今年の「はしか」の感染者数が400人を超えました。過去10年で最も感染者が多かった2019年に迫るペースとなっています。
【26~53歳は特に注意】はしかの症状とは?ワクチン接種歴の確認を【画像で見る】
去年の約4.5倍ペースで拡大する「はしか」 4月中旬~6月下旬に感染のピークか
都内の「いとう王子神谷内科外科クリニック」で受診していたのは48歳の男性。38℃台の熱の他に…
いとう王子神谷内科外科クリニック 伊藤博道 院長
「赤い発疹が出てて手も出てるけれど、痛みはありますか?」
48歳 男性
「関節の痛みが」
医師が疑ったのは「はしか」です。
いとう王子神谷内科外科クリニック 伊藤博道 院長
「はしかの採血の検査を出しているが、プラスでPCR検査をさせていただければ」
男性は、結果が出るまで自宅待機となりました。
はしかは主に空気感染で広まり、感染すると10日ほどで発熱や発疹の症状が出ます。免疫不全のある人や乳幼児、妊婦は重症化しやすく、流産や早産を起こす可能性もあり、特に注意が必要です。
そして、この「はしか」は感染者数が拡大しています。
全国の医療機関から報告された4月26日までの2026年の感染者数は436人。2025年の同じ時期と比べると約4.5倍で、過去10年で最も感染者数が多かった2019年の744人に迫るペースとなっています。
背景にあるのは、海外から持ち込まれるケースやワクチン接種率の低下だといいます。
いとう王子神谷内科外科クリニック 伊藤博道 院長
「コロナ禍のときに、はしかのワクチンの接種率が下がったというのがあります。その頃(はしかの)ワクチンを打てなかった子どもが小学校の高学年~中学入学くらいになっています。こういった世代を中心にはしかが増えている」
また、日本感染症予報協会によりますと、感染のピークは4月中旬~6月下旬と推定され、予測では2026年1年間の感染者数が推定で844人。最悪の場合、1656人に達する可能性も排除できないということです。
こうした状況に自治体も注意喚起を促しています。
「わずか数十秒」同じ電車でもリスクに…感染力はインフルの10倍
8日までに36人の感染者が確認された埼玉県では、不特定多数の人と接触した可能性が否定できないため移動経路を公開。
感染していたのは20代の男性です。4月26日午後8時ごろ、JR埼京線と上野東京ラインで北赤羽駅から新橋駅に移動。そして、午後10時になると、JR京浜東北線で有楽町駅から蕨駅に移動していました。
感染力はインフルエンザの10倍、ウイルスの生存期間は2時間以下と言われますが、電車の中ではどうなのでしょう?
いとう王子神谷内科外科クリニック 伊藤博道 院長
「一つの車両の中の端と端にいて、それがわずかな時間でも感染しうると言われています。この数分、もしくは数十秒、一緒の電車に乗っていただけでも感染するリスクはある」
厚労省はワクチン2回接種を呼びかけ 確認方法は
また、約10日間の潜伏期間を経て発症しますが、発症日の1日前、つまり、自覚症状がない状態でも感染力があるといいます。
はしかには特効薬がなく、予防策として推奨されているのが「ワクチン接種」。ただ、定期接種回数は年齢によって異なります。
2000年4月2日以降に生まれた人は2回ワクチンを接種していますが、2000年4月1日以前に生まれた人は、1回または0回となっています。
自身の接種回数がわからない人は、母子手帳、または抗体検査を受け、確認する方法があります。
厚生労働省は、ウイルスに対する免疫を確保するために、ワクチンを2回接種することを呼びかけています。
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