
警察庁の楠芳伸長官が、全国会議で栃木県で不審車両などの情報が寄せられ警察が警戒する中、強盗殺人事件が起きたことに触れたうえで、「ちゅうちょない職務質問と強盗・侵入窃盗の実行前に先制的な被疑者の確保を」と訓示しました。
警察庁 楠芳伸 長官
「警戒活動中に住宅地を周回するなど不審な動きをする車両や人物を発見した場合には、ちゅうちょなく職務質問を実施するとともに、刑事部門等と緊密に連携し、強盗・侵入窃盗の実行前に先制的な被疑者の確保を図っていただきたい」
警察庁の楠芳伸長官はきょう(18日)午後、東京・千代田区で開かれた全国の警察の生活安全部長と地域部長らを集めた会議で、栃木県上三川町で不審車両などの情報が寄せられ、警察が警戒する中で女性が殺害される強盗殺人事件が起きたことに触れたうえで、このように述べました。
警察庁はおととい(16日)、同じような事件を未然に防ぐため、犯行計画などを把握した場合の警戒態勢や全国の都道府県警察との広域的な情報共有について全国の警察に通達を出しています。
楠長官は不自然な徘徊など、現場の下見と思われる情報を把握した際には、速やかに本部長へ報告し関係する部門で共有したうえで、住人の安全確保と犯罪の未然防止を徹底するよう求めました。
また、楠長官はトクリュウ=匿名・流動型犯罪グループなどの組織的な犯罪への対応として、▼過去最悪の水準となっている特殊詐欺対策における警察庁推奨アプリの推進、▼自動車窃盗に関連する悪質ヤードの取締り、▼少年がグループに利用されないための啓発活動、▼悪質ホストクラブ問題の中核人物の摘発などを徹底するよう指示しました。
さらに、東京・豊島区の商業施設で起きたストーカー殺人事件など、人身安全関連情勢が厳しいことを踏まえ、「被害者等の安全の確保を最優先とした対処を確実に実施する必要がある」と強調し、警察が一体となって事件を管理する体制になっているかなどの再確認を求めました。
このほか、▼将来を見据えた「警察組織の構造改革」として交番や駐在所のあり方などの見直しやAIを活用した業務効率化の推進、▼農作物の窃盗などの地域固有の治安課題への対策、▼冬眠明けに伴う、市街地に出没するクマへの対応などについて指示しました。
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