりのケアが大切になると思います。

また、学校に責任が集まらないといいなと思っています。先生方は、いろいろな責任を今でさえ背負っていると思う。私自身も教育に関わる中で先生という職業は責任が重いなと思っていて、そこに責任が集中しすぎないケアも同時にあるといいなと思います。


井上キャスター:
先生である前に、皆さん1人の人間ですものね。

臨床心理士の吉田氏は「大丈夫だよ」と声をかけ安心・安全を感じさせること、子どもと一緒にいる時間を増やすことが大切だとも話していました。

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<プロフィール>
秋本壯樹
TBS報道局社会部 警察庁担当
殺人などの凶悪事件を取材してきた

岸谷蘭丸さん
イタリア・ボッコーニ大学在学 24歳
岸谷五朗と岸谷香の長男
海外大受験塾「MMBH」設立 教育・多様性などを発信


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