
モバイルバッテリーによる発火事例が相次いでいることから、国土交通省は日本国内を発着する航空便に対し、4月24日からモバイルバッテリーの使用を禁止すると発表しました。
新ルールで何が変わる?守らないとどうなるの?
航空・旅行アナリストの鳥海高太朗氏に聞きます。
【写真を見る】航空機内「モバイルバッテリー」使用禁止に 新ルールで何が変わる?違反したら罰則は【ひるおび】
「新ルール」何が変わるの?
≪これまでのルール(2025年7月~)≫
▼預け入れ手荷物に入れることは禁止
▼ワット時定格量160Whまで
▼ショートしないように個々に保護
▼座席上の収納棚には収納しない
≪4月24日からの新しいルール≫※既存のルールに追加
▼機内に持ち込むモバイルバッテリーは2個まで(160Whまでに限る)
▼機内でモバイルバッテリーの充電をしない
▼機内でモバイルバッテリーから他の電子機器への充電をしない
新ルールの対象となるのは
対象となるモバイルバッテリーは、他の電子機器を充電する目的のものです。
差し込むタイプだけでなく、マグネット式タイプも含みます。
恵俊彰:
じゃあマグネットでくっつけた状態はもうアウトになるんだ。
航空・旅行アナリスト 鳥海高太朗氏:
マグネットでくっつけるタイプの充電器ですよね。何気なくスマートフォンの後ろのマグセーフにタッチするんですけど、それでくっつけて充電するのもNGです。
リチウムイオン電池が使われているほかの電化製品を使用することについて、例えばデジタルカメラ・携帯ゲーム機・ハンディファン自体の使用は問題ありません。
航空・旅行アナリスト 鳥海高太朗氏:
こうした電化製品は(持ち込み制限の)2個に含まれないということです。
モバイルバッテリーは2個までしかダメだけど、デジカメやパソコンの中のバッテリーは2個という制限数には含みませんという意味が1番大きいですね。
新ルール導入の理由について鳥海氏は、「世界中で発火の事例が多発しているため国際基準が設けられ、日本の航空会社も導入した」と話しています。
航空・旅行アナリスト 鳥海高太朗氏:
国際線のANA、JALとか大手の会社はだいたいコンセントやUSBのポートがついていることが多いです。コンセントがあれば普通に充電器で充電することは認められています。
ただLCCであったり、国内線では付いていないこともありますので、そういった時に充電する方法がなくなってしまうという懸念があります。
私も取材を進める中で国土交通省の方に確認をしたんですが、ノートパソコンとかタブレットを持って飛行機に乗る方もいらっしゃいますよね。
実はそのパソコンからケーブルをスマートフォンにつないでの充電は、今回の規制の対象外ということです。電子機器同士でつないで充電することは今回の規制の対象外です。
恵俊彰:
iPadとiPhoneを繋いでる分には別にいいんだ。
航空・旅行アナリスト 鳥海高太朗氏:
MacBookであったりWindowsのパソコンで、ケーブルでスマートフォンにつなげて充電することは可能で、あくまでもモバイルバッテリーが対象だということです。
恵俊彰:
でも本当は飛行機に乗る前にしっかり充電して乗るのが一番ってことですね。
「新ルール」守らないとどうなる?
航空機の中でのモバイルバッテリーの使用禁止。
守らなかった場合どうなるのか、鳥海氏に聞きました。
◆航空会社のスタッフから注意を受けた場合
➡その時点で改善されれば問題ない
◆注意に従わなかった場合
➡警告書が出される
さらに警告も無視した場合、警察に通報され、2年以下の拘禁刑・100万円以下の罰金の可能性があるということです。
航空・旅行アナリスト 鳥海高太朗氏:
個数に関しては、保安検査場を通る時に確認をするのではないかというのが取材では出てきていて、個数が制限を超えていた時には「その分を破棄してください」などということが起こります。
乗る前は個数の問題があるし、乗ってからはまず座席上の棚に上げちゃいけない、使ってはいけない。
韓国などは事故があったのですごく厳しくて、韓国の航空会社に乗る時は保存袋みたいな袋に入れてとか、そこまで徹底している国もあります。
(ひるおび 2026年4月23日放送より)
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<プロフィール>
鳥海高太朗氏
航空・旅行アナリスト 国内外の旅行事情に精通
帝京大学非常勤講師 近著に『コロナ後のエアライン』
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